システムモニターしきい値(システムダッシュボードノード)

システムモニターしきい値を使用すれば、どの時点で[システムモニターダッシュボード]にシステムハードウェアの状態変化が視覚的に表示されるようにするかを、しきい値の定義と調整を介して指定できます。たとえば、サーバーのCPU使用率が正常な状態(緑)から警告状態(黄)に変化した際、または警告状態(黄)から重大状態(赤)に変化した際、のように設定できます。

Thresholds between the three hardware states in System Monitor.

3種類ある状態のいずれになっているかを決める値の例

サーバー、カメラ、ディスク、ストレージのしきい値は変更することができます。一部のボタンと設定は、すべてのしきい値で共通となっています。

共通のユーザーインターフェース要素

ボタンと設定

説明

単位

計算間隔

他のハードウェアへの接続が短い間途切れるという状態はたびたび発生します。計算間隔を0秒に設定すると、このような短時間の機能停止によっても、ハードウェアの状態変更に関するアラートがトリガーされます。そのため、計算間隔はある程度の長さに設定してください。

たとえば、[計算間隔]を1分間に設定した場合、1分間全体にわたる平均値がしきい値を超えた場合にのみアラートが発生します。計算間隔を適切に設定することでアラートの誤発動を防ぐ一方、継続的な問題(CPU使用率やメモリ消費など)に関するアラートのみを表示することが可能となります。

計算間隔の値を変更する方法については、「ハードウェアの状態変化を決めるしきい値を編集」を参照してください。

詳細 [詳細]ボタンを選択すると、個々のサーバー、カメラ、ディスク、ストレージのしきい値および計算間隔を設定できます。詳細については、下記を参照してください。

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ルールを作成

[システムモニター]のイベントをルールと組み合わせることで、サーバーのCPU使用率が重大となった際やディスクの空き容量がほぼなくなった際などに、アクションをトリガーさせることができます。

詳細については、「ルールとイベント(説明付き)」および「」を参照してルールの追加ください。

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サーバーのしきい値

しきい値 説明 単位
CPU使用率 モニタリングしているサーバーのCPU使用のしきい値。 %
使用可能なメモリ容量 モニタリングしているサーバーのRAM使用のしきい値。 MB
NVIDIAデコード モニタリングしているサーバーのNVIDIAデコード使用のしきい値。 %
NVIDIAメモリ モニタリングしているサーバーのNVIDIA RAM使用のしきい値。 %
NVIDIAレンダリング モニタリングしているサーバーのNVIDIAレンダリング使用のしきい値。 %

カメラのしきい値

しきい値

説明

単位

ライブFPS

モニタリングしているカメラにライブビデオが表示されている際の、使用中のカメラのFPSのしきい値。

%

レコーディングFPS

モニタリングしているカメラでビデオが録画されている際の、使用中のカメラのFPSのしきい値。

%

使用済み領域

モニタリングしているカメラによって使用されている領域のしきい値。

GB

ディスクのしきい値

しきい値

説明

単位

空き領域

モニタリングしているディスクの空き容量のしきい値。

GB

ストレージのしきい値

しきい値

説明

単位

保存期間

ストレージの領域がどの時点でなくなるかの予測を表すしきい値。状態はシステムの設定にもとづいて表示され、1日に2回更新されます。