新しいXProtectシステムのインストール

XProtect Essential+をインストールする

XProtect Essential+ の無料版をインストールできます。無料版は XProtect の機能やカメラ台数に制限があります。XProtect Essential+ をインストールするには、インターネットに接続してください。

このバージョンは、シングルコンピュータインストールオプションを使用して1台のコンピュータにインストールされます。シングルコンピュータオプションでは、現在のコンピュータにすべてのサーバーコンポーネントとクライアントコンポーネントをインストールします。

Milestoneは、インストールの前に次のセクションをよく読むことを推奨しています:インストールを開始する前に

FIPS システムでは、Windows オペレーティングシステムで FIPS が有効になっている場合、XProtectVMS をアップグレードできません。インストールする前に、VMSの構成要素となっているすべてのコンピュータ(SQL Serverをホストするコンピュータも含む)でWindows FIPSセキュリティポリシーを無効にします。ただし、XProtect VMS バージョン 2020 R3 以降にアップグレードしている場合は、FIPS を無効にする必要はありません。 FIPS 140-2 準拠モードで実行するように XProtect VMSを設定する方法の詳細については、ハードニングガイドの「FIPS 140-2準拠」のセクションを参照してください。

初期インストールの後、引き続き、設定ウィザードの操作ができます。ハードウエアと構成に応じて、レコーディングサーバーがネットワーク上のハードウェアをスキャンします。その後、どのハードウェアデバイスをシステムに追加するか選択できます。カメラはビューで事前設定されており、マイクやスピーカーといったその他デバイスは、オプションで有効にできます。また、ユーザーにオペレータの役割、あるいはシステム管理者の役割を持たせてシステムに追加することも可能です。インストール後、XProtect Smart Clientが開き、システムを使用する準備が整います。

インストールウィザードを閉じると、XProtect Management Clientが開き、ハードウェアデバイスやユーザーのシステムへの追加といった手動設定が可能になります。

以前のバージョンの製品からアップグレードすると、システムはハードウェアのスキャン、または新しいビューとユーザープロファイルの作成を行いません。

  1. ソフトウェアをインターネット(https://www.milestonesys.com/downloads/)からダウンロードし、 Milestone XProtect VMS Products 2024 R2 System Installer.exe ファイルを実行します。
  2. インストールファイルが展開されます。セキュリティ設定によって、1つまたは複数のWindows® セキュリティ警告が表示されます。同意すると、展開が続行されます。
  3. 完了すると、Milestone XProtect VMS インストール ウィザードが開きます。
    1. インストール時に使用する言語を選択します(インストール後にシステムによって使用される言語ではなく、それは後で選択します)。[続行] をクリックします。
    2. Milestoneエンドユーザー使用許諾契約を読みます。使用許諾契約の条項に同意しますチェックボックスを選択して、続行をクリックします。
    3. プライバシー設定ページで、使用データを共有するかどうかを選択し、続行をクリックします。
    4. システムを欧州 GDPR に準拠するインストールにしたい場合は、データ収集を有効にしないでください。 データ保護と使用状況データの収集の詳細については、GDPR  プライバシーガイドを参照してください。

      プライバシー設定は後でいつでも変更できます。 システム設定(オプションダイアログボックス)も参照してください

    5. XProtect Essential+ リンクをクリックして、無料のライセンスファイルをダウンロードします。

      無料のライセンスファイルがダウンロードされ、ライセンスファイルの場所を入力または参照フィールドに表示されます。[続行] をクリックします。

  4. シングルコンピュータを選択します。

    インストールするコンポーネントのリストが表示されます(このリストは編集できません)。[続行] をクリックします。

  5. システム設定パスワードの割り当てページで、システム設定を保護するパスワードを入力します。システム回復時、またはシステムを拡張する際(クラスターの追加など)、このパスワードが必要になります。

    このパスワードを保存して安全に維持しておく必要があります。このパスワードをなくした場合は、システム設定を回復する能力に支障が出る可能性があります。

    システム設定をパスワードで保護したくない場合は、システム設定パスワードを保護しないことを選択し、システム設定が暗号化されないことを承知するを選択します。

    [続行] をクリックします。

  6. モバイルサーバーのデータ保護パスワードを割り当てページで、パスワードを入力して調査を暗号化します。システムを復元する場合や、追加のモバイルサーバーを使用してシステムを拡張する場合、モバイルサーバーのデータにアクセスするため、システム管理者はこのパスワードを入力する必要があります。

