Smart Clientのプロファイル(クライアントノード)

使用可能な機能は、使用しているシステムによって異なります。すべての機能に関するリストをご確認ください。リストは、Milestoneウェブサイト(https://www.milestonesys.com/products/software/xprotect-comparison/)の製品概要ページにあります。

次のタブで、各Smart Clientプロファイルのプロパティを指定できます。Management Clientのユーザーが変更できないように、必要に応じて、XProtect Smart Clientで設定をロックできます。

Smart Client プロファイルを作成または編集するには、クライアントを展開し、Smart Client プロファイルを選択します。

情報タブ(Smart Clientプロファイル)

このタブからは、以下のプロパティを指定できます:

タブ

説明

情報

名前と説明、既存のプロファイルの優先度、プロファイルを使用する役割の概要。

ユーザーがそれぞれにSmart Clientプロファイルが割り当てられた複数の役割に属している場合、Smart Clientプロファイルの取得が最優先されます。

全般タブ(Smart Clientプロファイル)

このタブからは、以下のプロパティを指定できます:

タブ

説明

一般

メニュー設定の表示/非表示、および最小化と最大化、ログイン/ログアウト、起動、タイムアウト、情報、メッセージオプション、XProtect Smart Clientの特定のタブの有効化/無効化などの設定。

カメラエラーメッセージサーバーエラーメッセージおよびライブビデオエラーメッセージの設定では、これらのエラーメッセージをオーバーレイで表示するか、オーバーレイ付きの黒い画像で表示するか、または非表示にするかを設定することができます。

カメラのライブビデオが停止しているときは、ライブビデオの停止メッセージXProtect Smart Clientに表示されます。たとえば、接続されているにもかかわらず、カメラが画像を送信しなくなった場合などです。

カメラのエラー メッセージを非表示にすると、カメラへの接続が失われたことをオペレータが見落としてしまうリスクが生じます。

検索中カメラを許可設定を使用すると、XProtect Smart Clientでオペレータが検索に追加できるカメラの数を制御できます。カメラの上限を設定すると、システムの過負荷防止に役立ちます。

オンラインヘルプ設定を使用すると、XProtect Smart Client のヘルプシステムが無効になります。

ビデオチュートリアル設定を使用すると、XProtect Smart Clientビデオチュートリアルボタンが無効になります。このボタンを押すとビデオチュートリアルページに移動します。 https://www.milestonesys.com/support/help-yourself/video-tutorials/

詳細タブ(Smart Clientプロファイル)

このタブからは、以下のプロパティを指定できます:

タブ

説明

上級

最大デコードスレッド、インターレースの解除、および時間帯の設定などの詳細設定。

最大デコードスレッドは、ビデオストリームのデコードで使用されるデコードスレッドの数を制御します。これによって、ライブおよび再生モードで、マルチコアコンピュータのパフォーマンスを改善できます。実際のパフォーマンスの改善は、ビデオストリームによって異なります。この設定は、H.264/H.265のような高度にコード化された高解像度ビデオストリームを使用している場合に主に適用されます。この場合、大幅なパフォーマンスの改善が見られる可能性があります。たとえば、JPEGまたはMPEG-4などを使用している場合は効果が低くなります。

インターレースの解除により、ビデオはノンインターレース形式に変換されます。インターレースは、画面で画像をどのように更新するかを決定します。まず画像の奇数ラインをスキャンして画像を更新し、次に偶数のラインをスキャンしていきます。スキャン時に処理する情報が少なくなるため、より高速のリフレッシュレートが可能になります。ただし、インターレースによってちらつきが発生したり、画像のラインの半分だけが変化する場合があります。

アダプティブストリーミングを使用すれば、表示アイテムによって要求された解像度に最も近い解像度がXProtect Smart Clientによって自動的に選択されます。これによってCPUとGPUの負荷が軽減するため、結果としてコンピュータのデコード能力とパフォーマンスが上がります。このためには、解像度の異なるライブビデオストリームでマルチストリーミングを設定する必要があります。マルチストリーミングの管理をご参照ください。アダプティブストリーミングでは、ライブおよび再生モードの両方を摘要できます。再生モードでは、アダプティブストリーミングはアダプティブ再生と呼ばれます。アダプティブ再生は2つのストリームをレコーディングに設定することを要求します。ライブモードでのアダプティブストリーミングおよびアダプティブ再生用のストリームを追加する方法の詳細は ストリームを追加 をご参照ください。

