XProtect Management Server Failover

Management ServerサービスまたはSQL Serverを実行しているスタンドアロンのコンピューターにハードウェア障害が発生した場合でも、録音/録画やレコーディングサーバーに影響はありません。しかし、これらのハードウェア障害により、クライアントにログインしていないオペレータおよびシステム管理者でダウンタイムが発生する可能性があります。

XProtect Management Server Failoverは、マネジメントサーバーに高可用性と障害復旧を提供します。マネジメントサーバーが1台のコンピュータで使用できなくなった場合、もう一方のコンピュータがシステムコンポーネントの実行を引き継ぎます。

SQL Serverデータベースのセキュアなリアルタイム複製機能を利用することで、ハードウェア障害が発生した場合でもデータの損失を防ぐことができます。

XProtect Management Server Failoverはシステムのダウンタイムを軽減できます。次の場合に、フェールオーバークラスタのメリットを得られます。

• サーバーに障害が発生した場合 – 問題を解決している間に、別のコンピュータからManagement ServerサービスとSQL Serverを実行できます。

• システムのアップデートとセキュリティパッチが必要な場合–スタンドアロンのマネジメントサーバーにセキュリティパッチを行うと時間がかかり、ダウンタイムが長引く可能性があります。フェールオーバー クラスタがあれば、最小限のダウンタイムでシステムのアップデートとセキュリティパッチを行えます。

• シームレスな接続が必要な場合 – ユーザーは、いつでも中断されることなくライブビデオと再生ビデオ、およびシステム設定にアクセスできます。

2台のコンピュータ間でXProtect Management Server Failoverを設定します。フェールオーバーを機能させるために、各コンピュータにをインストールします。

• XProtect Management Server

• XProtectEvent Server サービス

• XProtectLog Server サービス

• Microsoft SQL Server（推奨）