XProtect Incident Manager
XProtect Incident Manager は、組織がインシデントを文書化したり、XProtect VMS からのシーケンスエビデンス(ビデオ、音声の場合もあり)と組み合わせることを可能にする拡張機能です。
XProtect Incident Manager で XProtect Smart Client の機能にアクセスできる場合、[MIP プラグイン] ペインでインシデントプロジェクトを開始し、[インシデント] タブで既存のインシデントプロジェクトを確認することができます。[インシデント] タブが存在するだけでは、XProtect Incident Manager 拡張機能が提供する機能にアクセスできるとは限りません。
XProtect Incident Managerのユーザーは、ビデオ以外にも、インシデントプロジェクトのすべてのインシデント情報を保存することができます。インシデントプロジェクトから、各インシデントのステータスとアクティビティを追跡することができます。このようにして、ユーザーはインシデントを効果的に管理し、内部的には同僚と、外部的には当局と強力なインシデントのエビデンスを簡単に共有できます。
XProtect Incident Manager は、調査対象の場所で起きているインシデントを概観および理解するのに役立ちます。この知識により、組織は同様のインシデントが今後発生する可能性を最小限に抑えるための手順を実装できます。
XProtect Management Client では、組織の XProtect VMS のシステム管理者は、XProtect Incident Manager で使用可能なインシデントプロパティを組織のニーズに合わせて定義することができます。XProtect Smart Client のオペレータはインシデントプロジェクトを開始、保存、管理し、インシデントプロジェクトにさまざまな情報を追加することができます。これには、フリーテキスト、システム管理者が定義したインシデントプロパティ、および XProtect VMSからのシーケンスが含まれます。完全なトレーサビリティを実現するために、XProtect VMSは、システム管理者がインシデントプロパティを定義および編集するとき、およびオペレータがインシデントプロジェクトを作成および更新するときにログを記録します。
この XProtect Incident Manager の拡張機能は以下と互換性があります。
XProtect Corporate バージョン2022 R2 以降
XProtect Expert、XProtect Professional+、およびXProtect Express+ バージョン2022 R3 以降
XProtect Smart Client バージョン2022 R2 以降