    このパスワードを保存し、安全に保管してください。この指示に従わない場合、モバイルサーバーのデータを復元する機能が損なわれる可能性があります。

    調査をパスワードで保護したくない場合は、モバイルサーバーのデータ保護パスワードを使用しないことを選択し、調査が暗号化されないことを理解しましたを選択します。

    [続行] をクリックします。

  7. レコーディングサーバーの設定ページで、さまざまなレコーディングサーバーの設定を行います。
    1. レコーディングサーバー名フィールドに、レコーディングサーバー名を入力します。デフォルトでコンピュータ名になっています。
    2. マネジメントサーバーのアドレスフィールドにマネジメントサーバーのアドレスとポート番号が表示されます: localhost:80
    3. メディアデータベースロケーションの選択フィールドで、ビデオ録画を保存したい場所を選択します。ビデオ録画は、プログラムをインストールする場所とは別の、システムドライブ以外の場所に保存することをMilestoneは推奨します。デフォルトの場所は、空き容量が最も多いドライブです。
    4. ビデオ録画の保存期間フィールドで、録画を保存する期間を設定します。1日から365,000日の間の日数を入力できます。デフォルトの保存期間は7日間です。
    5. [続行] をクリックします。
  8. 暗号化を選択ページでは、以下の通信フローを保護できます。

    • レコーディング サーバー、データコレクター、マネジメントサーバー間

      内部通信フローで暗号化を有効にするには、サーバー証明書セクションで証明書を選択します。

      レコーディングサーバーからマネジメントサーバーへの通信を暗号化する場合、システムは、マネジメントサーバーからレコーディングサーバーへの通信も暗号化するよう求めます。

    • レコーディングサーバーとクライアント間

      レコーディング サーバーと、レコーディング サーバーからデータ ストリームを受け取るクライアントコンポーネント間の暗号化を有効にするには、ストリーミングメディア証明書セクションで証明書を選択します。

    • モバイルサーバーとクライアント間

      モバイルサーバーからデータ ストリームを取得するクライアントコンポーネント間の暗号化を有効にするには、モバイルストリーミングメディア証明書セクションで証明書を選択します。

    • イベントサーバーと通信するコンポーネントとイベントサーバー間

      イベントサーバーと通信するコンポーネント(LPR Serverなど)とイベントサーバー間の暗号化を有効にするには、イベントサーバー&拡張機能セクションで証明書を選択します。

    すべてのシステム コンポーネントに対して同じ証明書を使用することも、システムコンポーネントごとに異なる証明書を使用することもできます。

    安全なコミュニケーションのためのシステムの準備についての詳細は、以下を参照してください:

    インストール後、通知エリアのManagement Server Managerトレイ アイコンのServer Configuratorから暗号化を有効にすることもできます。

  9. ファイルの場所と製品言語を選択ページで以下を行います。

    1. ファイルの場所フィールドで、プログラムをインストールする場所を選択します。

      すでに Milestone XProtect VMSがコンピュータにインストールされている場合、このフィールドは無効になっています。このフィールドには、コンポーネントのインストール先が表示されます。

    2. 製品の言語で、どの言語でXProtect製品をインストールするのか選択します。
    3. [インストール] をクリックします。

    ソフトウェアがインストールされます。まだコンピュータにインストールされていない場合は、インストール中にMicrosoft® SQL Server® ExpressとMicrosoft IISが自動的にインストールされます。

  10. コンピュータを再起動するよう指示される場合があります。コンピュータの再起動後、セキュリティ設定によって1つまたは複数のWindowsセキュリティ警告が表示される場合があります。許可すると、インストールが完了します。

  11. インストールが完了すると、コンピュータにインストールされているコンポーネントのリストが表示されます。

    続行をクリックして、システムにハードウェアとユーザーを追加してください。

    ここで閉じるをクリックすると設定ウィザードがスキップされ、XProtect Management Clientが開きます。Management Clientでは、システムを設定できます(ハードウェアやユーザーのシステムへの追加など)。