ライブタブ(Smart Clientプロファイル)

このタブからは、以下のプロパティを指定できます:

タブ

説明

ライブ

ライブモード/その他のライブ機能、カメラ再生、カメラオーバーレイボタン、バウンディングボックス、ライブ関連のMIPプラグインの可用性。

再生タブ(Smart Clientプロファイル)

このタブからは、以下のプロパティを指定できます:

タブ

説明

再生

再生モード/その他の再生機能、印刷レポートのレイアウト、個別再生、ブックマーク、バウンディングボックス、再生関連のMIPプラグインの可用性。

セットアップタブ(Smart Clientプロファイル)

このタブからは、以下のプロパティを指定できます:

タブ

説明

設定

一般設定/ペイン/ボタン、設定関連のMIPプラグイン、マップの編集権限とライブビデオバッファの編集権限の可用性。

[エクスポート] タブ(Smart Clientプロフィール)

このタブからは、以下のプロパティを指定できます:

タブ

説明

エクスポート

パス、プライバシーマスク、ビデオ、静止画像フォーマット、ビデオおよび静止画像のエクスポート時に含まれる内容、XProtect Smart Client – Playerのエクスポートフォーマットなど。

タイムラインタブ(Smart Clientプロファイル)

このタブからは、以下のプロパティを指定できます:

タブ

説明

タイムライン

音声を含めるかどうか、時間とモーションの表示/非表示、および再生ギャップを処理する方法。

他のソースから、追加のデータや追加のマーカーを表示するかどうかも選択できます。

タイムラインの構成オプションをご参照ください。

入退室管理タブ(Smart Clientプロファイル)

このタブからは、以下のプロパティを指定できます:

タブ

説明

入退室管理

イベントによってトリガーされた際に、XProtect Smart Client画面にアクセスリクエスト通知を表示するかどうかを選択します。

アラームマネージャータブ(Smart Clientプロファイル)

このタブからは、以下のプロパティを指定できます:

タブ

説明

アラームマネージャー

以下を指定します:

  • アラームのデスクトップ通知は、XProtect Smart Clientがインストールされているコンピュータに表示する必要があります。通知はXProtect Smart Clientの実行中にのみ(最小化されていても)表示されます

    アラームのデスクトップ通知は、アラームに特定の優先度(など)が割り当てられている場合にのみ表示されます。どのアラーム優先度で通知がトリガーされるかを設定するには、アラーム>アラームデータ設定>アラームデータレベルに移動します。必要なアラーム優先度ごとにデスクトップ通知を有効化チェックボックスを選択します。アラームデータ設定(アラームノード)をご参照ください。

  • アラームは、XProtect Smart Clientがインストールされているコンピュータで音声通知を再生する必要があります。通知はXProtect Smart Clientの実行中にのみ(最小化されていても)再生されます

    アラームの音声通知は、サウンドがアラームに関連付けられている場合にのみ再生されます。サウンドをアラームに関連付けるには、[アラーム] > [アラームデータ設定] > [アラームデータレベル] に移動します必要なアラームの優先度ごとに、アラームに関連付けるサウンドを選択します。アラームデータ設定(アラームノード)をご参照ください。

スマートマップタブ(Smart Clientプロファイル)

このタブからは、以下のプロパティを指定できます:

タブ

説明

スマートマップ

スマートマップ機能の設定を行います。

 

以下を指定できます。

  • Milestone Map Serviceを地理的背景として利用できるかどうか
  • OpenStreetMapsを地理的背景として利用できるかどうか
  • XProtect Smart Clientは、ユーザーがスマートマップにカスタムオーバーレイを追加すると自動的に場所を作成します。

どれくらいの頻度でスマートマップ関連のデータがコンピュータから削除されるようにするかも指定できます。クライアント側では、XProtect Smart Clientでスマートマップがよりすばやく表示されよう、マップデータがお使いのコンピュータのキャッシュに保存されます。これにより、時間が経つにつれて、コンピュータの速度が低下する可能性があります。

コーチングはGoogle Mapsには適用されません。

Bing MapsまたはGoogle Mapsを地理的背景として使用したい場合は、Bing Maps APIキーを入力するか、GoogleからMaps Static APIキーを取得します。