ビデオプッシュを使用したビデオのストリーミング(説明付き)
ビデオプッシュを設定すると、ユーザーはモバイルデバイスのカメラからXProtect監視システムに動画をストリーミングし、常に状況に関する通知を受信するか、動画を録画して後から調査できます。ビデオストリームには音声もついている場合があります。
ビデオプッシュタブとビデオプッシュ 設定の要件も参照してください。
ビデオを流すための「ビデオ・プッシュ」の設定
ユーザーが携帯デバイスからXProtectシステムにビデオを流すには、XProtect Mobileサーバーでビデオプッシュを設定する必要があります。
Management Client次の手順で設定が可能です。
- ビデオプッシュタブで、ビデオプッシュチェックボックスを選択して、この機能を有効にします。
- ビデオプッシュチャネルをストリーミングビデオに追加。
- ビデオプッシュドライバーをRecording Serverのハードウェアデバイスとして追加します。このドライバーはカメラデバイスに影響して、Recording Serverにビデオを流すことができます。
- ビデオプッシュドライバーデバイスをビデオプッシュのためのチャネルに追加します。
ビデオプッシュ・チャネルをストリーミングビデオに追加
チャネルを追加するためには、次のステップを踏んで下さい。
- ナビゲーション ペインで[モバイル サーバー]を選択してからモバイル サーバーを選択します。
- 「ビデオ・プッシュ」 のタブ上で、 「ビデオ・プッシュ」 を選択しボックス内をチェ チェックして下さい。
- [チャネル マッピング]の左下で[追加]をクリックし、ビデオ プッシュ チャネルを追加します。
- 表示されたダイアログボックスに、チャネルを使用するユーザー アカウントのユーザー名を入力します ([役割]で追加)。このユーザーアカウントによるXProtect Mobileサーバーとレコーディングサーバーへのアクセスを [セキュリティ全般]タブで許可する必要があります。
- ポート・ナンバーを書き留めておいて下さい。それは、記録サーバーにハードウエア・ディバイスとして「ビデオ・プッシュ」を追加する時に必要です。
- [OK]をクリックして、[ビデオ プッシュ チャネル]ダイアログを閉じます。
- チャネルを保存するには、ナビゲーション ペインの左上で[保存]をクリックします。
「ビデオ・プッシュ」を使用するには、このアカウントのユーザー名とパスワードを使用して、モバイルデバイスでXProtect Mobileにログインする必要があります。
新しいビデオ プッシュ チャネルを追加すると、レコーディング サーバーでハードウェア デバイスとしてチャネルを追加する際に使われるポート番号とMACアドレスが生成されます。また、Recording ServerとMobile Serverの接続で使用されるパスワードも生成されます。デフォルトのパスワードは、Milestoneです。
ビデオ プッシュ チャネルの編集
追加したビデオ プッシュ チャネルの設定詳細は編集できます。
- [チャネル マッピング]で編集するチャネルを選択し、[編集]をクリックします。
- 編集を終了したら、[OK]をクリックして[ビデオ プッシュ チャネル]ダイアログボックスを閉じます。
- 編集内容を保存するには、ナビゲーション ペインの左上で[保存]をクリックします。
ビデオ プッシュ チャネルのポート番号とMACアドレスを編集する場合は、レコーディング サーバーで以前に追加したビデオ プッシュ チャネル設定の詳細も必ず新しい情報に置き換えてください。これを行わなければ、Recording ServerとMobile Serverの接続が失われます。
ビデオプッシュチャネルの追加
不要になったチャネルは削除できます:
- [チャネル マッピング]で削除するチャネルを選択し、[削除]をクリックします。
- 変更を保存するには、ナビゲーション ペインの左上で[保存]をクリックします。
パスワードの変更
自動的に生成され、Recording ServerとMobile Serverの接続で使用されるパスワードは変更可能です。
- [チャネル マッピング]の右下で[パスワードの変更]をクリックします。
- [ビデオ プッシュのパスワード変更]ダイアログボックスで、最初のフィールドに新しいパスワードを入力し、2番目のフィールドでも新しいパスワードを繰り返して[OK]をクリックします。
- 変更を保存するには、ナビゲーション ペインの左上で[保存]をクリックします。
ビデオ プッシュ チャネルのパスワードを変更する場合は、すでにリストに含まれているビデオ プッシュ チャネル、または将来、追加されるビデオ プッシュ チャネルすべてに変更が適用されます。既存のビデオ プッシュ チャネルをすべてリストから削除する場合でも、新しいパスワードは有効なままで、将来のチャネルに適用されます。
