レンズおよびシャッタースピード
LPRのカメラのレンズやシャッタースピードを設定するときは、以下に注意してください。
- 焦点:常にナンバープレートに焦点が合っていることを確認確認します。
-
自動アイリス:自動アイリスレンズを使用する場合、必ず開き口を可能な限り開いて、焦点を合わせてください。開き口を開くには、ニュートラルデンシティ(ND)フィルターを使います。あるいは、シャッター時間を手動で設定できるカメラであれば、シャッター時間を非常に短い時間で設定することができます。
- ニュートラルデンシティ(ND)フィルター、またはグレーフィルターは、基本的にはカメラに入る光の量を減らします。つまり、カメラに「サングラス」をかけたように機能します。NDフィルタは画像の露出に影響します(カメラの露出の理解を参照)
- 赤外線:赤外線光源を使用する場合は、可視光と赤外線で切り換える際にフォーカスが変更することがあります。赤外線補正レンズ、または赤外線パスフィルターを使用することで、フォーカスの変更を避けることができます。赤外線パスフィルターを使用する場合は、昼間であっても赤外線光源が必要である点に注意してください。
-
車両速度:車両の移動中は、モーションブラーが避けられるよう、カメラのシャッター時間を十分に短くする必要があります。適切な最長シャッター時間を計算する式は、以下の通りです。
- 車両速度(km/h):シャッター時間(秒)= 1秒 /(11 × 最大車両速度、キロメートル/時間)
- 車両速度(mph):シャッター時間(秒) = 1秒 /(18 × 最大車両速度、マイル/時間)
ここで、/ は「除算」を意味し、× は「乗算」を意味します。
次の表では、異なる車両速度でのカメラシャッタースピードに関するガイドラインを提供しています。
シャッター時間
|
最大車両速度(単位はキロメートル/時間) |
最大車両速度
|
---|---|---|
1/50 |
4 |
2 |
1/100 |
9 |
5 |
1/200 |
18 |
11 |
1/250 |
22 |
13 |
1/500 |
45 |
27 |
1/750 |
68 |
41 |
1/1000 |
90 |
55 |
1/1500 |
136 |
83 |
1/2000 |
181 |
111 |
1/3000 |
272 |
166 |
1/4000 |
363 |
222 |