  12. ハードウェアのユーザー名とパスワードを入力ページでは、(メーカーのデフォルト値から変更した)ハードウェアのユーザー名とパスワードを入力します。

    インストーラにより、このハードウェアのネットワークと、メーカーのデフォルトの認証情報が割り当てられたハードウェアのネットワークがスキャンされます。

    続行をクリックして、ハードウェアのスキャンが完了するまで待ちます。

  13. システムに追加するハードウェアを選択ページで、システムに追加したいハードウェアを選択します。続行をクリックして、ハードウェアが追加されるまで待ちます。
  14. デバイスの設定ページでは、ハードウェア名の横にある編集アイコンをクリックすると、ハードウェアにわかりやすい名前を付けることができます。この名前は、ハードウェアデバイスの名前の先頭に付きます。

    ハードウェアノードを展開して、カメラ、スピーカー、マイクなどのハードウェアデバイスを有効または無効にします。

    デフォルトで、カメラは有効化、スピーカーとマイクは無効化されています。

    [続行] をクリックして、ハードウェアが設定されるまで待ちます。

  15. ユーザーを追加ページでは、ユーザーをWindowsユーザーまたは基本ユーザーとしてシステムに追加できます。これらのユーザーには、管理者またはオペレータの役割を割り当てることができます。

    ユーザーを定義し、[追加] をクリックします。

    ユーザーの追加が終わったら、[続行] をクリックします。

  16. インストールと初期設定が完了すると、設定が完了しましたページが開きます。ここには以下が表示されます。
    • システムに追加されたハードウェアデバイスのリスト
    • システムに追加されたユーザーのリスト
    • ユーザーと共有できるXProtect Web ClientXProtect Mobileクライアントのアドレス
  17. [閉じる] をクリックすると XProtect Smart Client が開き、使用可能になります。

システムのインストール - シングルコンピュータオプション

シングルコンピュータオプションでは、現在のコンピュータにすべてのサーバーコンポーネントとクライアントコンポーネントをインストールします。

Milestoneは、インストールの前に次のセクションをよく読むことを推奨しています:インストールを開始する前に

FIPS システムでは、Windows オペレーティングシステムで FIPS が有効になっている場合、XProtectVMS をアップグレードできません。インストールする前に、VMSの構成要素となっているすべてのコンピュータ(SQL Serverをホストするコンピュータも含む)でWindows FIPSセキュリティポリシーを無効にします。ただし、XProtect VMS バージョン 2020 R3 以降にアップグレードしている場合は、FIPS を無効にする必要はありません。 FIPS 140-2 準拠モードで実行するように XProtect VMSを設定する方法の詳細については、ハードニングガイドの「FIPS 140-2準拠」のセクションを参照してください。

初期インストールの後、引き続き、設定ウィザードの操作ができます。ハードウエアと構成に応じて、レコーディングサーバーがネットワーク上のハードウェアをスキャンします。その後、どのハードウェアデバイスをシステムに追加するか選択できます。カメラはビューで事前設定されており、マイクやスピーカーといったその他デバイスは、オプションで有効にできます。また、ユーザーにオペレータの役割、あるいはシステム管理者の役割を持たせてシステムに追加することも可能です。インストール後、XProtect Smart Clientが開き、システムを使用する準備が整います。

インストールウィザードを閉じると、XProtect Management Clientが開き、ハードウェアデバイスやユーザーのシステムへの追加といった手動設定が可能になります。

以前のバージョンの製品からアップグレードすると、システムはハードウェアのスキャン、または新しいビューとユーザープロファイルの作成を行いません。

  1. ソフトウェアをインターネット(https://www.milestonesys.com/downloads/)からダウンロードし、 Milestone XProtect VMS Products 2024 R2 System Installer.exe ファイルを実行します。
  2. インストールファイルが展開されます。セキュリティ設定によって、1つまたは複数のWindows® セキュリティ警告が表示されます。同意すると、展開が続行されます。
  3. 完了すると、Milestone XProtect VMS インストール ウィザードが開きます。
    1. インストール時に使用する言語を選択します(インストール後にシステムによって使用される言語ではなく、それは後で選択します)。[続行] をクリックします。
    2. Milestoneエンドユーザー使用許諾契約を読みます。使用許諾契約の条項に同意しますチェックボックスを選択して、続行をクリックします。
    3. プライバシー設定ページで、使用データを共有するかどうかを選択し、続行をクリックします。
    4. システムを欧州 GDPR に準拠するインストールにしたい場合は、データ収集を有効にしないでください。 データ保護と使用状況データの収集の詳細については、GDPR  プライバシーガイドを参照してください。

