アップグレード(説明付き)
アップグレード時には、現在コンピュータにインストールされているすべてのコンポーネントがアップグレードされます。アップグレード中にインストール済みコンポーネントを削除することはできません。インストール済みコンポーネントを削除するには、アップグレードの前後にWindowsの「プログラムの追加と削除」機能を使用します。アップグレード時には、マネジメントサーバーのデータベースを除く、すべてのコンポーネントが自動的に削除および置換されます。これにはデバイスパックのドライバーも含まれます。
現在のバージョン以前のXProtectバージョンのレコーディングサーバーとの下位互換性には制限があります。旧バージョンのレコーディングサーバーの録画にもアクセスすることはできますが、設定を変更するには、現在のバージョンと同じバージョンである必要があります。このため、Milestoneはシステムのすべてのレコーディングサーバーをアップグレードすることを推奨しています。
レコーディングサーバーを含めてアップグレードすると、ビデオデバイスドライバーを更新するか保持するかを確認するメッセージが表示されます。更新を選択すると、システムの再起動後、ハードウェアデバイスが新しいビデオデバイスドライバーと接続するまでに数分かかる場合があります。これは、新しくインストールされたドライバーについて、いくつかの内部チェックが行われるためです。
バージョン2017 R3以前のバージョンから、2018 R1以降のバージョンにアップグレードした後に、システムに古いカメラが残っている場合は、弊社ウェブサイト(https://www.milestonesys.com/download/)のダウンロードページから、レガシードライバーが含まれるデバイスパックを手動でダウンロードする必要があります。レガシーデバイスパックに含まれるドライバーを使用するカメラが存在するかどうかを確認するには、弊社ウェブサイトの「https://www.milestonesys.com/support/software/device-packs/」ページをご参照ください。
2018 R1以前のバージョンから、2018 R2以降のバージョンに更新した場合は、アップグレードを開始する前に、システムのすべてのレコーディングサーバーをセキュリティパッチでアッデートすることが重要です。セキュリティパッチなしでアップグレードすると、レコーディングサーバーに不具合が生じる可能性があります。
レコーディングサーバーにセキュリティパッチをインストールする方法については、弊社ウェブサイト(https://supportcommunity.milestonesys.com/s/article/XProtect-VMS-NET-security-vulnerability-hotfixes-for-2016-R1-2018-R1/)をご参照ください。
マネジメントサーバーとレコーディングサーバー間の接続を暗号化するには、すべてのレコーディングサーバーを2019 R2以降のバージョンにアップグレードしてください。
推奨されるアップグレード手順の概要については、アップグレードのベストプラクティスをご参照ください。