標準ビューとアダプティブビュー
XProtectVMSリリース2023 R2では、エクスポートされたビデオをアダプティブビューで見ることができるようになりました。デフォルトのビューと比較して、アダプティブビューは多くのカメラからエクスポートされたビデオを表示するために最適化されています。
デフォルトビューでエクスポートされたビデオを見る
エクスポートされたビデオは、デフォルトで最大 25 のビューアイテムがあるデフォルトビューで開きます。1~25 台のカメラからエクスポートされたビデオは、少なくともカメラの数と同じ数のビューアイテムで表示されるデフォルトビューにあります。ただし、25 台を超える台数のカメラからエクスポートされたビデオを受信した場合、エクスポートしたビデオは複数のデフォルトビューで表示されます。例えば、100 台のカメラからエクスポートされたビデオは、4 つのデフォルトビューで表示されます。
エクスポートされたビデオをデフォルトビューで再生すると、10 分のビデオを受信したとしても、例えば、各カメラから 2 分のビデオしかないため、各ビューアイテムは 8 分間空白となり、ほとんどのビューアイテムの所々に空白の時間ができます。
エクスポートプロジェクトに多数のカメラのビデオがある場合、各ビューアイテムのスペースが限られているため、ビデオのすべての詳細を見ることは困難です。また、ビデオが複数のビューに表示される場合、概要を把握するのは簡単ではありません。
アダプティブビューでエクスポートされたビデオを見る
1つのアダプティブビューで、同時にビデオ配信するカメラの台数に応じてビューアイテムの数を調整し、最大100台のカメラからエクスポートされたビデオを表示できます。エクスポートされたビデオは時系列で再生されます。この動作はエクスポートされたビデオのすべての詳細の確認を容易にし、ビデオの内容すべてを把握できます。
100 台を超える台数のカメラからエクスポートされたビデオはデフォルトビューでのみ表示できます。
アダプティブビューでのビューアイテム数の調整例
例1:一度に1つのみのビデオフィード
10台のカメラから10分のビデオを受信し、各カメラには重複なしの1分間のビデオしかないとします。その場合、アダプティブビューには、一度に10台のカメラの1つのビデオを時系列で表示するビューアイテムがあります。
例2:多くのカメラから同時にフィードされるビデオ
エクスポートで多くのカメラからの同時ビデオフィードがある場合、アダプティブビューは、任意の時点でビデオがあるカメラの数に合わせてビューアイテムの数を調整します。