変更を保存した後、既存のビデオ プッシュ チャネルはすべて機能しなくなります。Recording ServerとMobile Serverの間の接続が切断されるためです。この接続を回復するには、ナビゲーション ペインで[レコーディング サーバー]タブを右クリックして[ハードウェアの置き換え]ウィザードを実行し、Recording Serverでハードウェア デバイスとして追加したビデオ プッシュドライバーの新しいパスワードを入力します。
ビデオプッシュドライバーをハードウェアデバイスとしてに追加するRecording Server
- ナビゲーションの窓で、「記録サーバー」をクリックして下さい。
- ビデオを流したいサーバーを右クリックして、[ハードウエアの追加]をクリックして、[ハードウエアの追加]ウイザードを開きます。
- ハードウエア探知方法として[手動]を選択し、[次へ]をクリックして下さい。
- ビデオプッシュドライバーのログイン資格情報を入力します。
- ユーザー名: デフォルトのユーザー名を使用する場合は、フィールドを空白のままにします。
- パスワード:Milestone (システムによって生成されたパスワード) を入力するか、モバイル サーバーでビデオ プッシュ チャネルを追加した際にパスワードを変更している場合は、使用したいパスワードを入力してから、[次へ]を入力します
これはユーザーではなく、ハードウェアの資格情報です。資格情報は、ビデオ プッシュ チャネルへのアクセスで使用されるユーザー アカウントには関係していません。
- ドライバーズリストでMilestoneを展開し、「ビデオ・プッシュ・ドライバー」のチェックボックスを選択してから[次へ]をクリックます。
- アドレスフィールドには、XProtect MobileサーバーがインストールされているコンピュータのIPアドレスを入力してください。
システムの生成したMACアドレスを使用するようお勧めします。ビデオ プッシュ ドライバーで問題が発生した場合、またはモバイル サーバーでビデオ プッシュ チャネルのポート番号とMACアドレスを編集した場合などにのみ変更します。
- 「ポート」 欄で、ビデオを流すために作成したチャネル用のポートナンバーを入れて下さい。ポートナンバーはチャネルを作成した時に割り当てられています。
- 「ハードウエア・モデル」内で、「ビデオ・プッシュ・ドライバー」を選択し、「次へ」をクリックして下さい。
- システムが新しいハードウエアを探知したら、「次へ」をクリックして下さい。
- ハードウエア名テンプレートフィールドで、ハードウエアのモデルとそのIPアドレスを表示するか、モデルのみを表示するか決めてください。
- 関係するディバイスが作動するかどうかは、「作動可」チェックボックスを選択して決めて下さい。「ビデオ・プッシュ・ドライバー」の関連ディバイスは、作動不可でも、追加することができます。後で、作動可にできます。
ビデオを流す際にロケーション情報を使いたい場合は、「メタデータ・ポート」を作動させる必要があります。
ビデオをストリームするときに音声を再生したい場合は、ビデオストリーミングに使うカメラのマイクを有効にしてください。
- 左側で該当するデバイスのデフォルトのグループを選択するか、グループに追加フィールドで特定のグループを選択してください。一つのグループにディバイスを追加すれば、同時にすべてのディバイスを設定してり、あるいはディバイスの入れ替えが簡単にできます。
ビデオプッシュドライバー デバイスをビデオプッシュのためのチャネルに追加します。
ビデオプッシュドライバー デバイスをビデオプッシュのためのチャネルに追加するには、以下の手順に従ってください。
- 「サイト・ナビゲーション」で、「携帯サーバー」をクリックしてから、「ビデオ・プッシュ」タブをクリックして下さい。
- 「カメラを見つける」をクリックして下さい。成功すると、カメラ名欄に、ビデオプッシュドライバー カメラの名前が表示されます。
- あなたの構成を保存して下さい。
既存のビデオプッシュチャネルに対し音声を有効化する
ビデオプッシュで音声を有効にする要件を満たした後(ビデオプッシュ 設定の要件を参照)、Management Clientでは:
- [サイトナビゲーション]ペインで、[サーバー]ノードを展開し、[レコーディングサーバー]をクリックします。
- 概要ペインで該当するレコーディングサーバーのフォルダーを選択し、Video Push Driverフォルダーを展開してからビデオプッシュに該当するマイクを右クリックします。
- [有効化]を選択してマイクを有効にします。
- 同じフォルダー内で、ビデオプッシュに該当するカメラを選択します。
- プロパティペインで、クライアントタブをクリックします。
詳細については、クライアントタブ(デバイス)を参照してください。 - [該当するマイク]フィールドの右側にある
をクリックします。[選択したデバイス]ダイアログボックスが開きます。
- レコーディングサーバータブで、レコーディングサーバーフォルダーを展開し、ビデオプッシュ関連のマイクを選択します。
- OKをクリックします。