デバイス(説明付き)
ハードウェアには、以下のように、個別に管理できるデバイスが複数あります。
- 物理カメラには、カメラ部品(レンズ)を表すデバイスおよび、接続型または内蔵型のマイク、スピーカー、メタデータ、入力および出力などのデバイスが付いています
- ビデオエンコーダーには、複数のアナログカメラが接続されており、デバイスのリスト1枚に表示されます。これには、カメラ部品(レンズ)を表すデバイスおよび、接続型または内蔵型のマイク、スピーカー、メタデータ、入力および出力などのデバイスが含まれています
- I/Oモジュールには、ライトなど、入出力チャネルを表すデバイスが付いています
- 音声専用モジュールには、マイクやスピーカーの入出力を表すデバイスが付いています
- Milestone Interconnect設定では、リモートシステムは、リモートシステムからのすべてのデバイスが1つのリストとして表されたハードウェアとして表示されます
ハードウェアを追加すると、ハードウェアのデバイスが自動的に追加されます。
対応ハードウェアについては、MilestoneのWebサイト(https://www.milestonesys.com/support/tools-and-references/supported-devices/)の対応ハードウェアページをご参照ください。
以下のセクションでは、追加可能なデバイスタイプについてそれぞれ説明します。
カメラ
カメラデバイスは、ビデオストリームをシステムに送信し、クライアントユーザーはライブビデオビューを使用することができます。あるいは、ビデオストリームをシステムが録画して、クライアントユーザーは後日に再生できます。役割により、ビデオを表示するユーザー権限が決定されます。
マイク
多くのデバイスには、外部マイクを接続できます。マイクが内蔵されているデバイスもあります。
マイクデバイスは、音声ストリームをシステムに送信し、クライアントユーザーはライブ音声として聞くことができます。あるいは、音声ストリームをシステムが録音して、クライアントユーザーは後日に再生できます。関連アクションのトリガー要因となる、マイク特有のイベントを受信するようシステムを設定できます。
役割により、マイクを聞くユーザー権限が決定されます。Management Clientからマイクからの音声を聞くことはできません。
スピーカー
多くのデバイスには、外部スピーカーを接続できます。スピーカーが内蔵されているデバイスもあります。
ユーザーがXProtect Smart Clientの会話ボタンを押すと、システムはスピーカーに音声ストリームを送信します。この機能は、XProtect® MobileとXProtect Web Clientからでも使用できます。スピーカーの音声は、ユーザーがスピーカーに向かって話したときのみ録音されます。役割により、スピーカーを通して話すユーザー権限が決定されます。Management Clientからスピーカーを通して話すことはできません。
2人のユーザーが同時に話す場合は、スピーカーを通して話すユーザー権限は役割によって決定されます。役割の定義の一部として、スピーカーの優先度を「非常に高い」から「非常に低い」まで指定することができます。2人のユーザーが同時に話そうとする場合、優先度が一番高い役割を持つユーザーが話す機能を得ます。同じ役割の2人のユーザーが同時に話そうとする場合、「早く来たものから処理される」原則が適用されます。
メタデータ
メタデータデバイスは、クライアントユーザーがデータに関して参照できるデータストリームをシステムに配信します。たとえば、動画映像を説明するデータ、映像内のコンテンツまたはオブジェクト、または録画された映像の場所を説明することができます。メタデータは、カメラ、マイク、またはスピーカーに添付できます。
メタデータは以下の方法で生成できます。
- 自らデータを配信しているデバイス(ビデオを配信しているカメラなど)
- サードパーティ システムまたは統合で、汎用メタデータ ドライバーを経由した配信
デバイスで生成されたメタデータは、同じハードウェア上の1つまたは複数のデバイスに自動的にリンクされます。
役割により、ユーザーのメタデータを表示する権限が決定されます。
入力
多くのデバイスには、デバイスの入力ポートに外部ユニットを取り付けることができます。入力ユニットは、通常は外部センサーです。たとえば、ドア、窓、あるいはゲートが開いた場合に、こうした外部センサーを使用して検知することができます。こうした外部入力ユニットからの入力は、システムではイベントとして処理されます。
これらのイベントは、ルールで使用できます。たとえば、入力が有効になるとカメラが録画を開始し、入力が無効になってから30秒経過すると録画を停止するように指定するルールを作成することができます。
出力
多くのデバイスには、デバイスの出力ポートに外部ユニットを取り付けることができます。これによって、システムを通してライト、サイレンなどを有効/無効にすることができます。
出力は、ルールを作成する際に使用できます。出力を自動的に有効または無効にするルール、出力の状態が変化した時にアクションをトリガーするルールなどを作成できます。