Smart Clientプロファイル、役割、時間プロファイルの作成と設定

Smart Clientプロファイルで作業するときには、Smart Clientプロファイル、役割、時間プロファイルの間の関連性を理解しておくことが重要です。

  • Smart Clientプロファイル - 対象の場所でユーザー権限の設定を処理するプロファイル - 対象の場所:XProtect Smart Client
  • クライアント、MIP SDKなどでセキュリティの設定を処理する役割
  • 時間プロファイルはこの2つのプロファイルタイプの時間的側面を処理します

これらの3つの機能を連携させることで、XProtect Smart Clientのユーザー権限に関して、独自の制御やカスタマイズを行うことができます。

XProtect Smart Clientの設定で、通常の業務時間(午前8時~午後4時)に限り、選択したカメラからライブビデオを表示することのみが許可された(再生は不可)ユーザーを設定する必要があるとします。この場合、次の方法で設定が可能です。

  1. Smart Clientプロファイルを作成し、例えばライブ専用などの名前を付けます。
  2. ライブ専用に必要なライブまたは再生設定を指定します。
  3. 時間プロファイルを作成し、例えば日中専用などの名前を付けます。
  4. 日中専用に必要な期間を指定します。
  5. 新規役割を作成し、例えば警備(選択したカメラ)などの名前を付けます。
  6. 警備(選択したカメラ)が使用できるカメラを指定します。
  7. [ライブ専用] Smart Clientプロファイルと [日中専用] 時間プロファイルを [警備(選択したカメラ)] の役割に割り当て、3つの要素をリンクさせます。

これで、3つの機能が統合され、必要な結果を作成し、簡単に微調整および調節ができるようになりました。さらに、役割を最初に作成して、次にSmart Clientプロファイルおよび時間プロファイルを作成するなど、上記とは異なる順序を含め、その他の任意の順序で設定することができます。