Milestone Interconnect(説明付き)
使用可能な機能は、使用しているシステムによって異なります。すべての機能に関するリストをご確認ください。リストは、Milestoneウェブサイト(https://www.milestonesys.com/products/software/xprotect-comparison/)の製品概要ページにあります。
Milestone Interconnect™では、物理的に断片化された、より少ない数を統合し、1つのXProtect中央サイトでXProtect Corporateをリモートインストールできます。リモートサイトと呼ばれるこれらの小さいサイトは船舶、バス、電車などのモバイルユニットにインストールできます。つまり、このようなサイトは恒久的にネットワークに接続する必要がありません。
次の図は、システムに設定する方法Milestone Interconnectを示します。
- Milestone Interconnect中央XProtect Corporateサイト
- Milestone Interconnectドライバー(中央サイトのレコーディングサーバーとリモートサイト間の接続を処理します。ハードウェアの追加ウィザードを使ってリモートシステムを追加する場合は、ドライバーのリストから選択する必要があります。)
- Milestone Interconnectの接続
- Milestone Interconnectリモートサイト(システムのインストールによる完全なリモートサイト、ユーザー、カメラなど)
- Milestone Interconnectリモートシステム(リモートサイトでの実際の技術的なインストール)
中央サイトからハードウェアの追加ウィザードを使用して、リモートサイトを中央サイトに追加します(リモートサイトを中央Milestone Interconnectサイトに追加を参照)。
各リモートサイトは独立して実行され、通常の監視タスクを実行することが可能です。ネットワーク接続および適切なユーザー権限(「ユーザー権限を割り当て」を参照)によって、Milestone Interconnectは中央サイトにリモートサイトのカメラのライブビューが直接提供し、中央サイトでリモートサイトの録画を再生します。
中央サイトは、指定されたユーザー・アカウント(リモートサイトを追加したとき)がアクセス権を持つデバイスを表示し、アクセスすることのみ可能です。これにより、ローカルシステム管理者は、中央サイトとそのユーザーが使用できるデバイスを制御できます。
中央サイトではInterconnectで接続されたカメラ用システムのステータスを表示できますが、リモートサイトのステータスを直接表示することはできません。その代わり、リモートサイトをモニターするため、中央サイトでアラームまたは他の通知をトリガーするリモートサイトのイベントを使用できます(リモートサイトからのイベントに応答するように中央サイトを構成するを参照)。
XProtect Smart Clientユーザーによるイベント、ルール/スケジュール、または手動の要求のいずれかに基づいて、リモートサイトの録画を中央サイトに転送することが可能です。
XProtect Corporateシステムだけが、中央サイトとして動作できます。XProtect Corporateを含む他のすべての製品は、リモートサイトとして動作できます。中央サイトがリモートサイトで発生したデバイスやイベントを処理できるかどうかや、処理できる場合には、その方法、どのバージョン、何台のカメラを処理できるかは設定によって異なります。特定のXProtect製品をMilestone Interconnect設定で連携する方法の詳細については、 Milestone InterconnectのWebサイト(https://www.milestonesys.com/products/expand-your-solution/milestone-extensions/interconnect/)をご参照ください。
Milestone InterconnectまたはMilestone Federated Architectureの選択(説明付き)
中央サイトのユーザーがリモートサイトのビデオにアクセスする必要がある、物理的に分散化されたシステムでは、Milestone Interconnect™またはMilestone Federated Architecture™を選択することができます。
Milestoneでは、以下の場合にMilestone Federated Architectureを推奨しています。
- 中央サイトとフェデレーテッドサイトの間でのネットワーク接続が安定している。
- ネットワークが同一ドメインを使用している。
- 大きなサイトが少数ある。
- 帯域は、必要要件に対して十分である。
Milestoneでは、以下の場合にMilestone Interconnectを推奨しています。
- 中央サイトとリモートサイトのネットワーク接続が不安定。
- 自分または組織が、リモートサイトで別のXProtect製品を使用することを希望している。
- ネットワークが異なるドメインまたはワークグループを使用している。
- 小さいサイトが多数ある。
Milestone Interconnectおよびラインセンス
Milestone Interconnect を実行するには、中央サイトに、リモートサイトのハードウェアデバイスからビデオを表示するための Milestone Interconnect カメラライセンスが必要です。必要な Milestone Interconnect カメラライセンスの数は、データを受信したいリモートサイトのハードウェアデバイスの数によって異なります。XProtect Corporate のみが中央サイトとして動作できます。
Milestone Interconnectカメラライセンスのステータスは、中央サイトのライセンス情報ページに一覧表示されます。
Milestone Interconnectの設定(説明付き)
Milestone Interconnectを実行する方法は3つあります。設定の実行方法は、ネットワーク接続、録画の再生方法、リモート録画を取得するかどうか、またどの程度取得するかによって異なります。
以下では、最も一般的な3つの設定ついて説明しています。
リモートサイトから直接再生(安定したネットワーク接続)
最も単純な設定です。中央サイトは常にオンラインでリモートサイトに接続し、中央サイトのユーザーはリモートサイトから直接録画を再生します。このためにはリモートシステムから録画を再生オプションを使用する必要があります(リモートサイトのカメラからの直接再生を可能にするを参照)。
ルールまたはXProtect Smart Clientに基づく、リモートサイトからの選択したリモート録画シーケンスの取得(一時的に制限されたネットワーク接続)
選択した録画シーケンス(リモートサイトから開始)を、リモートサイトからの独立を保証するために中央に保存する必要があるときに使用します。ネットワーク障害やネットワークが制限された場合に、独立性は非常に重要になります。リモート録画の取得設定は、リモート取得タブで構成します(リモート取得タブを参照)。
必要に応じて、またはルールを設定できる場合にXProtect Smart Clientからリモート録画の取得を開始できます。シナリオによっては、リモートサイトをオンラインにしておいたり、あるいはほとんどの時間オフラインにすることができます。これは多くの場合、業界によって異なります。中央サイトがリモートサイトと恒久的に接続されていることが一般的な業界もあります(小売業の本社(中央サイト)と多数の店舗(リモートサイト)など)。また、運輸業など、リモートサイトがモバイル(バス、電車、船舶など)であり、断続的にしかネットワークに接続できない業界もあります。リモート録画取得中にネットワーク接続で障害が発生した場合、ジョブは次の機会に続行されます。
自動取得またはXProtect Smart Clientからの取得リクエストをリモート取得タブで指定されている時間間隔外に検出した場合、リクエストは受け付けられますが、選択された時間間隔に達するまでは開始されません。新しい録画取得ジョブはキューに入れられ、許容される時間間隔に達したときに開始されます。保留中のリモート録画取得ジョブは、システムダッシュボード>現在のタスクから確認できます。
接続エラーの後、取得できなかったリモート録画はデフォルトでリモートサイトから取得されます。
レコーティングサーバーなどのリモートサイトは、カメラのエッジストレージを使用します。通常、リモートサイトは中央サイトとオンラインで接続されており、中央サイトにより録画されるようライブストリームをフィードしています。何らかの原因でネットワークが切断されると、中央サイトの録画シーケンスも中断されます。ただし、ネットワークが復旧すると、中央サイトは、ダウン期間中のリモート録画を自動的に取得します。ここでは、カメラのレコードタブの接続が復旧したときに自動的にリモート録画を取得するオプション(リモートサイトのカメラからリモート録画を取得するを参照)を使用する必要があります。
お客様の組織のニーズに合わせて上記の方法を組み合わせることができます。