ユーザー(説明付き)
ユーザーという用語は、主にクライアントを通じて監視システムに接続するユーザーを意味します。こうしたユーザーは、次の2種類の方法で設定できます。
- 基本ユーザーとして、ユーザー名/パスワードの組み合わせで認証
- Windowsユーザーとして、Windowsログインに基づく認証。
Windowsユーザー
Active Directoryを使用して、Windowsユーザーを追加します。Active Directory(AD)は、Windowsドメインのネットワーク向けにMicrosoftが実装したディレクトリサービスです。これは、ほとんどのWindows Serverオペレーティングシステムに搭載されています。このサービスは、ユーザーやアプリケーションがアクセスできるネットワーク上のリソースを識別します。Active Directoryは、ユーザーおよびグループの概念を使用します。
ユーザーはActive Directoryのオブジェクトで、ユーザーアカウントを持つ個人を指します。例:
グループは、複数のユーザーを持つActive Directoryオブジェクトです。この例では、管理グループに3人のユーザーがいます:
グループにはユーザーを何人でも含めることができます。グループをシステムに追加すると、1回でメンバー全員を追加できます。グループをシステムに追加した後で、Active Directoryのグループに行った変更は(新規メンバーの追加や旧メンバーの削除など)、すぐにシステムに反映されます。ユーザーは一度に複数のグループに所属できます。
Active Directoryを使用して既存のユーザーとグループの情報をシステムに追加することには以下のようなメリットがあります。
- ユーザーおよびグループはActive Directoryで一元的に指定できるため、システムで最初からユーザーアカウントを作成する必要がなくなります
- Active Directoryで認証を処理しているシステムでは、ユーザーの認証を設定する必要はありません
Active Directoryサービスでユーザーやグループを追加する前に、ネットワーク上でActive Directoryをインストールしたサーバーが必要です。
基本ユーザー
システムからActive Directoryにアクセスできない場合は、基本ユーザーを作成します。基本ユーザーを設定する方法については、「基本ユーザーの作成」をご参照ください。