XProtect Smart Wallの設定

Smart Wallの定義は任意の数、設定できます。Smart Wallの定義は、2つのステップで設定できます。まず、XProtect Management Clientでユーザー権限の設定やルールの設定など、Smart Wallの定義を設定します。次に、オペレータがビデオウォールにコンテンツを手動プッシュできるようにするため、Milestoneは、XProtect Smart ClientSmart Wallコントロール閉じたさまざまなモニターに表示される内容を制御できるビデオウォールを説明した図。を専用ビューに追加することを推奨しています。以下も参照: Smart Wallコントロール(説明付き)

XProtect Management Client

  1. Smart Wall定義を作成し、一般的なプロパティ(ビューアイテムの名前やプロパティなど)を設定します。以下も参照: Smart Wall定義を作成する
  2. Smart Wallモニターを追加し、ビデオウォールの物理的モニターと同じようにモニターのサイズと位置を設定します。「Smart Wallモニターの追加」と「Smart Wallモニターの配置」も参照してください。XProtect Smart ClientSmart Wallコントロールは、これらの設定を使用して、左右または上下に重ねるなどモニターの配置方法(レイアウト)を表示します。
  3. (オプション) モニタービューのレイアウトを定義し、後の段階でデフォルトのカメラを追加するために必要な空のSmart Wall プリセット閉じたXProtect Smart Clientで1台以上のSmart Wallに対して事前に設定したレイアウトプリセットにより、ビデオウォールの各モニターに表示されるカメラとコンテンツのレイアウト(表示構成)が設定されます。を作成します以下も参照: Smart Wallの定義のプリセットを作成
  4. (オプション) 各モニターで、プリセットを選択し、ビューレイアウトを定義し、デフォルトのカメラを追加します以下も参照: ビューレイアウトを定義し、カメラを追加します

    プリセットを使用するタイミング:オペレータにカメラとビューを手動でSmart Wallにプッシュしてもらいたい場合は、 プリセットの作成は不要です。ただし、ルールを使用してビデオウォールに表示するコンテンツを自動変更する予定の場合は、プリセットを設定する必要があります。

XProtect Smart Client

  1. オペレータがコンテンツをビデオウォールにプッシュできるようにするには、必要なビューを作成し、Smart Wallコントロールを追加します。Smart Wallコントロールを使用すると、カメラ、ビュー全体、その他のタイプのコンテンツを個々のモニターにドラッグ&ドロップまたは送信できます。ビューにSmart Wallコントロールを追加するも参照してください。
  2. XProtect Management Clientで設定されている個別のSmart Wallモニターのビューレイアウトを変更します。Smart Wallモニターのレイアウト変更も参照してください。
  3. Smart Wallの定義にすでに適用されているプリセットをリセットまたは変更します。Smart Wallプリセットのリセットまたは変更も参照してください。

Smart Wall定義を作成する

Smart Wall定義を設定するには、まず、XProtect Management Clientで作成する必要があります。作成したいSmart Wall定義ごとに以下のステップを繰り返します。

  1. XProtect Management Clientクライアントを展開し、Smart Wallを選択します。
  2. Smart WallペインでSmart Wallの定義を右クリックし、Smart Wallを追加を選択します。 ウィンドウが表示されます。

    Create Smart Wall definition in XProtect Management Client.

  3. Smart Wallの設定を指定します。
  4. 一般ビューアイテムのプロパティ設定で、ビューのカメラの上にシステムステータスの情報とタイトルバーを表示するかどうかを指定します。
  5. OKをクリックします。これでSmart Wall定義がSmart Wallペインに追加されます。
  6. 次に、Smart Wallモニターを追加します。以下も参照: Smart Wallモニターの追加

Smart Wallモニターの追加

Smart Wall定義を作成した後、ビデオウォールを構成するSmart Wallモニターを追加し、モニターの設定を指定する必要があります。

手順:

  1. Smart WallペインでSmart Wallの定義を右クリックし、モニターを追加を選択します。 ウィンドウが表示されます。

    Add a monitor to a Smart Wall definition.

  2. ビデオウォール上の物理的モニターの1つと一致するように、モニターの寸法とアスペクト比を設定します。
  3. OKをクリックして変更を保存します。
  4. Smart Wallモニターの数が物理的モニターの数と同じになるまで、Smart Wallモニターを追加します。
  5. 次に、モニターを配置します。以下も参照: Smart Wallモニターの配置.

