検索結果、設定、アクション

このセクションでは、検索タイムライン、さまざまな設定、検索中に実行できることについて説明します。

検索の保存と管理に関する詳細については、検索の管理を参照してください。

検索タブのタイムライン(説明付き)

タイムラインでは、検索結果がどのように分布しているか概要を知ることができます。 タイムラインでは、検索結果間を移動することもできます。

タイムラインの範囲は、選択したタイムスパン(例: 過去6時間など)によって変わります。

XProtect Smart Clientの検索タブのタイムライン。

白いマーカーは検索結果の場所を指しています。

それぞれのマーカーは、複数の検索結果があることを示している場合もあります。 マーカーの上にカーソルを当てると、イベントやインシデントが記録された時間とカメラに関する情報が表示されます。

検索結果間を移動するには、マーカーをクリックします。 マーカーが青くなり、関連する検索結果が青い境界線で囲まれます。

XProtect Smart Clientで検索タイムラインを使用。

選択したマーカーが複数の検索結果を示している場合は、最初の検索結果にマークが付きます。

マーカーが10件以上の検索結果を示している場合は、メッセージに検索結果の件数と関連するカメラの台数が表示されます。

検索結果から利用できるアクション(概要)

検索結果に基づき、複数のアクションを利用できます。青いアクションバーでは一部のアクションを利用でき、他のアクションはプレビューエリアで使用できます。

可能なアクションはユーザー権限により異なる場合があります。

アクション

説明

XProtect Smart Clientで検索結果からエクスポートします。

複数の検索結果のビデオと静止画像を同時にエクスポートします。

XProtect Smart Clientで検索結果に関するPDFレポートを作成します。

検索結果に関する情報(ビデオシーケンスから取得した静止画像など)が記されたPDFレポートを作成します。

XProtect Smart Clientで検索結果にブックマークを付けます。

複数の検索結果に同時にブックマークを付けます。

XProtect Smart Clientで検索結果のブックマークを編集します。

複数のブックマークを同時に編集します。

XProtect Smart Clientでエビデンスロックを追加します。

エビデンスロックをかけることで、関連デバイスに存在するビデオシーケンスとデータ(音声など)が削除されないようにします。

XProtect Smart Clientの別ウィンドウで検索結果を開きます。

複数の検索結果を別ウィンドウで開きます。ここでは、ビデオのライブまたは再生モードでの表示、エクスポート、エビデンスロックの作成、Interconnectで接続されたVMSシステムに属するデバイスとカメラからの録画取得ができます。

検索結果の複数のスナップショットを同時に撮ります。

XProtect Smart Clientで、検索結果の複数のスナップショットを撮ります。

ビデオのプレビュー中、現在の時刻を再生タイムラインに転送できます。これは、例えばインシデントが起きた時間に再生で関連するカメラを見る際に便利です。

MIP関連のアクション

サードパーティ製ソフトウェアに関連するその他のアクションが可能な場合があります。 MIP SDK閉じた「Milestone Integration Platformソフトウェア開発キット」の省略形。は、こうした他のアクションを追加するときに使います。

マージされた検索結果 (説明付き)

複数の検索カテゴリを使用しており、検索結果が重複することがある場合は、ひとつにまとめられます。 複数の検索結果になることもあります。これは、異なる検索条件が同じタイムスパン内の同じカメラからのビデオに一致する場合に発生します。基本的には同じビデオ シーケンスであるさまざまな検索結果を返す代わりに、XProtect Smart Clientは、カメラメイやイベント時間、検索カテゴリといったあらゆる詳細が含まれた検索結果をひとつ返します。

例:

検索条件の一部またはすべてに一致 (説明付き)

XProtect CorporateまたはXProtect Expertを使用している場合は、同じ検索で複数の検索カテゴリを使用できます。検索を設定する際、検索カテゴリの一部またはすべてに一致する必要があるのかどうかを指定します。

