マネジメントサーバーコンピュータのホスト名を変更
マネジメントサーバーのアドレスに完全修飾ドメイン名(FQDN)またはホスト名が含まれている場合、コンピュータのホスト名を変更すると、XProtect内でも影響が出る点を考慮して対応する必要があります。
一般的に、マネジメントサーバーのホスト名変更は後で多大なクリーンアップ作業が必要になる可能性があるため、慎重に計画してください。
ホスト名の変更が及ぼす影響の一部について、以下のセクションで概説します。
証明書の有効性
証明書はサービス間の通信を暗号化するために用いられますXProtect。
証明書は、その作成過程によってはインストール先のコンピュータに関連付けられたものとなることもあり、コンピュータ名を変更しない場合に限り有効となります。
証明書を作成する方法について詳しくは、「証明書について」を参照してください。
証明書は、その作成過程によってはインストール先のコンピュータに関連付けられたものとなることもあり、コンピュータ名を変更しない場合にXProtectVMS限り有効となります。システムを再び稼動させるには、以下のステップを完了してください。
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新しい証明書を作成し、これらを環境内のすべてのコンピュータに再インストールします。
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Server Configuratorを使用して新しい証明書を各コンピュータに適用し、新しい証明書による暗号化を有効にします。
これにより、新しい証明書の登録がトリガーされ、システムを再稼働できるようになります。
登録されたサービスの顧客データ資産の損失
登録済みサービス用の顧客データプロパティの損失マネジメントサーバーアドレスの変更後などにServer Configuratorを使用して登録を完了すると、登録済みサービスの情報編集は上書きされます。登録済みサービスの情報に変更を加えた場合、名称が変更されたコンピュータ上のマネジメントサーバーに登録されている全サービスに対して、これらの変更を再適用する必要があります。
登録済みサービスに対して編集できる情報は、[ツール ] > [登録済みサービス] > [編集] にあります。
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信頼済み
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上級
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外部フラグ
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手動で追加したあらゆるURL
Milestone Customer Dashboardでは、ホスト名は変更されずに表示されます
Milestone Customer Dashboardは、ソフトウェアのインストールとライセンスを管理、Milestoneモニターできるよう Milestone パートナー、リセラー、XProtect VMS ユーザーに提供されている無料オンラインツールです。
Milestone Customer Dashboardに接続されているシステム上のマネジメントサーバー名を変更しても、Milestone Customer Dashboardには反映されません。
古いホスト名は、新しいライセンスアクティベーションが完了するまでMilestone Customer Dashboardに表示され続けます。ただし、名前を変更してもMilestone Customer Dashboardは一切の影響を受けません。新しいアクティベーションが実行されれば、記録は新しいホスト名が付けられたデータベース内で更新されます。 Milestone Customer Dashboardの詳細については、「Milestone Customer Dashboard(説明付き)」を参照してください。
ホスト名を変更するとSQL Serverアドレスが変化する可能性がある
SQL Serverがマネジメントサーバーと同じコンピュータに配置されている状態で、このコンピュータの名前が変更されると、SQL Serverのアドレスも変わります。つまり、異なるコンピュータのコンポーネントと、SQL Serverに接続するためにローカルホストではなくコンピュータ名を使用しているローカルコンピュータのコンポーネントで、SQL Serverアドレスを更新する必要があります。これは特にEvent Serverと同じデータベースを使用しているManagement Serverに当てはまります。また、異なるデータベースを使っているものの、SQL Serverが同じ可能性が高いLog Serverにも当てはまります。
SQL Serverデータベースの場所と名前を変更するをご参照ください。
におけるホスト名の変更Milestone Federated Architecture
Milestone Federated Architectureセットアップ内のコンピュータの名前を変更すると、以下のような影響が生じます。これは、サイトが作業グループ内で接続されている場合と、複数のドメインをまたがって接続されている場合の両方に当てはまります。
サイトのホストがアーキテクチャ内のルートノードとなる
アーキテクチャ内の中央サイトが実行されているコンピュータの名前を変更すると、すべての子ノードが新しいアドレスに自動的に再接続されます。この場合、名前を変更するために何らかのアクションを実行する必要はありません。
サイトのホストがアーキテクチャ内の子ノードとなる
1つまたは複数のフェデレーテッドサイトを実行中のコンピュータの名前を変更する際に接続の問題を回避するには、コンピュータ名を変える前に影響の出るサイトに代替アドレスを追加しなくてはなりません。影響を受けるサイトが、ホストコンピュータの名前が変更されるノードである場合。準備不足または予測できないホスト名変更による接続の問題およびその解決方法については、問題:Milestone Federated Architectureセットアップの親ノードが子ノードに接続できないをご参照ください。
代替アドレスは、プロパティペインのサイトナビゲーションまたはフェデレーテッドサイト階層ペインのいずれかで追加してください。以下の前提条件を満たす必要があります。
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ホストコンピュータの名前を変更する前に大チアアドレスを追加して利用できるようにする
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代替アドレスはホストコンピュータの新しい(変更後の)名前を反映しなくてはならない
プロパティペインへのアクセス方法については、サイトプロパティの設定をご参照ください。
アップデートをスムーズに行うため、ホスト名を変更するノードの親ノードとして機能しているノードでManagement Clientを停止します。これを行わない場合は、コンピュータ名の変更後にクライアントを停止し再起動してください、詳細については、Management Serverサービスの起動または停止をご参照ください。
また、提供した代替アドレスが中央サイトのフェデレーテッドサイト階層ペインで反映されていることを確認します。反映されていない場合はManagement Clientを停止し再起動してください。
ホスト名が変更され、コンピュータを再起動した後、フェデレーテッドサイトは自動的に新しいアドレスに切り替わります。