ログへの記録とSQLデータベース

SQLデータベースとデータの保存

XProtect Incident Managerは、Surveillance_IMという独自のSQLのデータベースを持っています。Surveillance_IM SQLデータベースには、インシデントプロジェクトに関するすべての情報、インシデントプロジェクトに追加されたデータ、XProtect Incident Managerに関連する一部のユーザーアクティビティのログエントリが保存されます。すべてのシーケンスは、インシデントプロジェクトに追加されたか否かにかかわらず、常にレコーディングサーバーのストレージにあるカメラのメディアデータベースに保存されます。

XProtect Incident Managerのシステムログファイル

システムエラーをトラブルシューティングするには、このロケーションにManagement Serverのシステムコンポーネントをインストールしたコンピュータにあるログファイルを検索できます。C:\ProgramData\Milestone\XProtect Incident Manager\Logs.

XProtect Incident Managerのシステムログファイルが10MB以上になると、VMSはそのファイルをアーカイブのサブフォルダーにコピーしてアーカイブします。VMSは新しいログエントリを新しいシステムログファイルに書き込みます。必要なユーザー権限がある場合は、VMSがシステムログファイルをアーカイブするタイミングを変更できます。C:\Program Files\Milestone\XProtect Management Server\IIS\IncidentManager\Web.configファイル内のアーカイブの最大化の値を変更します。

Management ClientおよびXProtect Smart Clientへのユーザーアクティビティのログ記録

XProtect Incident Managerは、SQLデータベースにユーザーアクティビティの詳細な記録を保存します。

Management Clientの管理者によってインシデントプロパティが作成/有効化/編集されると、そのアクティビティはログサーバーのSQLデータベースSurveillanceLogServerV2に記録されます。

XProtect Smart Clientのオペレータによってインシデントプロジェクトが作成/編集されると、そのアクティビティはSurveillance_IMという名称のXProtect Incident Manager専用のSQLデータベース、ログサーバーのSQLデータベースSurveillanceLogServerV2、または両方のSQLデータベースに記録されます。

アクティビティがログに記録される場所は、特定のアクティビティによって異なります。

実行者と実行場所 アクティビティ アクティビティのログイン先
Surveillance_IM SurveillanceLogServerV2
Management Clientの管理者

すべてのインシデントプロパティとXProtect Incident Manager関連の設定の定義/編集/削除。

いいえ はい
XProtect Smart Clientのオペレータ インシデントプロジェクトの作成/削除。インシデントレポートの生成/印刷。 はい はい
インシデントプロジェクトのオープン/エクスポート。 はい いいえ
インシデントプロジェクトの編集。例えば、インシデントタイプ、ステータス、カテゴリ、データの適用あるいは変更、電話に関するコメントまたは情報の追加などです。 はい いいえ
シーケンスの作成と削除。インシデントプロジェクトに対するシーケンスの追加/削除。 はい いいえ

Surveillance_IMデータベースは、Management Serverサービス用のSQLデータベースと同じSQL Serverの設備上にあります。Management Server用のSQLデータベースを移動した場合は、Surveillance_IMデータベースも同じ場所に移動する必要があります。Surveillance_IMデータベースの移動およびバックアップ方法は、他のSQLデータベースと同一の手順です。

マネジメントサーバーの移動SQL Serverとデータベースの管理も参照してください。