インシデントの調査

主に、タイムラインを使用して録画ビデオを参照し、再生タブでインシデントを調査します。録画ビデオを表示するには、興味のあるカメラからのビデオが表示されているビューを見つけなくてはなりません。ビューは、ビューペインで利用できます。ビューに表示されるカメラごとに異なるアクションを実行できます(スナップショットを撮る、検索を開始するなど)。カメラツールバー(概要)も参照してください。何か目に留まるものがあれば、仮想ジョイスティックでズームインして、より詳しく見ることができます。

検索タブで詳細な検索を行い、さらなる調査やアクション(エクスポートやブックマークなど)の起点として検索結果を使用できます。

インシデントがアラームと関連付けられている場合は、[アラーム マネージャー]タブを選択するか、[アラーム リスト]が追加されたビューを選択します。

録画されたビデオを見る(説明付き)

録画ビデオの表示方法は種々あります。

再生タブ

XProtect Smart Clientの再生タブ。

[再生]タブでは、ビューにあるすべてのカメラに同じ時点(マスター時刻)の録画内容が表示されます。タイムラインを使用して録画を再生したり参照したりできます。「タイムナビゲーションコントロール(概要)」も参照してください。

ただし、マスター時刻に関わりなく、個々のカメラから録画を表示してナビゲートすることもできます。独立再生機能設定で有効になっていなくてはなりません。「機能設定」も参照してください。

[カメラ]ペインのツリー構造を使用してカメラにアクセスする場合は、[再生]タブから個々のカメラを新しいウィンドウで開けます。

XProtect Smart Clientでカメラをフローティング ウィンドウに送ります。

ライブタブ

[ライブ]タブには通常、ライブ ビデオが表示されますが、カメラ ツールバーで独立再生ボタンボタンをクリックすると、個々のカメラの録画ビデオを閲覧できます。新しいウィンドウが開き、録画を再生したり参照したりできます。カメラ再生が有効でなくてはなりません。「機能設定」も参照してください。

検索タブ

検索結果は基本的に、再生可能なビデオ シーケンスです。

再生タブ(概要)

XProtect Smart Clientの再生タブの概要

番号 説明

1

[再生]タブで録画ビデオを表示します。

2

ツリー構造でビューを選択するか、キーボードのショートカットを使用します。「キーボードショートカット(概要)」も参照してください。

3

一時的に個々のカメラを変更します。「一時的に各カメラを変更」も参照してください。

5

ビデオをエクスポートするタイムスパンを選択します。「タイムナビゲーションコントロール(概要)」も参照してください。

6

タイムラインを使用して参照します。「タイムライン(説明付き)」も参照してください。

7

事前に選択されたカメラを使い、新しい検索ウィンドウを開きます。「カメラまたはビューから検索を実行」も参照してください。

8

エビデンス ロックを作成します。

9

ビデオデータをエクスポートします。「ビデオ、音声、静止画像のエクスポート」も参照してください。

10

カメラ ツールバーでさまざまなアクションを行います。「カメラツールバー(概要)」も参照してください。

11

セットアップモードに入るか終了し、カメラや他のタイプのコンテンツをビューに追加します。

12 全画面表示モードに切り替えます。

タイムライン(説明付き)

タイムラインには、現在のビューで表示されているすべてのカメラの記録期間の概要が表示されます。タイムラインエリアには、2本のタイムラインが表示されます:

  • 上のタイムラインには、選択したカメラの記録期間が示されます
  • 下のタイムラインには、ビューにあるすべてのカメラが示されます(選択したカメラを含む)。フローティングウィンドウをリンクした場合は、下のタイムラインにも表示されます
  • 時間を移動するにはタイムラインを左右にドラッグするか、マウスホイールを使用します。
  • タイムラインの範囲を調整するには、CTRLを押しながら、スクロールホイールを使用します。

これらの色はタイムラインに表示されます:

