スクリプト

ログインのスクリプト化(説明付き)

スクリプトを使用すると、XProtect Smart Clientでログイン手順の一部またはすべてをコントロールできます。

  • 基本認証またはWindows認証を使用している場合、XProtect Smart Clientログインウィンドウに、あらかじめ情報が入力されたサーバーアドレスフィールドとユーザー名フィールドを表示できます。これで、ユーザーはパスワードを入力するだけでログインできます。
  • Windows認証(現行ユーザー)を使用している場合、ユーザーの現在のWindowsログインにもとづいてXProtect Smart Clientを監視システムに自動的に接続できます。

基本的な認証またはWindows認証に基づいてログイン手順のスクリプトを作成するには、暗号化されていない機密情報を、XProtect Smart Clientプログラム ファイルでローカルに保存されているSCSファイルに追加する必要があります。

  • ホスト名
  • ユーザー名
  • パスワード

暗号化されていない情報を保存すると、システムのセキュリティまたはGDPRコンプライアンスに支障をきたす可能性があります。SCSファイルの情報を読み取ることができます。

  • ファイルにアクセスできる任意の人物
  • SCSファイル、またはユーザー名とパスワードを提供するコマンドラインで開始されたXProtect Smart Clientアプリケーションのメモリ フットプリント

Milestoneでは、Windows認証 (現在のユーザー) を使用するようお勧めしています。基本的な認証またはWindows認証を使用する必要がある場合は、SCSファイルへのアクセスを限定しなくてはなりません。

ログインのスクリプト-パラメータ

次のパラメータを使用できます:

ServerAddress

XProtect Smart Clientが接続する管理サーバーのURLを参照します。

次の例は、サーバーアドレスフィールドにhttp://ourserverと入力された場合のXProtect Smart Clientログインウィンドウを示しています。

Client.exe -ServerAddress="http://ourserver"

デフォルト認証タイプはWindows認証(現行ユーザー)です。これを変更しない限り、AuthenticationTypeパラメータ(以下のセクションで説明)を使用すると、ログインウィンドウのユーザー名フィールドに現在のWindowsユーザーの名前が自動的に表示されます。

ナビゲーション用のHTMLページのスクリプト

スクリプトを使用すると、ビューを切り替えられるHTMLページを作成できます。HTMLページをビューに追加すると、カメラのビデオとともに表示できます。

例: HTMLページにはクリック可能な平面図を挿入できます。オペレータは平面図の一部をクリックするだけで、すぐにビューを切り替えて建物の該当部分のビデオを表示できます。

XProtect Smart ClientナビゲーションにおけるHTMLページの例を以下に示します:

  • ボタン付きの簡易HTMLページ
  • クリック可能なイメージマップが付いた詳細HTMLページ
  • HTMLページの作成とXProtect Smart Clientオペレータへの配布を伴うタスクについて概説された、管理者用のチェックリスト