XProtect Smart Clientに入退室管理コンテンツを追加

XProtect Smart Clientを通じて統合入退室管理システムの機能を使用するには、まず追加して設定します。

アクセスモニターをビューに追加

最初のステップでは、アクセスモニターを設定します。アクセスモニターは、XProtect Smart Clientで入退室管理関連のアクションを有効にできるビューアイテムです。

  1. アクセスモニタリングを使用したい場合は、設定モードで希望するビューを選択します。
  2. システム概要ペインで、[アクセスモニター] をクリックし、ビューアイテムにドラッグします。
  3. 表示されるアクセスモニター設定ウィンドウで、設定を指定します。ドアを選択すると、デフォルト設定を保持するか、必要に応じて調整できます。
  4. [OK] をクリックします。アクセスモニターがビューに追加されます。

    イベント閉じた 監視システムで発生する定義済みの状態で、これを基に監視システムはアクションをトリガーします。監視システムの設定によっては、外部センサーからの入力、モーションの検知、あるいは他のアプリケーションから受け取ったデータによって、イベントが発生します。イベントの発生は、例えば、特定のフレームレートでのカメラ録画、出力の開始、電子メールの送信や、それら操作の組み合わせに使用できます。をトリガーする入退室管理インシデントが発生すると、ビューアイテムの右側にインシデントが表示されます。

アクセスモニター設定

アクセスモニターについて、以下の設定を指定します。

名前

説明

ドア

アクセスコントロールイベントを表示するドアを選択します。ドアを選択すると、ウィンドウの残りの設定が現在の値で表示されます。

ソース

イベントを受信するアクセスコントロールソースのタイプを選択します。リストには、ドアまたはドア固有のアクセスポイントを含めることができます。

  • アクセスポイントは、カードリーダー、キーパッド、センサー、ボタンなどの関連付けられた物理装置が備えられた入口です。

  • 一般的に、ドアには、ドアからの入退出を制御する2つのアクセスポイントがあります。

システム管理者がソースのリストを設定します。

カメラ

ドアに関連付けられたビデオを表示するカメラを選択します。

デフォルトでは、XProtectはシステム管理者が選択したドアに関連付けたカメラを一覧表示しますが、XProtectシステムの別のカメラを選択することもできます。

イベント

受信したいイベント閉じた 監視システムで発生する定義済みの状態で、これを基に監視システムはアクションをトリガーします。監視システムの設定によっては、外部センサーからの入力、モーションの検知、あるいは他のアプリケーションから受け取ったデータによって、イベントが発生します。イベントの発生は、例えば、特定のフレームレートでのカメラ録画、出力の開始、電子メールの送信や、それら操作の組み合わせに使用できます。の種類を選びます。

XProtectシステム管理者が定義したイベントカテゴリ、または統合入退室管理システムで定義したイベントの一覧からイベントを選択できます。

コマンド

アクセスモニターで使用するコマンドボタンを選択し、ドアのロックとロック解除をします。

システム設定は、利用可能なコマンドのリストを定義します。

順序

イベントリストの上部または下部に新しいイベントを表示します。

アクセスモニター設定の修正

ライブモードでは、アクセスモニターの設定を変更できます。

  1. [セットアップ] をクリックし、変更するアクセスモニタービューアイテムを選択します。
  2. プロパティペインで、アクセスモニター設定ボタンをクリックします。
  3. 表示されるアクセスモニター設定ウィンドウで、ライブビューに戻るための設定を指定します。

ビューのカスタマイズ

XProtect Smart Clientでは、オーバーレイボタンを使用してインターフェースをカスタマイズできます。ドアやアクセスポイント用に設定したコマンドのリストから選択し、入退室管理用のオーバーレイコマンドボタンをビューアイテムに追加できます。

ビューアイテムの上にマウスをドラッグすると、オーバーレイボタンが表示されます。

  1. ライブモードで、設定を選択してから、変更するビューアイテムを選択します。
  2. オーバーレイボタンペインで、アクセスコントロールをクリックします。
  3. 追加するコマンドを見つけ、ビューアイテムまでドラッグします。
  4. [設定] をクリックし、ライブビデオの視聴に戻ります。

XProtect VMSを2024 R2以降にアップグレードすると、XProtect Smart Clientのビューに入退室管理用のオーバーレイボタンを手動で追加しなければならない場合があります。

オーバーレイボタンの使用例

  • アクセスモニター以外のビューアイテムでコマンドボタンに直接アクセスできます。
  • ビューアイテムのドアのそばに直接コマンドボタンを配置します。
  • アクセスモニター設定で指定したコマンドボタン以外のコマンドボタンを追加します。

カードホルダー情報の管理

統合入退室管理システムがこの機能をサポートするように設定されている場合、カードホルダーの記録を表示するWebページを開くことができます。そのページで、ユーザー設定の管理や追加のカードホルダーの詳細の表示などのタスクを実行します。

統合入退室管理システムがリンクをサポートする場合は、入退室管理システムで次の前提条件が適用されます。

  • ウェブクライアントが必要です。
  • リンクをサポートする必要があります。

カードホルダー情報を管理するには:

  1. 入退室管理タブでカードホルダーリストを選択します。
  2. カードホルダーを検索し、リストから個人を選択します。
  3. 右側のカードホルダー情報の下にあるリンクをクリックすると、利用可能なカードホルダー情報が表示されるウェブページに移動します。統合入退室管理システムによっては、より多くのリンクがサポートされます。再度ユーザー名とパスワードを入力する必要がある場合もあります。
  4. カードホルダー情報やアクセス権限などの詳細を編集できます。
  5. Webページを閉じてXProtect Smart Clientに戻ります。

アクセスリクエスト通知を表示または非表示にする

例えば、1人だけでアクセスリクエストを処理する必要がある場合、XProtect Smart Clientでアクセスリクエスト通知を非表示にすることができます。

  1. グローバルツールバーで [設定とその他] 、次に [設定] を選択します

    または、アクセスリクエスト通知から設定アイコンを選択します。

  2. [入退室管理] タブを選択し、通知を表示または非表示にするには、[アクセスリクエスト通知を表示] を選択します。

[サーバー設定を使用] が選択されている場合、システム管理者がアクセスリクエスト通知が表示されるかどうかを制御します。