  • 明るい赤は記録を表します
  • 赤はモーションを表します
  • 明るい緑は送信音声を表します
  • 緑は受信音声を表します

色分けの凡例を表示するには、右端にある小さな疑問符をクリックします。

XProtect Smart Clientタイムラインの色の凡例。

タイムラインのブックマーク(説明付き)

タイムラインのブックマークは、青いブックマークのアイコンで示されます:。ブックマークされたビデオを再生するには、マウスをアイコンの上に置きます。

タイムナビゲーションコントロール(概要)

XProtect Smart Clientタイムラインのタイムナビゲーションコントロール。

番号 説明

1および3

再生日時はすべてのカメラが関連している時刻です。録画を再生すると、ビューのカメラすべてに同じ時刻のビデオが表示されます。ただし、カメラによっては、モーションを検知した場合だけ録画しているものがあります。また、特定の時間に一致する、1台または複数のビデオで録画されたビデオがビューにない場合もあります。この場合、データベースに含まれる指定時点よりも前の最後の画像がグレー表示になります。

2

タイムラインの時刻は青い垂直線で示されます。

4

 タイムラインの開始時刻と終了時刻をドラッグして期間を選択します。通常は、ビデオをエクスポートする期間として使用します。もう一度クリックすると、時間が選択されていない状態でタイムラインが表示されます。

5

日時を指定すると特定の時点にジャンプします。

6

再生速度スライダーを使用すると、現在の再生速度を変更できます。スライダーを左に動かすとスローモーションになり、右に動かすとモーションが速くなります。[1x]をクリックすると通常の速度になります。

7

現在表示されている画像のひとつ前の画像に移動します。
8

時間をさかのぼって再生できます。

逆再生または再生のいずれかをクリックすると、ボタンが一時停止ボタンに変わります。

9

速度を調整します。右にドラッグすると、順方向再生速度を上げることができます。左にドラッグすると、逆方向再生速度を上げることができます。

10 再生 (時間)
11 現在表示されている画像の直後の画像に移動します。
12 選択されたカメラのデータベースの最初の画像に移動します。
13 前のシーケンスで最初の画像に移動します。
14 後ろのシーケンスで最初の画像に移動します。
15 選択されたカメラのデータベースの最後の画像に移動します。
16 タイムラインで再生のタイムスパンを指定します。

独立再生を使用して録画ビデオを表示

ビデオを再生する場合再生タブ、表示内のすべての録画がタイムラインと同期されます。個々のカメラは、タイムラインとは独立してビデオを再生できます。

この機能は、ホットスポット、画面自動切替、またはMatrix位置ではなく、通常の単一のカメラ位置に対してのみ使用可能です。

手順:

  1. 録画ビデオを再生するカメラの下部に、マウスのカーソルをもっていきます。 表示されるツールバーで、独立再生ボタンをクリックします。

    独立再生のタイムラインが表示されます:

    XProtect Smart Clientの独立再生タイムライン。

  2. タイムラインをドラッグして、開始時刻を設定します。
  3. 選択した時間のすべてのカメラの録画ビデオをビューで同時に表示するには、ツールバーで再生タイムラインに選択した時間を使用ボタンをクリックしてください。。この操作で、すべてのカメラが選択した時間に同期されて再生タブで再生されます。

検索結果の調査

[検索]タブで見つかったインシデントを調査する方法はいくつかあります。

  • 事前に選択されている検索結果を[再生]タブで開きます。別個のウィンドウで検索結果を開く
  • 詳細ビューで検索結果を開きます。以下のいずれか1つを実行します。
    • 検索結果リストで検索結果をダブルクリックすると、全画面モードで表示できます。再びダブルクリックすると、検索結果のリストに戻ります。
    • プレビュー エリアで検索結果をプレビューする場合は、ビデオ画像の内側をダブルクリックします。検索結果が全画面モードで開きます。再度ダブルクリックすると、プレビューエリアに戻ります。