システムのインストール

シングルコンピュータオプションでは、現在のコンピュータにすべてのサーバーコンポーネントとクライアントコンポーネントをインストールします。

XProtect Essential+ の無料版をインストールできます。無料版は XProtect の機能やカメラ台数に制限があります。XProtect Essential+ をインストールするには、インターネットに接続してください。

レコーディングサーバーはネットワーク上でハードウェアをスキャンします。検知されたデバイスがシステムに自動的に追加されます。カメラのビューが事前構成され、デフォルトのオペレータの役割が作成されます。インストールが終わるとXProtect Smart Clientが開き、使用できるようになります。

以前のバージョンの製品からアップグレードすると、システムはカメラのスキャン、または新しいビューとオペレータの役割作成を行いません。

  1. ソフトウェアをインターネット(https://www.milestonesys.com/downloads/)からダウンロードし、 Milestone XProtect VMS Products 2024 R2 System Installer.exe ファイルを実行します。
  2. インストールファイルが展開されます。セキュリティ設定によって、1つまたは複数のWindows® セキュリティ警告が表示されます。同意すると、展開が続行されます。
  3. 完了すると、Milestone XProtect VMS インストール ウィザードが開きます。
    1. インストール時に使用する言語を選択します(インストール後にシステムによって使用される言語ではなく、それは後で選択します)。[続行] をクリックします。
    2. Milestoneエンドユーザー使用許諾契約を読みます。使用許諾契約の条項に同意しますチェックボックスを選択して、続行をクリックします。
    3. プライバシー設定ページで、使用データを共有するかどうかを選択し、続行をクリックします。
    4. システムを欧州 GDPR に準拠するインストールにしたい場合は、データ収集を有効にしないでください。 データ保護と使用状況データの収集の詳細については、GDPR  プライバシーガイドを参照してください。

      プライバシー設定は後でいつでも変更できます。 システム設定(オプションダイアログボックス)も参照してください

    5. ライセンスファイルの場所を入力または参照で、XProtectプロバイダーから入手したライセンスファイルを入力します。参照してを見つけるか、XProtect Essential+リンクをクリックして無料ライセンスファイルをダウンロードすることもできます。続行する前に、ライセンスファイルがシステムで検証されます。[続行] をクリックします。
    6. 有効なライセンスファイルがない場合は、無料で取得することができます。XProtect Essential+ リンクをクリックして、無料のライセンスファイルをダウンロードします。 無料のライセンスファイルがダウンロードされ、ライセンスファイルの場所を入力または参照フィールドに表示されます。

  4. シングルコンピュータを選択します。

    インストールするコンポーネントのリストが表示されます(このリストは編集できません)。[続行] をクリックします。

  5. レコーディングサーバー設定の指定ウインドウでは、以下のことを行います。
    1. レコーディングサーバー名フィールドに、レコーディングサーバー名を入力します。デフォルトでコンピュータ名になっています。
    2. マネジメントサーバーのアドレスフィールドにマネジメントサーバーのアドレスとポート番号が表示されます: localhost:80
    3. メディアデータベースロケーションの選択フィールドで、ビデオ録画を保存したい場所を選択します。ビデオ録画は、プログラムをインストールする場所とは別の、システムドライブ以外の場所に保存することをMilestoneは推奨します。デフォルトの場所は、空き容量が最も多いドライブです。
    4. ビデオ録画の保存期間では、ビデオ録画の保存期間を定義します。保存期間は、7日がデフォルトで設定されていますが、1日から999日まで設定が可能です。
    5. [続行] をクリックします。
  6. ファイルのロケーションと製品言語を選択する ウィンドウでは、以下をしてください:
    1. ファイルの場所フィールドで、プログラムをインストールする場所を選択します。
    2. 製品の言語で、どの言語でXProtect製品をインストールするかを選択します。
    3. [インストール] をクリックします。

      ソフトウェアがインストールされます。まだコンピュータにインストールされていない場合は、インストール中にMicrosoft® SQL Server® ExpressとMicrosoft IISが自動的にインストールされます。

      コンピュータを再起動するよう指示される場合があります。コンピュータの再起動後、セキュリティ設定によって1つまたは複数のWindowsセキュリティ警告が表示される場合があります。許可すると、インストールが完了します。

  7. インストールが完了すると、コンピュータにインストールされているコンポーネントのリストが表示されます。

    続行をクリックして、システムにハードウェアとユーザーを追加してください。

    ここで閉じるをクリックすると設定ウィザードがスキップされ、XProtect Management Clientが開きます。Management Clientでは、システムを設定できます(ハードウェアやユーザーのシステムへの追加など)。

  8. ハードウェア用のユーザー名とパスワードを入力するウィンドウでは、製造業者のデフォルトから変更をした、ハードウェア用のユーザー名とパスワードを使用します。

    インストーラにより、これらのハードウェアのネットワークと、メーカーのデフォルト資格情報が割り当てられたハードウェアのネットワークがスキャンされます。

    [続行] をクリックします。

  9. システムに追加するハードウェアを選択するウィンドウでは、システムに追加したいハードウェアを選択します。[続行] をクリックします。
  10. デバイスを設定するウィンドウでは、ハードウェアの名前の横にある、編集アイコンをクリックして、ハードウェアに便利な名前をつけることができます。この名前は、ハードウェアデバイスの名前の先頭に付きます。

    ハードウェアノードを展開して、カメラ、スピーカー、マイクなどのハードウェアデバイスを有効または無効にします。

    デフォルトで、カメラは有効化、スピーカーとマイクは無効化されています。

    [続行] をクリックします。

  11. ユーザーを追加するウィンドウでは、Windowsユーザーおよび基本ユーザーを追加できます。これらのユーザーは、システムシステム管理者の役割、あるいはオペレータの役割を持つことができます。

    ユーザーを定義し、[追加] をクリックします。

    ユーザーの追加が終わったら、[続行] をクリックします。

インストールと初期設定が終わると、設定が完了しましたというウィンドウが現れ、以下が表示されます:

  • システムに加えられたカメラとデバイス
  • システムに追加されたユーザーのリスト
  • XProtect Web Clientおよびモバイルサーバーへのアドレス。これらはコピーして、他のユーザーと共有することができます。

[閉じる] をクリックすると XProtect Smart Client が開き、使用可能になります。