XProtect Smart Clientで検索条件のすべて、または一部を一致させます。

すべての基準を満たすと、検索結果は少なくなりますが、より正確な結果が出ます。さらに、検索結果が重複すると、より少ない結果にまとめられます。「マージされた検索結果 (説明付き)」も参照してください。

一部の基準を満たすと、数は多くなりますが、正確さの低い検索結果が出ます。

通常、アクション バーで利用できるアクションは、マージされた検索結果では使用できない可能性があります。これは、実行しようとしているアクションを検索カテゴリのいずれかで使用できない場合に発生します。必要なアクションをアクション バーで利用できないのはなぜですか?

カメラまたはビューから検索を実行

1つまたは複数のビデオストリーム内で何か具体的なものを検索する場合は、単一のカメラまたはビュー全体からのカメラを対象に検索を開始できます。検索ワークスペースが新しいフローティングウィンドウで開きます。

手順:

  1. ライブまたは再生タブに移動します。
  2. 単一のカメラで検索するには:
    1. 表示アイテムの上にカーソルを置きます。カメラツールバーが表示されます。
    2. をクリックします。[検索]ウィンドウが開き、表示アイテム内のカメラにおいて録画ビデオの検索を開始できます。
  3. ビュー内のすべてのカメラで検索するには:
    1. 適切なビューが開かれていることを確認します。
    2. ビュー上部にあるをクリックします。[検索]ウィンドウが開き、ビュー内のカメラにおいて録画ビデオの検索を開始できます。
  4. 何を探しているかに応じて、時間帯、検索カテゴリ、フィルターなどを修正します。詳細については、「ビデオデータの検索」を参照してください。

別個のウィンドウで検索結果を開く

新しいウィンドウで検索結果を開くことができます。このウィンドウは[再生]タブで開き、完全なタイムラインを使用してインシデントを調査し、ビデオのエクスポートなど他のアクションを実行できます。

  1. 検索結果にカーソルを当てて、表示される青いチェックボックスを選択します。

    XProtect Smart Clientで青いチェックボックスが選択されている検索結果。

    ブルーのアクションバーが表示されます:

  2. をクリックすると、[再生]タブで検索結果が新しいフローティングウィンドウに表示されます。
  3. ウィンドウを別のモニターに移動するには、ウィンドウをクリック&ドラッグし、適切な場所で放します。

検索結果からビデオをプレビュー

探しているビデオシーケンスが見つかったかどうかは、クイックプレビューを実行することで確認できます。

手順:

  1. [検索]タブで検索を実行し、検索結果を選択します。プレビューエリアに、関連するビデオシーケンスの静止画像が表示されます。

    XProtect Smart Clientの検索のプレビューエリア。

  2. をクリックしてビデオを再生します。
  3. ビデオシーケンスのプレビューを全画面モードで表示するには、個々の検索結果をダブルクリックします。 再度ダブルクリックすると検索結果に戻ります。
  4. ズームイン/アウトするには、マウスホイールでスクロールします。 クリック&ドラッグで特定のエリアをズームすることも可能です。

タイムラインの黄色いマーカーはイベント時間を示します。マーカーの上にマウスを動かすと、イベント時間が表示されます。

単一のマーカーがあるタイムライン。

検索結果が組み合わされると、複数のマーカーが同じタイムラインに表示されます。

複数のマーカーがあるタイムライン。

これは、[モーション][車両]で検索し、検索結果が両方の基準に一致する場合などに発生します。この例では、ひとつのマーカーがモーションの開始時間を示しています。他のマーカーは、車両が車両として識別された時間を示します。

検索中にバウンディングボックスを表示/非表示にする

検索中にバウンディングボックスを使用すると、(モーション検出などにもとづいて)オブジェクトを特定しやすくなります。バウンディングボックスはオンまたはオフに切り替えることができます。