      プライバシー設定は後でいつでも変更できます。 システム設定(オプションダイアログボックス)も参照してください

    5. ライセンスファイルの場所を入力または参照で、XProtectプロバイダーから入手したライセンスファイルを入力します。または、ファイルの場所を参照するか、XProtect Essential+リンクをクリックして無料ライセンスファイルをダウンロードします。XProtect Essential+製品の無料版の制限については、製品比較を参照してください。続行する前に、ライセンスファイルがシステムで検証されます。[続行] をクリックします。
  4. シングルコンピュータを選択します。

    インストールするコンポーネントのリストが表示されます(このリストは編集できません)。[続行] をクリックします。

  5. システム設定パスワードの割り当てページで、システム設定を保護するパスワードを入力します。システム回復時、またはシステムを拡張する際(クラスターの追加など)、このパスワードが必要になります。

    このパスワードを保存して安全に維持しておく必要があります。このパスワードをなくした場合は、システム設定を回復する能力に支障が出る可能性があります。

    システム設定をパスワードで保護したくない場合は、システム設定パスワードを保護しないことを選択し、システム設定が暗号化されないことを承知するを選択します。

    [続行] をクリックします。

  6. モバイルサーバーのデータ保護パスワードを割り当てページで、パスワードを入力して調査を暗号化します。システムを復元する場合や、追加のモバイルサーバーを使用してシステムを拡張する場合、モバイルサーバーのデータにアクセスするため、システム管理者はこのパスワードを入力する必要があります。

    このパスワードを保存し、安全に保管してください。この指示に従わない場合、モバイルサーバーのデータを復元する機能が損なわれる可能性があります。

    調査をパスワードで保護したくない場合は、モバイルサーバーのデータ保護パスワードを使用しないことを選択し、調査が暗号化されないことを理解しましたを選択します。

    [続行] をクリックします。

  7. レコーディングサーバーの設定ページで、さまざまなレコーディングサーバーの設定を行います。
    1. レコーディングサーバー名フィールドに、レコーディングサーバー名を入力します。デフォルトでコンピュータ名になっています。
    2. マネジメントサーバーのアドレスフィールドにマネジメントサーバーのアドレスとポート番号が表示されます: localhost:80
    3. メディアデータベースロケーションの選択フィールドで、ビデオ録画を保存したい場所を選択します。ビデオ録画は、プログラムをインストールする場所とは別の、システムドライブ以外の場所に保存することをMilestoneは推奨します。デフォルトの場所は、空き容量が最も多いドライブです。
    4. ビデオ録画の保存期間フィールドで、録画を保存する期間を設定します。1日から365,000日の間の日数を入力できます。デフォルトの保存期間は7日間です。
    5. [続行] をクリックします。
  8. 暗号化を選択ページでは、以下の通信フローを保護できます。

    • レコーディング サーバー、データコレクター、マネジメントサーバー間

      内部通信フローで暗号化を有効にするには、サーバー証明書セクションで証明書を選択します。

      レコーディングサーバーからマネジメントサーバーへの通信を暗号化する場合、システムは、マネジメントサーバーからレコーディングサーバーへの通信も暗号化するよう求めます。

    • レコーディングサーバーとクライアント間

      レコーディング サーバーと、レコーディング サーバーからデータ ストリームを受け取るクライアントコンポーネント間の暗号化を有効にするには、ストリーミングメディア証明書セクションで証明書を選択します。

    • モバイルサーバーとクライアント間

      モバイルサーバーからデータ ストリームを取得するクライアントコンポーネント間の暗号化を有効にするには、モバイルストリーミングメディア証明書セクションで証明書を選択します。

