マルチストリーミングの管理
ライブビデオの閲覧および録画ビデオの再生には、必ずしも同じビデオ画質とフレームレートが必要とは限りません。ストリームのいずれか1つをライブ閲覧用にして、もう1つを再生目的で使用することもできますし、または複数の独立したライブストリームとして、異なる解像度、エンコーディング、フレームレート設定で使用することも可能です。
録画に使用するストリームを変更するには
ライブストリームには、カメラがサポートしている複数のライブストリームを設定できますが、録画には一度に1つのストリームしか選択できません。
- [サイトナビゲーション]ペインで[デバイス]を選択します。
- [概要]ペインで該当するカメラを選択します。
- [ストリーム]タブで、録画するストリームの[録画]チェックボックスを選択します。
データ転送の制限
クライアントによって閲覧されているときにのみビデオストリームが実行されるよう、条件を設けることができます。
ストリーミングを管理するため、そして不要なデータ転送を制限するため、ストリーミングは以下の条件下では開始しません:
- [サイトナビゲーション]ペインで[デバイス]を選択します。
- [概要]ペインで該当するカメラを選択します。
- [ストリーム]タブの[ライブモード]リストで[必要な場合]を選択します。
- [録画]タブの[録画]チェックボックスを選択解除します。
- [モーション]タブの[モーション検知]チェックボックスを選択解除します。
これらの条件が満たされた場合、ビデオストリームはクライアントによる閲覧時にのみ実行されます。
例
例1: ライブビデオおよび録画ビデオ:
- ライブビデオの再生では、組織によって高いフレームレートでのH.264が望ましい場合があります。
- 録画ビデオを再生する場合、組織によっては低いフレームレートでのMJPEGを使用することで、ディスクの空き容量を保持できる方が望ましい場合もあります。
例2: ローカルビデオおよびリモートライブビデオ:
- ローカル接続された操作ポイントからライブビデオを閲覧する場合、組織によっては可能な限り高品質のビデオを利用するために、高いフレームレートのH.264が望ましい場合があります。
- リモート接続された操作ポイントからライブビデオを閲覧する場合、組織によってはネットワーク帯域を保持するために、低いフレームレートのMJPEGが望ましい場合もあります。
例3: アダプティブストリーミング:
- ライブビデオを閲覧し、XProtect Smart ClientコンピュータのCPUとGPUの負荷を軽減するには、組織によっては複数の高フレームレートH.264/H.265を使用するものの、アダプティブストリーミングの使用時にはXProtect Smart Clientによって要求された解像度と一致させるために異なる解像度が使用されることが望ましい場合もあります。詳細については、「Smart Clientのプロファイル(クライアントノード)」を参照してください。
カメラの[クライアント]タブで[ライブマルチキャスト]を有効にした場合(「[クライアント]タブ(デバイス)」を参照)、デフォルトのビデオストリームに対してのみ機能します。
たとえカメラがマルチストリーミングをサポートしていても、カメラによって個々のマルチストリーミングの機能は異なります。詳細については、カメラの文書を参照してください。
カメラで他の種類のストリームを利用できるかを確認するには、[設定]タブ(デバイス)を参照します。