シナリオ:インシデントカテゴリーを使用して人身事故の発生原因と発生場所を資料化する
繰り返しの労働災害による度重なる資料化のためにXProtect Smart Clientのオペレータが作成するインシデントプロジェクト数が増えるにつれ、誰が労働災害の被害者となるかの洞察が深まります。そこで、労働災害をめぐる状況を資料化することにします。例えば以下のことが分かっていると想定します。
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人身事故の大半はモノの転倒またはモノとの衝突に関係している。あらゆるインシデントプロジェクトに、その労働災害の発生原因に関する情報を記載する
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人身事故の多くは研究所と収納室で発生しており、オフィスでの発生はわずかです。あらゆるインシデントプロジェクトに、その労働災害の発生場所に関する情報を確実に記載する
こうした詳細情報を文書化するには、インシデントカテゴリを有効にして定義します。
XProtect Management Clientのサイトのナビゲートペインからインシデントを選択し、インシデントプロパティを選択します。[カテゴリー] タブを選択します。
以下のインシデントカテゴリーを作成します。
カテゴリー | 名前 | 説明 |
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1 | 理由 | 事故の内容 |
2 | 場所 | 事故の発生場所 |
次にカテゴリ1タブとカテゴリ2タブで、労働災害でよくある発生原因と発生場所の値を作成します。
インシデントカテゴリーで以下の値を作成します。
カテゴリー | カテゴリーの名前 |
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カテゴリー1 (原因) | モノの間に挟まれる |
カテゴリ2 (ロケーション) | 研究所 |
設定を保存して、XProtect Smart Client のオペレータに XProtect Smart Client を再起動するよう要求します。
オペレータが次回XProtect Smart Clientにログインして、インシデントプロジェクトを更新する時には、これらのカテゴリーおよびカテゴリー値をインシデントプロジェクトに割り当てることができます。