    • イベントサーバーと通信するコンポーネントとイベントサーバー間

      イベントサーバーと通信するコンポーネント(LPR Serverなど)とイベントサーバー間の暗号化を有効にするには、イベントサーバー&拡張機能セクションで証明書を選択します。

    すべてのシステム コンポーネントに対して同じ証明書を使用することも、システムコンポーネントごとに異なる証明書を使用することもできます。

    安全なコミュニケーションのためのシステムの準備についての詳細は、以下を参照してください:

    インストール後、通知エリアのManagement Server Managerトレイ アイコンのServer Configuratorから暗号化を有効にすることもできます。

  9. ファイルの場所と製品言語を選択ページで以下を行います。

    1. ファイルの場所フィールドで、プログラムをインストールする場所を選択します。

      すでに Milestone XProtect VMSがコンピュータにインストールされている場合、このフィールドは無効になっています。このフィールドには、コンポーネントのインストール先が表示されます。

    2. 製品の言語で、どの言語でXProtect製品をインストールするのか選択します。
    3. [インストール] をクリックします。

    ソフトウェアがインストールされます。まだコンピュータにインストールされていない場合は、インストール中にMicrosoft® SQL Server® ExpressとMicrosoft IISが自動的にインストールされます。

  10. コンピュータを再起動するよう指示される場合があります。コンピュータの再起動後、セキュリティ設定によって1つまたは複数のWindowsセキュリティ警告が表示される場合があります。許可すると、インストールが完了します。

  11. インストールが完了すると、コンピュータにインストールされているコンポーネントのリストが表示されます。

    続行をクリックして、システムにハードウェアとユーザーを追加してください。

    ここで閉じるをクリックすると設定ウィザードがスキップされ、XProtect Management Clientが開きます。Management Clientでは、システムを設定できます(ハードウェアやユーザーのシステムへの追加など)。

  12. ハードウェアのユーザー名とパスワードを入力ページでは、(メーカーのデフォルト値から変更した)ハードウェアのユーザー名とパスワードを入力します。

    インストーラにより、このハードウェアのネットワークと、メーカーのデフォルトの認証情報が割り当てられたハードウェアのネットワークがスキャンされます。

    続行をクリックして、ハードウェアのスキャンが完了するまで待ちます。

  13. システムに追加するハードウェアを選択ページで、システムに追加したいハードウェアを選択します。続行をクリックして、ハードウェアが追加されるまで待ちます。
  14. デバイスの設定ページでは、ハードウェア名の横にある編集アイコンをクリックすると、ハードウェアにわかりやすい名前を付けることができます。この名前は、ハードウェアデバイスの名前の先頭に付きます。

    ハードウェアノードを展開して、カメラ、スピーカー、マイクなどのハードウェアデバイスを有効または無効にします。

    デフォルトで、カメラは有効化、スピーカーとマイクは無効化されています。

    [続行] をクリックして、ハードウェアが設定されるまで待ちます。

  15. ユーザーを追加ページでは、ユーザーをWindowsユーザーまたは基本ユーザーとしてシステムに追加できます。これらのユーザーには、管理者またはオペレータの役割を割り当てることができます。

    ユーザーを定義し、[追加] をクリックします。

    ユーザーの追加が終わったら、[続行] をクリックします。

  16. インストールと初期設定が完了すると、設定が完了しましたページが開きます。ここには以下が表示されます。
    • システムに追加されたハードウェアデバイスのリスト
    • システムに追加されたユーザーのリスト
    • ユーザーと共有できるXProtect Web ClientXProtect Mobileクライアントのアドレス
  17. [閉じる] をクリックすると XProtect Smart Client が開き、使用可能になります。

システムのインストール - カスタムオプション

カスタムオプションではマネジメントサーバーがインストールされますが、現在のコンピュータに他のどのサーバー/クライアントコンポーネントをインストールするか選択することもできます。デフォルトでは、レコーディングサーバーはコンポーネントリスト内で選択されていません。選択によっては、未選択のシステムコンポーネントを後から他のコンピュータにインストールすることもできます。それぞれのシステムコンポーネントとその役割について詳しくは、製品概要をご参照ください。他のコンピュータへのインストールは、マネジメントサーバーのダウンロードウェブページ(Download Manager)を介して行われます。Download Managerを介したインストールの詳細については、Download Manager/ダウンロードWebページをご参照ください。

