レコーディングサーバー(説明付き)
レコーディングサーバーは、ネットワークカメラやビデオエンコーダーと通信して、取得された音声および動画を記録した上で、ライブおよび記録された音声および動画へのアクセスをクライアントに提供します。また、レコーディングサーバーは、Milestoneテクノロジーを使って他のMilestone Interconnect製品との通信も行います。

- ネットワークカメラとビデオエンコーダーとの通信は、各デバイス専用に開発されたデバイスドライバー、または同じメーカーからの類似した複数のデバイス用のデバイスドライバーを通して行われます
- 2018 R1のリリースから、デバイスドライバーは2つのDevice Packに分けられます:より新しいドライバーを持つレギュラーDevice Packと、古いバージョンのドライバーを持つレガシーDevice Packです
- レギュラーDevice Packは、レコーディングサーバーをインストールする時に自動的にインストールされます。その後、新しいバージョンのDevice Packをダウンロード、およびインストールすることで、ドライバーを更新できます
- レガシーDevice Packは、システムがレギュラーDevice Packをインストール済みの場合のみ、インストールすることが可能です。前のバージョンがすでにシステムにインストールされている場合は、レガシーDevice Packからのドライバーは、自動的にインストールされます。これは、ソフトウェアダウンロードページ(https://www.milestonesys.com/downloads/)から手動でダウンロードしてインストールできます

- 取得された音声および動画データは、レコーディングサーバーに保存されます。このカスタムメードの高パフォーマンスデータベースは、音声および動画データの録画と保管用に最適化されています。
- メディアデータベースは、多段階アーカイブ、ビデオグルーミング、暗号化、および録画への電子署名の追加など、さまざまな独自の機能をサポートしています
システムは、ビデオフィードの録画、およびカメラと他デバイス間の通信のためにレコーディングサーバーを使用します。一般的に、監視システムは複数のレコーディングサーバーで構成されています。
レコーディングサーバー はRecording Serverソフトウェアをインストールし、マネジメントサーバーと通信するよう設定されたコンピュータです。[サーバー] フォルダーを展開し、[レコーディングサーバー] を選択すると、[概要] ペインにレコーディングサーバーが表示されます。
このバージョンのマネジメントサーバーよりも前のレコーディングサーバーのバージョンとの後方互換性は制限されています。旧バージョンのレコーディングサーバーの録画にアクセスすることはできますが、それらの設定を変更するには、このバージョンのマネジメントサーバーに対応していることを確認してください。Milestoneは、システム内のすべてのレコーディングサーバーを、マネジメントサーバーと同じバージョンにアップグレードすることを推奨しています。
レコーディングサーバーは、クライアントとサービスにストリーミングされるデータの暗号化に対応しています。
レコーディングサーバーもマネジメントサーバーとの接続の暗号化に対応しています。
レコーディングサーバーの管理については、次のような複数のオプションがあります。
Recording Serverサービスの実行中は、Windows Explorerや他のプログラムが、お使いのシステム設定に関連付けられたメディアデータベースファイルやフォルダーにアクセスしていないことが非常に重要です。アクセスしている場合は、レコーディングサーバーの名前を変更したり、関連するメディアファイルを移動できません。このためにレコーディングサーバーが停止することがあります。停止したレコーディングサーバーを再開するには、Recording Serverサービスを停止し、関連するメディアファイルやフォルダーにアクセスしているプログラムを閉じ、Recording Serverサービスを再起動してください。