XProtect Accessによるアクセス制御

1つ以上の入退室管理システムがXProtect Access拡張機能を介してVMS閉じた「ビデオ管理ソフトウェア」の略語。 システムと統合されていれば、ドアのモニター、ドアのステータスのコントロール、入退室管理イベントの調査、アクセスリクエストへの対応、カードホルダー情報の管理が可能です。

ライブモードでの入退室管理

ライブモードで、ビデオの右側にイベントのリストとともに表示される、入退室管理ソースに関連付けられたカメラのライブビデオを表示できます。

リスト内のイベントのいずれかをクリックすると、ライブビデオが自動的に一時停止し、イベントの個別再生に変更されます。ライブ映像の表示に戻るには、イベントを再度クリックするか、カメラツールバーの個別再生アイコンをクリックしてください(録画したビデオをメインのタイムラインとは別に表示を参照)。

システムとイベントにカードホルダー閉じた入退室管理システムで認識できるカードを所有し、1 カ所以上のエリアや建物などの場所への立ち入りの権限を与えられている人物。入退室管理も参照。情報が保持されている場合、選択したイベントのカードホルダー名の横にある検索アイコンをクリックし、入退室管理タブにジャンプして、そのユーザーに関連付けられたすべてのイベントを表示できます。

マップを使用したドアのモニタリング

モニタリングと入退室管理タスクをサポートするマップ機能を使用する場合は、マップに入退室管理ユニットを追加できます。

  1. 設定モードで、システム概要ペインを展開します。
  2. リストからマップを選択し、表示アイテムまでドラッグします。
  3. マップファイルを探し、OKをクリックします。
  4. 表示されるマップツールボックスで入退室管理を追加をクリックします。
  5. 表示されるリストで、ドアなどの該当する入退室管理ユニットをマップにドラッグします。ドアアイコンがマップに表示されます。
  6. 設定をクリックし、ライブ表示に切り替えます。
  7. ユーザーがアクセス権を要求すると、ドアはロック解除されます。アクセスリクエスト通知またはマップ自体でコマンドボタンを使用してアクセスを許可されたため、ドアのロックが解除されます。アクセスが付与されると、ドアアイコンが緑色になり、開いているドアとして表示されます。
  8. 自動または手動でドアがもう一度ロックされると、ドアアイコンが赤になり、閉じたドアとして表示されます。
  9. ドアアイコンを右クリックして、例えばコマンドをトリガーできます。

    入退室管理ユニットのステータスは常に表示されているため、このような方法でマップを使用することで、モニターしているエリアや建物の入退室管理ユニットのステータスの概要を視覚的に簡単に確認できます。

入退室管理イベントの調査

入退室管理イベントの検索とフィルター

イベントリストにフィルターをかける複数の方法により、関心のあるデータを表示できます。

  1. 入退室管理タブでイベントリストを選択します。
  2. リストの最上部で任意のフィルターをクリックし、条件を指定します。
  3. あるいは、リストで特定の時間、イベント、ソース、またはカードホルダー閉じた入退室管理システムで認識できるカードを所有し、1 カ所以上のエリアや建物などの場所への立ち入りの権限を与えられている人物。入退室管理も参照。を右クリックし、値を使用してフィルターします。

    適用するフィルターが直ちにリストに反映されます。

イベントリスト

1つのイベントを選択すると、入退室管理タブの右側のプレビューで、そのイベントの関連ビデオシーケンスを見ることができます。プレビューカメラタイトルバーは、イベントを起動したユニットに関連するカメラを示します。

  • ドアに複数のカメラが関連付けられていると、それらはすべてプレビューに表示されます。
  • デフォルトの再生オプションは、ツールバーから利用可能です。
  • 関連するカードホルダー情報は、選択したイベントに関する詳細とともにビデオのプレビューの下に表示されます。
  • をクリックすると、サブウィンドウでライブビデオを表示したり、録画ビデオを再生したりできます。

アクセスレポートのエクスポート

ライブ更新モードではない場合には、入退室管理タブで、PDFファイルにイベントリストのレポートを作成するかエクスポートできます。

  1. レポートで任意のイベントをフィルターまたは検索します。

    イベント数が非常に高い場合、検索を改良する推奨を受け取り、これによって検索結果の数を低減できます。

  2. アクセスレポートボタンをクリックします。
  3. フィールドを入力します。レポートに含まれる内容:
    • レポート名
    • レポート先
    • 適用されるフィルターのリスト
    • コメントフィールド
    • スナップショットを含めるオプション
  4. OKをクリックして、レポートが完了するのを待機します。
  5. 右上端で詳細をクリックし、表示されるダイアログボックスで開くをクリックします。

    レポートがPDF形式で開きます。

イベントリストのライブ更新モードの切り替え

ライブモードで入退室管理イベントのライブビデオを表示する代わりに、入退室管理タブでライブ更新モードを使用できます。新しいイベントがフィルター基準に一致する場合、イベントリストは即座に更新されます。

  1. 入退室管理タブでイベントリストを選択します。
  2. 期間を選択するフィルターのドロップダウンリストで、ライブ更新を選択します。

    検索フィールドの横には、モードを変更したことが表示されます。フィルター条件を満たすイベントが発生するとすぐにリストが更新されます。

    ライブ更新モードで操作するときには、カードホルダーを検索できません。アクセスレポートも作成できません。

  3. ライブ更新モードから戻すには、新しい期間でフィルターします。

ドアのステータスのモニターと制御

ドアリストには、ドア、各入退室管理システム内のアクセスポイントおよび他の入退室管理のユニット、およびそれらの現在のステータスが一覧表示されます。これは、特定のドアのステータスを把握する必要がある場合などに有用です。