Milestoneは、インストールの前に次のセクションをよく読むことを推奨しています:インストールを開始する前に

FIPS システムでは、Windows オペレーティングシステムで FIPS が有効になっている場合、XProtectVMS をアップグレードできません。インストールする前に、VMSの構成要素となっているすべてのコンピュータ(SQL Serverをホストするコンピュータも含む)でWindows FIPSセキュリティポリシーを無効にします。ただし、XProtect VMS バージョン 2020 R3 以降にアップグレードしている場合は、FIPS を無効にする必要はありません。 FIPS 140-2 準拠モードで実行するように XProtect VMSを設定する方法の詳細については、ハードニングガイドの「FIPS 140-2準拠」のセクションを参照してください。

  1. ソフトウェアをインターネット(https://www.milestonesys.com/downloads/)からダウンロードし、 Milestone XProtect VMS Products 2024 R2 System Installer.exe ファイルを実行します。
  2. インストールファイルが展開されます。セキュリティ設定によって、1つまたは複数のWindows® セキュリティ警告が表示されます。同意すると、展開が続行されます。
  3. 完了すると、Milestone XProtect VMS インストール ウィザードが開きます。
    1. インストール時に使用する言語を選択します(インストール後にシステムによって使用される言語ではなく、それは後で選択します)。[続行] をクリックします。
    2. Milestoneエンドユーザー使用許諾契約を読みます。使用許諾契約の条項に同意しますチェックボックスを選択して、続行をクリックします。
    3. プライバシー設定ページで、使用データを共有するかどうかを選択し、続行をクリックします。
    4. システムを欧州 GDPR に準拠するインストールにしたい場合は、データ収集を有効にしないでください。 データ保護と使用状況データの収集の詳細については、GDPR  プライバシーガイドを参照してください。

      プライバシー設定は後でいつでも変更できます。 システム設定(オプションダイアログボックス)も参照してください

    5. ライセンスファイルの場所を入力または参照で、XProtectプロバイダーから入手したライセンスファイルを入力します。または、ファイルの場所を参照するか、XProtect Essential+リンクをクリックして無料ライセンスファイルをダウンロードします。XProtect Essential+製品の無料版の制限については、製品比較を参照してください。続行する前に、ライセンスファイルがシステムで検証されます。[続行] をクリックします。
  4. カスタムを選択します。インストールするコンポーネントのリストが表示されます。マネジメントサーバーを除き、リストのすべてのコンポーネントはオプションです。レコーディングサーバーとモバイルサーバーはデフォルトでは選択されていません。インストールするシステムコンポーネントを選択し、続行をクリックします。

    システムを正しく機能させるには、XProtect API Gatewayのインスタンスを少なくとも1つインストールする必要があります。

  5. 下記のステップにおいて、すべてのシステムコンポーネントがインストールされます。さらに分散型のシステムの場合、1台のコンピュータに少数のシステムコンポーネントをインストールし、別のコンピュータに残りのシステムコンポーネントをインストールします。インストールのステップを認識できない場合、理由としてこのページに記されているシステムコンポーネントをインストールするよう選択していないことが考えられます。その場合は、次のステップに進みます。Download Managerを介したインストール(説明付き)、、もご参照くださいDownload Managerを介したレコーディングサーバーのインストールコマンドラインシェルを介したサイレントインストール(説明付き)

  6. XProtectシステムに使用するIISのウェブサイトを選択ページは、コンピュータで複数のIISウェブサイトを利用できる場合にしか表示されません。XProtectシステムにどのウェブサイトを使用するかを選択する必要があります。HTTPSバインディングのあるサイトを選択します。[続行] をクリックします。
  7. Microsoft® IISがコンピュータにインストールされていない場合、ここでインストールされます。

  8. Microsoft SQL Serverを選択ページで、使用するSQL Serverを選択します。カスタムインストール中のSQL Serverオプションもご参照ください。[続行] をクリックします。
  9. ローカルコンピュータにSQL Serverが存在しない場合はMicrosoft SQL Server Expressをインストールできますが、大規模な分散システムにおいては通常、ネットワーク上で専用のSQL Serverが使用されます。