Smart Wallモニターの配置

モニターをSmart Wallの定義に追加したら、ビデオウォール上の物理的モニターの設定と一致するように、それぞれのモニターを配置する必要があります。

手順:

  1. Smart WallペインでSmart Wallを選択します。
  2. プロパティペインで、レイアウトタブをクリックします。

    Smart Wall monitor Layout tab.

  3. 編集ボタンをクリックします。 ウィンドウが表示されます。

    Position Smart Wall monitors in XProtect Management Client.

  4. モニターをドラッグ&ドロップで配置するか、矢印を使用します。
  5. Increase the size of your Smart Wall monitor.またはDecrease the size of your Smart Wall monitor.をクリックして、ズームインまたはズームアウトします。
  6. モニターの寸法とアスペクト比をまだ指定していない場合は、今ここで指定できます。
  7. OKをクリックして変更を保存します。モニターの配置とサイズ設定は、XProtect Smart ClientSmart Wallコントロールで視覚化されます。
  8. 次に、プリセット閉じたXProtect Smart Clientで1台以上のSmart Wallに対して事前に設定したレイアウトプリセットにより、ビデオウォールの各モニターに表示されるカメラとコンテンツのレイアウト(表示構成)が設定されます。を追加します。プリセットの追加は、Smart Wallモニターのレイアウトを指定し、モニターにカメラを追加するための要件です。以下も参照: Smart Wallの定義のプリセットを作成

Smart Wallの定義のプリセットを作成

プリセットを使用して、ビデオウォールまたは特定のモニターに表示される内容を設定できます。必要な数のプリセットを作成します。

手順:

  1. Smart WallペインでSmart Wallを選択します。
  2. プロパティペインでプリセットタブをクリックします。
  3. 新規追加をクリックします。 ウィンドウが表示されます。

    Add Smart Wall presets to your Smart Wall definition.

  4. 希望する場合、タイプを入力し、説明を追加します。
  5. OKをクリックして変更を保存します。
  6. 追加するプリセットごとに上記のステップを繰り返します。
  7. 次に、ビューレイアウトとカメラをモニターに追加します。以下も参照: ビューレイアウトを定義し、カメラを追加します.

ビューレイアウトを定義し、カメラを追加します

モニターに表示する内容をコントロールするには、プリセットを選択し、ビューレイアウトを定義し(2x2など)、場合によってはカメラを追加する必要があります。

  • 通常1つのプリセットによってビデオウォールのモニターすべてが網羅されます。これらの各モニターに対して、同じプリセットを選択し、モニターで表示する内容に従って、プリセットを設定します。プリセットは空にもできます。

  • 空のプリセットは、ブランクスクリーンのモニタリングを使用している場合に役立つ可能性があります。以下も参照: ブランク画面のモニタリング(説明付き).

手順:

  1. Smart Wallペインで、カメラを追加したいモニターを選択します。
  2. プロパティペインでプリセットタブをクリックします。
  3. プリセットを選択します。
  4. 編集をクリックします。 ウィンドウが表示されます。
  5. をクリックします。別のウィンドウが開きます。

    Define the view layout of a Smart Wall monitor.

  6. レイアウトを選択し、OKをクリックします。レイアウトが最初のウィンドウの右側に表示されます。

    Add cameras to the view layout of a Smart Wall monitor.

  7. デバイスグループまたはレコーディングサーバータブで、カメラをプリセットアイテムまでひとつひとつドラッグします。プリセットアイテムを空のままにすることもできます。
  8. OKをクリックして変更を保存します。
  9. 各モニターに対して上記の手順を繰り返します。
  10. これで、Smart WallXProtect Smart Clientで使用できるようになりました。

XProtect Smart Wallを使用してオペレータのユーザー権限も設定する必要があります。以下も参照: XProtect Smart Wallのユーザー権限の指定

Smart Wallの定義のプリセットのアクティベート

XProtect Smart ClientSmart Wallコンテンツを表示するには、まずSmart Wallの定義のために作成されたプリセットをアクティベートする必要があります。XProtect Smart Clientでプリセットをアクティベートすることもできます。

手順:

  1. Smart Wallペインで、Smart Wallの定義を選択します。

    Activate the presets defined for a Smart Wall definition.

  2. 必要な各プリセットに対して、アクティベートをクリックします。また、XProtect Smart Clientでプリセットを手動でアクティベートすることもできます。