コマンドラインシェルを介したサイレントインストール(説明付き)
システム管理者はサイレントインストールを実行することで、ユーザーの介入なく、エンドユーザーへの影響を最小限に抑える形で、大規模なネットワークにわたってXProtectVMSとSmart Clientソフトウェアをインストールおよびアップグレードできます。
XProtectVMSとSmart Clientインストーラー(.exeファイル)のコマンドライン引数は異なります。それぞれが特有のコマンドラインパラメータセットを有しており、これらはコマンドラインシェルまたは引数ファイルを介して直接呼び出すことができます。コマンドラインシェルでは、インストーラのコマンドラインオプションも使用できます。
Microsoft System Center Configuration Manager(SCCMまたはConfigMgrとも呼ばれます)のように、XProtectインストーラ、そのコマンドラインパラメータ、コマンドラインオプションを、サイレント配布およびソフトウェアインストール用のツールと組み合わせることができます。このようなツールの詳細については、メーカーのウェブサイトをご参照ください。
コマンドラインパラメータと引数ファイル
サイレントインストール中は、さまざまなVNSシステムコンポーネントと密接にリンクしている設定に加え、コマンドラインパラメータと引数ファイルを用いてその内部通信を指定することができます。コマンドラインパラメータと引数ファイルは、新規インストールにおいてのみ使用してください。これは、コマンドラインパラメータによって表される設定はアップグレード中には変更できないためです。これは、コマンドラインパラメータによって表される設定はアップグレード中には変更できないためです。
これは、コマンドラインパラメータによって表される設定はアップグレード中には変更できないためです。利用可能なコマンドラインパラメータを表示し、インストーラ用の引数ファイルを生成するには、コマンドラインシェルでインストーラが配置されているディレクトリに移動し、以下のコマンドを入力します。
[NameOfExeFile].exe ‑‑generateargsfile=[path]
例:
MilestoneXProtectRecordingServerInstaller_x64.exe ‑‑generateargsfile=c:\temp
保存された引数ファイル(Arguments.xml)内では、コマンドラインパラメータごとにその目的についての記述が添えられます。コマンドラインパラメータの値がインストールのニーズに適合するよう、引数ファイルを修正したうえで保存することができます。
インストーラで引数ファイルを使用したい場合は、以下のコマンドを入力することで‑‑argumentsコマンドラインオプションを使用します。
[NameOfExeFile].exe ‑‑quiet ‑‑arguments=[path]\[filename]
例:
Milestone XProtect VMS Products 2025 R1 System Installer.exe ‑‑quiet ‑‑arguments=C:\temp\arguments.xml
コマンドラインオプション
コマンドラインシェルでは、インストーラをコマンドラインオプションと組み合わせることもできます。コマンドラインオプションは通常、コマンドの動作を修正する目的で使用します。
コマンドラインオプションの全リストを表示するには、コマンドラインシェルでインストーラが配置されているディレクトリに移動し、[NameOfExeFile].exe ‑‑helpと入力します。インストールを成功させるためには、値を必要とするコマンドラインオプションに対して値を指定する必要があります。
コマンドラインパラメータとコマンドラインオプションは、両方とも同一のコマンド内で使用できます。その際、‑‑parametersコマンドラインオプションを使用し、それぞれのコマンドラインパラメータをコロン(:)で区切ります。以下の例では、‑‑quiet、‑‑showconsole、‑‑parametersはコマンドラインオプションである一方、ISFAILOVERとRECORDERNAMEはコマンドラインパラメータとなっています。
MilestoneXProtectRecordingServerInstaller_x64.exe ‑‑quiet ‑‑showconsole ‑‑parameters=ISFAILOVER:true:RECORDERNAME:Failover1