  10. データベースを選択ページ(既存のSQL Serverを選択した場合にのみ表示)で、システム設定を保存するためのSQL Serverデータベースを選択または作成します。既存のSQL Serverデータベースを選択した場合、既存のデータを維持または上書きするかを決定します。アップグレードを行う場合は、システム設定が失われないよう既存のデータを維持するよう選択します。カスタムインストール中のSQL Serverオプションもご参照ください。[続行] をクリックします。
  11. データベース設定ページで、インストーラがデータベースを作成または再作成または作成済みデータベースを使用のどちらかを選択します。
  12. 自動的にデータベースに作成または再作成するには、インストーラがデータベースを作成または再作成を選択し、続行をクリックします。
  13. 目的に合わせて設定したデータベース、または作成済みデータベースを使用するには、 作成済みデータベースを使用を選択します。その後、高度なデータベース設定ページが表示されます。
  14. 高度なデータベース設定ページで、XProtectコンポーネントのサーバーとデータベース名を入力します。
  15. [Windows認証、サーバー証明書を信頼しない(推奨) または [Windows認証、サーバー証明書を信頼する] を選択するか、[Microsoft Entra Integrated、サーバー証明書を信頼しない(推奨) を選択します。

    インストールに使用するアカウントは、使用する認証タイプに応じて、Microsoft Entra IDまたはWindows ADに作成する必要があります。多要素認証(MFA)はこのアカウントではサポートされていません。

    (サーバー証明書を信頼しない)オプションは、Windows認証では推奨され、Microsoft Entra Integratedでは必須です。これは、インストール前にサーバー証明書が検証、確認されるようにするためです。無効なサーバー証明書に関する詳細は、インストールログファイルに記載されています。Windows認証、サーバー証明書を信頼するオプションを使用すると、サーバー証明書の検証をスキップできます。

  16. アイコンをクリックして接続を検証します。アイコンをクリックすると、サーバー証明書の検証も行われます。
  17. [続行] をクリック
  18. システム設定パスワードの割り当てページで、システム設定を保護するパスワードを入力します。システム回復時、またはシステムを拡張する際(クラスターの追加など)、このパスワードが必要になります。

    このパスワードを保存して安全に維持しておく必要があります。このパスワードをなくした場合は、システム設定を回復する能力に支障が出る可能性があります。

    システム設定をパスワードで保護したくない場合は、システム設定パスワードを保護しないことを選択し、システム設定が暗号化されないことを承知するを選択します。

    [続行] をクリックします。

  19. モバイルサーバーのデータ保護パスワードを割り当てページで、パスワードを入力して調査を暗号化します。システムを復元する場合や、追加のモバイルサーバーを使用してシステムを拡張する場合、モバイルサーバーのデータにアクセスするため、システム管理者はこのパスワードを入力する必要があります。

    このパスワードを保存し、安全に保管してください。この指示に従わない場合、モバイルサーバーのデータを復元する機能が損なわれる可能性があります。

    調査をパスワードで保護したくない場合は、モバイルサーバーのデータ保護パスワードを使用しないことを選択し、調査が暗号化されないことを理解しましたを選択します。

    [続行] をクリックします。

  20. レコーディングサーバーのサービスアカウントを選択で、レコーディングサーバーのサービスアカウントとしてこの定義済みアカウントまたはこのアカウントのいずれかを選択します。

    必要に応じてパスワードを入力します。

    アカウントのユーザー名は、1単語にしてください。スペースは使用できません。

    続行をクリックします。

  21. レコーディングサーバーの設定ページで、さまざまなレコーディングサーバーの設定を行います。
    1. レコーディングサーバー名フィールドに、レコーディングサーバー名を入力します。デフォルトでコンピュータ名になっています。
    2. マネジメントサーバーのアドレスフィールドにマネジメントサーバーのアドレスとポート番号が表示されます: localhost:80
    3. メディアデータベースロケーションの選択フィールドで、ビデオ録画を保存したい場所を選択します。ビデオ録画は、プログラムをインストールする場所とは別の、システムドライブ以外の場所に保存することをMilestoneは推奨します。デフォルトの場所は、空き容量が最も多いドライブです。
    4. ビデオ録画の保存期間フィールドで、録画を保存する期間を設定します。1日から365,000日の間の日数を入力できます。デフォルトの保存期間は7日間です。
    5. [続行] をクリックします。
  22. 暗号化を選択ページでは、以下の通信フローを保護できます。