バウンディングボックスはたいてい、検索結果のサムネイル画像に表示されます。ただし、VMSシステムがメタデータを検索するよう設定されている場合、検索結果のビデオをプレビューするとバウンディングボックスも表示されます。

手順:

  1. [検索]タブに移動し、検索を実行します。
  2. バウンディングボックスの右上で、次のことができます:

  • 表示を選択すると、バウンディングボックスが表示されます。
  • 非表示を選択すると、バウンディングボックスが非表示になります。

    XProtect Smart Clientで検索中にバウンディングボックスを表示または非表示にします。

並べ替えオプション

検索結果は以下の基準で並べ替えることができます。

名前

説明

関連性

この並べ替えオプションは、以下の製品のひとつを使用している場合にのみ利用できます。

  • XProtect Corporate
  • XProtect Expert

関連性は、検索の設定方法に応じて異なることを意味します。

  • 選択された検索カテゴリがない、またはひとつ - イベント時間が最新の検索結果が最初に表示されます
  • 選択された複数の検索カテゴリ/すべての条件に一致 - 一致する検索カテゴリが最も多い検索結果が最初に表示されます。2つの検索結果に同じ数の一致検索カテゴリが含まれている場合は、イベント時間が最新の検索結果が最初に表示されます。
  • 選択された複数の検索カテゴリ/すべての条件に一致 - イベント回数が最も多い検索結果が最初に表示されます。2つの検索結果に同じ数のイベント回数が含まれている場合は、イベント時間が最新の検索結果が最初に表示されます。

最新のイベント時間

最初に最も直近のイベント時刻の検索結果が表示されます。

一番古いイベント時間

最初に最も古いイベント時刻の検索結果が表示されます。

最新の開始時間

最初に最も直近の開始時刻の検索結果が表示されます。

一番古い開始時間

最初に最も古い開始時刻の検索結果が表示されます。

検索中にカメラの位置を特定する

VMSシステムがスマートマップ閉じた地理的情報システムを使用して、地理的に正確かつ実世界のイメージで、監視システムのデバイス(カメラ、マイクなど)、構造、およびトポグラフィカル要素を視覚化する地図機能。この機能の要素を使用するマップは、スマートマップと呼ばれます。を使用するよう設定されている場合は、ビデオや関連データの検索中にスマートマップのプレビューでカメラの位置を表示できます。

手順:

  1. 関心のある検索結果を選択します。

    XProtect Smart Clientで検索中にカメラの位置を特定します。

  2. プレビューエリアで[場所]を選択します。 カメラが地理情報に応じて表示されます。
  3. 周辺についての情報を取得するには、マウスホイールをスクロールしてズームアウトするか、カメラ位置からパンして遠ざかります。
  4. カメラに戻るには 再度中心に戻る]をクリックします。

カメラアイコン(説明付き)

本トピックで取り上げるアイコンの一部は[検索]タブの [場所]領域にしか表示されない一方、赤で示されたアイコンはアラームに関連付けられており、スマートマップが含まれるビューにも表示されます。どのアイコンが表示されるかは状況に応じて異なります。

以下のテーブルにおいて:

  • 灰色の背景は、カメラが選択されていないことを示しています
  • 青い背景は、カメラが選択されていることを示しています

アイコン

タブ

説明

検索

カメラがどの検索結果にも関連付けられていません。

検索

カメラが関連付けられている検索結果が選択されました。

ライブ]、[再生]、[検索

これはソースカメラ(アラームを起動したカメラ)です。

ライブ]、[再生]、[検索

これは関連カメラ(選択したソースカメラ(アラームを起動したカメラ)に関連付けられているカメラ)です。

このアイコンは、ソースカメラの選択後にのみ表示されます。

ライブ]、[再生]、[検索

これは、ソースカメラと関連カメラの両方を指します。このカメラは:

