スマートコネクト

スマートコネクトを利用すると、検証を行うためにモバイルデバイスやタブレットにログインしなくても、XProtect Mobileが正しく設定されたことを確認できます。また、XProtect MobileクライアントとXProtect Web Clientユーザーの接続プロセスを簡素化します。

この機能では、XProtect MobileサーバーがパブリックIPアドレスを使用しており、システムにMilestone Care Plusサブスクリプションパッケージのライセンスが付与されている必要があります。

リモート接続の設定が成功した場合、即座にシステムからManagement Clientにフィードバックが送られ、XProtect Mobileサーバーがインターネットからアクセスできることを確認します。

スマートコネクトはXProtect Mobileサーバーが内部および外部のIPアドレス間をシームレスに切り替え、どこからでもXProtect Mobileに接続できるようにします。

顧客のモバイルクライアントの設定を容易にするために、Management Client内からエンドユーザーに直接電子メールを送信できます。電子メールにはサーバーを直接XProtect Mobileに追加するリンクが含まれています。これでネットワークアドレスやポートを入力する必要なしに設定が完了します。

スマートコネクトの設定

スマートコネクト機能を設定するには、次の手順に従います。

  1. Management Clientのナビゲーションペインで、サーバーを展開し、モバイルサーバーを選択します。
  2. モバイルサーバーを選択し、接続タブをクリックします。
  3. ルーターでUniversal Plug and Play検出を有効にします。
  4. 接続を設定します。
  5. 電子メールメッセージをユーザーに送信します。
  6. 複雑なネットワークでの接続を有効にします。

ルーターでUniversal Plug and Play検出を有効化する

モバイルデバイスをXProtect Mobileサーバーに容易に接続できるよう、ルーターでUniversal Plug and Play(UPnP)を有効にできます。UPnPにより、XProtect Mobileサーバーはポート転送を自動的に構成できます。ただし、ウェブインターフェイスを使用すると、ルーターでポート転送を手動で設定できます。ルーターによっては、ポートマッピングの設定手順が異なる場合があります。ルーターでポート転送を設定する方法が分からない場合は、デバイスのマニュアルをご参照ください。

5分ごとに、XProtect Mobile Serverサービスは、インターネットのユーザーがサーバーを使用できることを検証します。ステータスは、プロパティペインの左上に表示されます:Server accessible through internet status.

複雑なネットワークでの接続を有効にする

カスタム設定がある複雑なネットワークの場合、ユーザーが接続に必要な情報を入力できます。

インターネットアクセスグループの接続タブで、以下を指定します。

  • UPnPポートマッピングを使用して接続を特定の接続にリダイレクトするには、カスタムインターネットアクセスを設定チェックボックスを選択します。次に、IPアドレスまたはホスト名と、接続に使われるポートを入力します。例えば、ルーターがUPnPをサポートしない場合、またはルーターのチェーンがある場合に、この設定を行います
  • IPアドレスが頻繁に変更される場合は、チェックしてIPアドレスを動的に取得チェックボックスを選択します

接続の設定

  1. Management Clientのナビゲーションペインで、サーバーを展開し、モバイルサーバーを選択します。
  2. サーバーを選択し、接続タブをクリックします。
  3. 全般グループのオプションを使用して、以下を指定します。
    • XProtect MobileクライアントとXProtect Web Clientユーザーが容易にXProtect Mobileサーバーに接続できるようにするには、スマートコネクトを有効にするチェックボックスを選択します
    • XProtect MobileクライアントおよびXProtect Web Clientが稼働中であることをモバイルサーバーに示す頻度の時間枠を設定します。

    • UPnPプロトコルを使用したネットワーク上でXProtect Mobileサーバーを検出できるようにするには、 UPnP検出を有効にするチェックボックスを選択します
    • ルーターがその仕様で構成されている際にXProtect Mobileサーバーがポートマッピングを自ら実行できるようにするには、自動ポートマッピングを有効にするチェックボックスを選択します。

電子メールメッセージをユーザーに送信する

XProtect MobileクライアントとXProtect Web Clientの設定を容易にするために、Management Client内からエンドユーザーに直接電子メールを送信できます。電子メールにはサーバーを直接XProtect Mobileに追加するリンクが含まれています。これでネットワークアドレスやポートを入力する必要なしに設定が完了します。

  1. 招待を電子メールで送信するフィールドに、スマートコネクト通知の受信者の電子メールアドレスを入力し、言語を指定します。
  2. 次に、以下のいずれか1つを実行します。
    • メッセージを送信するには、送信をクリックします。
    • メッセージングプログラムに情報をコピーします。

詳細については以下をご参照ください。

スマートコネクト設定の要件

接続タブ