    • レコーディング サーバー、データコレクター、マネジメントサーバー間

      内部通信フローで暗号化を有効にするには、サーバー証明書セクションで証明書を選択します。

      レコーディングサーバーからマネジメントサーバーへの通信を暗号化する場合、システムは、マネジメントサーバーからレコーディングサーバーへの通信も暗号化するよう求めます。

    • レコーディングサーバーとクライアント間

      レコーディング サーバーと、レコーディング サーバーからデータ ストリームを受け取るクライアントコンポーネント間の暗号化を有効にするには、ストリーミングメディア証明書セクションで証明書を選択します。

    • モバイルサーバーとクライアント間

      モバイルサーバーからデータ ストリームを取得するクライアントコンポーネント間の暗号化を有効にするには、モバイルストリーミングメディア証明書セクションで証明書を選択します。

    • イベントサーバーと通信するコンポーネントとイベントサーバー間

      イベントサーバーと通信するコンポーネント(LPR Serverなど)とイベントサーバー間の暗号化を有効にするには、イベントサーバー&拡張機能セクションで証明書を選択します。

    すべてのシステム コンポーネントに対して同じ証明書を使用することも、システムコンポーネントごとに異なる証明書を使用することもできます。

    安全なコミュニケーションのためのシステムの準備についての詳細は、以下を参照してください:

    インストール後、通知エリアのManagement Server Managerトレイ アイコンのServer Configuratorから暗号化を有効にすることもできます。

  23. ファイルの場所と製品の言語を選択ページで、プログラムファイルのファイルの場所を選択します。

    すでに Milestone XProtect VMSがコンピュータにインストールされている場合、このフィールドは無効になっています。このフィールドには、コンポーネントのインストール先が表示されます。

  24. 製品の言語フィールドで、どの言語でXProtect製品をインストールするのか選択します。[インストール] をクリックします。

    ソフトウェアがインストールされます。インストールが完了すると、正常にインストールされたシステムコンポーネントのリストが表示されます。[閉じる] をクリックします。

  25. コンピュータを再起動するよう指示される場合があります。コンピュータの再起動後、セキュリティ設定によって1つまたは複数のWindowsセキュリティ警告が表示される場合があります。許可すると、インストールが完了します。

  26. Management Clientでシステムを設定します。初期構成タスクリストをご参照ください。
  27. 選択内容によっては、Download Managerを介して他のコンピュータに残りのシステムコンポーネントをインストールします。Download Managerを介したインストール(説明付き)をご参照ください。

カスタムインストール中のSQL Serverオプション

どのSQL Serverとデータベースを以下のオプションと併用するかを決定します。

SQL Serverオプション

  • Microsoft® SQL Server® Expressをこのコンピュータにインストールする:このオプションは、SQL Serverがコンピュータにインストールされていない場合にのみ表示されます。
  • SQL Serverをこのコンピュータで使用する:このオプションは、SQL Serverがすでにコンピュータにインストールされている場合にのみ表示されます。

  • 検索によりネットワーク上でSQL Serverを選択する:ネットワークサブネット上で検索可能なすべてのSQL Serverインストールを検索できるようになります。
  • ネットワーク上でSQL Serverを選択する:検索で見つけることができない可能性がある、SQL Serverのアドレス(ホスト名とIPアドレス)を入力できるようになります。

SQL Serverデータベースオプション

  • 新しいデータベースを作成する:主に新規インストール向け
  • 既存のデータベースを使用する:主に既存のインストールのアップグレード向け。Milestoneは、システム設定が失われないよう既存のSQL Serverデータベースを再利用し、その中の既存のデータを維持するよう推奨しています。SQL Serverデータベース内のデータを上書きするよう選択することも可能です。