  • アラームを起動したカメラである
  • 選択したソースカメラ(アラームを起動したカメラ)に関連付けられている

このアイコンは、ソースカメラの選択後にのみ表示されます。

ソースカメラと関連カメラは、アラーム定義の一部としてXProtect Management Clientで定義されます。

検索結果のブックマーク

検索して見つけたインシデントを文書化したり共有するために、複数の検索結果を一度にブックマークすることができます。 インシデントをブックマークすると、自分や他のオペレータが後でインシデントを検索できます。

手順:

  1. ブックマークを付けたい検索結果にそれぞれカーソルを当て、青いチェックボックスを選択します。
  2. 青いアクションバーでをクリックします。ウィンドウが表示されます。図は、2件の検索結果が選択された状態を示しています。

    XProtect Smart Clientで複数のブックマークを作成します。

  3. 検索結果を一つひとつ選択して詳細をブックマークに追加し、次のステップに従います:
    1. デフォルトのタイムスパンを変更するには、タイムラインのハンドルを新しい位置にドラッグします。

      タイムラインのハンドル。

    2. ヘッドラインと、例えばインシデントの説明も入力します。
    3. すべてのブックマークに同じヘッドラインや説明を適用したい場合は、次をクリックします:
      • リスト内の全アイテムにヘッドラインを適用する
      • リスト内の全アイテムに説明を適用する
  4. [OK]をクリックしてブックマークを保存します。 進捗バーで、ブックマークがいつできるかが分かります。

XProtect Smart Wallがシステムで設定済みの場合は、Smart Wallに表示]をクリックして、Smart Wallのモニターにブックマークを送信します。

検索結果のブックマークを編集する

システムでブックマークの詳細(タイムスパンやヘッドライン、説明など)を編集することができます。 複数のブックマークを同時に編集することもできます。

手順:

  1. [検索]タブで、編集したいブックマークを見つけます。 検索を実行するときは、必ず[検索対象] > [ブックマーク]の順で選択します。
  2. 編集したいブックマークにそれぞれカーソルを当てて、青いチェックボックスを選択します。
  3. 青いアクションバーでをクリックします。ウィンドウが表示されます。

    XProtect Smart Clientでブックマークを編集します。

  4. 検索結果を一つひとつ選択し、詳細(タイムスパンやヘッドライン、説明など)を編集することができます。
  5. [OK]をクリックして変更を保存します。 慎重バーで、変更の保存がいつ完了するか分かります。

XProtect Smart Wallがシステムに設定済みの場合は、[Smart Wallで表示]をクリックしてビデオ ウォールをブックマークに送信します。

検索結果のスナップショットを撮る

複数のスナップショット閉じた特定の時点におけるビデオフレームのインスタントキャプチャ。を一度に撮れば、検索結果から静止画像を保存して共有することができます。

手順:

  1. 検索を実行したら、検索結果にひとつずつカーソルを当て、チェックボックスを選択します。
  2. 青いアクションバーで、をクリックして[スナップショットの作成]を選択します。 進捗バーで、スナップショットがいつできるかが分かります。
  3. コンピュータ上のスナップショットの場所を特定するには、[設定]ダイアログ > [アプリケーション] > [スナップショットへのパス]で指定された場所へと移動します。

検索時間を再生タイムラインに転送

[検索]タブの検索結果をプレビューする際、[再生]タブの時間とプレビューのタイムラインの時間を同期させることができます。 これは例えば、インシデントを見つけたとき、同じ時間に他のカメラで何が起きていたかを調べたい場合に便利です。

  1. [検索]タブで検索結果を選択します。
  2. プレビューエリアで をクリックし、再生タブで現在の時刻を再生タイムラインに転送します。引き続き検索タブが表示されます。

    XProtect Smart Clientで現在の時刻を再生タイムラインに転送します。

  3. 他の関連するカメラをチェックするには、[再生]タブをクリックして、閲覧したいカメラを含むビューを開きます。 このタイムラインは今検索結果と同期しています。