シナリオ:インシデントカテゴリーを使用して人身事故の発生原因と発生場所を資料化する

繰り返しの労働災害による度重なる資料化のためにXProtect Smart Clientのオペレータが作成するインシデントプロジェクト数が増えるにつれ、誰が労働災害の被害者となるかの洞察が深まります。そこで、労働災害をめぐる状況を資料化することにします。例えば以下のことが分かっていると想定します。

  • 人身事故の大半はモノの転倒またはモノとの衝突に関係している。あらゆるインシデントプロジェクトに、その労働災害の発生原因に関する情報を記載する

  • 人身事故の多くは研究所と収納室で発生しており、オフィスでの発生はわずかです。あらゆるインシデントプロジェクトに、その労働災害の発生場所に関する情報を確実に記載する

こうした詳細情報を文書化するには、インシデントカテゴリを有効にして定義します。

XProtect Management Clientサイトのナビゲートペインからインシデントを選択し、インシデントプロパティを選択します。[カテゴリー] タブを選択します。

以下のインシデントカテゴリーを作成します。

カテゴリー名前説明
1

理由

事故の内容
2

場所

事故の発生場所

How defining incident categories in Management Client looks like.

次にカテゴリ1タブとカテゴリ2タブで、労働災害でよくある発生原因と発生場所の値を作成します。

インシデントカテゴリーで以下の値を作成します。

カテゴリーカテゴリーの名前
カテゴリー1
(原因)

モノの間に挟まれる
高所からの落下
落下物にぶつかる
つまずくまたは転倒する
その他

カテゴリ2
(ロケーション)

研究所
収納室
駐車場
オフィス1~12
オフィス13~19
その他

How defining incident categories in Management Client looks like.

How defining incident categories in Management Client looks like.

設定を保存して、XProtect Smart Client のオペレータに XProtect Smart Client を再起動するよう要求します。

オペレータが次回XProtect Smart Clientにログインして、インシデントプロジェクトを更新する時には、これらのカテゴリーおよびカテゴリー値をインシデントプロジェクトに割り当てることができます。