ドアリストにフィルターをかける複数の方法により、関心のあるデータを表示できます。

  1. 入退室管理タブでドアリストを選択します。
  2. リストの最上部で任意のフィルターをクリックし、条件を指定します。
  3. フィルターを組み合わせるか、検索フィールドに条件を入力し、ドアを検索します。
  4. あるいは、リストでドアまたはステータスを右クリックし、値を使用してフィルターします。

    適用するフィルターが直ちにリストに反映されます。

監視エリアのドアのステータスをモニターするもうひとつの方法は、マップにドアを追加することです(マップを使用したドアのモニタリングを参照)。

ドアリスト

入退室管理タブのドアリストでドアを選択すると、スクリーンの右側に詳細情報とともに関連カメラがライブビデオを表示します。

  • ドアに複数のカメラが関連付けられていると、それらはすべてプレビューに表示されます。
  • デフォルトの個別再生オプションは、ツールバーから利用できます。
  • アクションボタンを使うと、ドアのロック/ロック解除といったドアに関連する特定のコマンドを実行できます。使用可能なコマンドはシステム設定によって異なります。
  • 選択したドアに関連付けられた情報は、ライブビデオプレビューの下に表示されます。
  • をクリックすると、サブウィンドウでライブビデオを表示したり、録画ビデオを再生したりできます。

カードホルダーの調査

カードホルダーリストには、各入退室管理システムのカードホルダーと詳細が一覧表示されます。これは、特定の人に関する詳細情報が必要な場合に有用です。

カードフォルダーリストにフィルターをかける方法はいくつかがあります。これにより関心のあるデータを表示できます。

  1. 入退室管理タブでカードホルダーリストを選択します。
  2. リストの最上部にあるフィルターをクリックし、カードホルダーを調査する入退室管理システムを指定します。一度に操作できる入退室管理システムは、1つのみです。
  3. フィルターを組み合わせるか、検索フィールドに条件を入力し、カードホルダーを検索します。
  4. あるいは、リストでカードホルダーまたはタイプを右クリックし、値を使用してフィルターします。

    適用するフィルターが直ちにリストに反映されます。

カードホルダーを選択するときには、この人の詳細情報が画面の右側に表示されます。システムによっては、画像または入退室管理システムでカードホルダーの記録を管理するためのリンクが含まれることがあります(カードホルダー情報の管理を参照)。

アクセス リクエスト通知

あなたの組織では、誰かが建物に入る際にセキュリティ担当者がドアを開けなければならないように選択している場合があります。そのような条件が適用される場合、例えば、ある人が1つ以上のエリアに入る際にアクセスリクエストの通知を受け取ることがあります。アクセスリクエストの通知をトリガーするすべての条件は、監視カメラ管理システムで指定しなければなりません。通知には、アクセスリクエストに関連するライブビデオが表示されるため、誰がアクセスを要求しているかを確認することができます。開くべきドアの名前は、例えば、アクセスリクエスト - フロントドアなど、ヘッドラインとして表示されます。ドアのステータス(例:開、閉または強制開)も表示されます。ドアに複数のカメラが関連付けられていると、それぞれの下に表示されます。

アクセスリクエストの通知は一時的なものです。アクセスリクエストの通知を閉じると、この通知はシステムから消去されます。アクセスリクエストの通知が表示されているときにXProtect Smart Clientを閉じると、再起動してもこの通知は復元されません。

アクセス リクエスト通知の管理

XProtect Smart Clientが実行中の場合は、他のアプリケーションを使用している場合でも、画面上にアクセスリクエスト通知がポップアップ表示されます。

サブウィンドウでライブビデオを表示している場合は、をクリックします。

アクセスリクエストがアクセスリクエスト通知ウィンドウに重なって表示され、同じ通知ウィンドウからすべての受信したアクセスリクエスト通知を処理することができます。画面の反対側または別の画面(接続されている場合)に通知をドラッグします。

必要に応じて、アクセスリクエスト通知ウィンドウを最小化して、機能をバックグラウンドで続行させることもできます。新しい通知がある場合は、XProtect Smart Clientアイコンがタスクバーで点滅します。

アクセスリクエストへの対応

VMS閉じた「ビデオ管理ソフトウェア」の略語。システムが双方向音声をサポートし、スピーカーとマイクが、アクセスリクエスト通知を表示する該当カメラに接続されている場合は、アクセスリクエスト通知によって、入室を許可する人と会話できます。

  1. アクセスを要求している人の話を聞くには、Button for listening to audio. The icon has a speaker.ボタンをクリックします。
  2. 例えば、エリア内でどう進むか、またはどう行動するかの指示を与えるために、アクセスを要求している人に話しかけるには、Button for speaking to another person. The icon has a microphone.ボタンをクリックしたまま保持します。
  3. 他のアクションを実行するには、マイクとスピーカーボタンの右側のコマンドボタンを使用。最も標準的なアクションは、アクセスを要求する人のためにドアのロックを解除することですが、関連する出入口に近いエリアのライトをオンにすることもあります。

入退室管理閉じた建物や敷地に侵入する人物や車両、その他の存在をコントロールするセキュリティシステム。システムがこのような情報をXProtectシステムに提供している場合は、カードホルダー情報を確認できます。カードホルダー情報の例:カードホルダーの ID番号、名前、部署、電話番号、承認レベルシステム設定によっては、カードホルダー情報を管理できる場合があります(カードホルダー情報の管理を参照)。