役割と役割権限(説明付き)
役割により、ユーザーがアクセスできるデバイスが決定されます。また、役割は権限を決定し、ビデオ管理システムのセキュリティも取り扱います。まず、役割を追加し、次にユーザーとグループを追加して、最後にSmart ClientおよびManagement Clientプロファイルと共に、それぞれの役割に属しているその他のデフォルトのプロファイルも追加します。システムで作成できる役割には、それぞれにXProtect Smart Clientにおける独自のビューグループがあり、これを通じてビューを作成、保存できます。
Management Serverにアクセスできるようにするためには、[役割設定] > Management Server > セキュリティ全般タブ(役割)で、すべての役割に対して[接続]セキュリティを有効にすることが重要です。
ユーザーやグループを管理者役割に追加する方法は、他の役割の場合と同じです。ユーザーおよびグループの役割からの削除、役割への割り当てを参照してください。
管理者役割に加え、必要な数の役割を追加することができます。例えば、カメラへのアクセス権や類似の制限に応じて、XProtect Smart Clientのユーザーに異なる役割を持たせることもできます。システムで役割を設定するには、セキュリティ > 役割を展開します。
役割権限
使用可能な機能は、使用しているシステムによって異なります。詳細については、製品比較Webページを参照してください。
システムで役割を作成する際に、関連する役割がアクセス、使用できるシステムのコンポーネントや機能に対して複数の権限をその役割に付与することができます。たとえば、XProtect Smart Clientの機能に対する権限だけを有する役割、あるいは特定のカメラを表示できる権限を有する他のMilestone閲覧クライアントなどを作成する必要があるとします。こうした役割を作成する場合、これらの役割がManagement Clientに対するアクセス、使用の権限を有する必要はありませんが、XProtect Smart Client またはその他のクライアントにある機能の一部または全部へのアクセスだけは必要です。これを解決するには、たとえば、カメラ、サーバー、類似の機能を追加、削除できる権限など、一部または大半の一般的な管理者権限を有する役割を設定する必要があるかもしれません。
システム管理者の機能の一部または大半を有する役割を作成できます。たとえば、これは組織でシステムのサブセットを管理する人と、システム全体を管理する人を分けたい場合などに関連するものです。この機能によって、たとえば、システムのサーバーまたはカメラの設定の編集できる権限など、システムのさまざまな機能にアクセス、編集、変更ができる異なる管理者権限を提供できるようになります。これらの権限は[セキュリティ全般]タブで指定します(「セキュリティ全般タブ(役割)」を参照)。最低限、特別なシステム管理者がManagement Clientを起動できるようにするには、マネジメントサーバー上でその役割に読み取り権限を付与する必要があります。
Management Serverにアクセスできるようにするためには、[役割設定] > Management Server > セキュリティ全般タブ(役割)で、すべての役割に対して[接続]セキュリティを有効にすることが重要です。
また、役割とユーザーインターフェースから対応するシステム機能を取り除いたManagement Clientプロファイルを対応させることで、同じ制限をそれぞれの役割に対するManagement Clientのユーザーインターフェースに反映させることもできます。詳細については、「Management Clientプロファイル(説明付き)」を参照してください。
このように異なる権限を役割に付与するには、デフォルトのすべてのシステム管理者役割を有する人が、セキュリティ > 役割> 情報タブ > 新規追加で役割を設定しなければなりません。新しい役割を設定する場合、システムで他の役割を設定したり、システムのデフォルトのプロファイルを使用したりするのと同じように、役割に関連付けられるのは独自のプロファイルだけです。詳細については、「役割の追加および管理」を参照してください。
どのプロファイルを役割に関連付けるかを指定したら、セキュリティ全般タブへ移動して、その役割の権限を指定します。
役割に対して設定できる権限は、製品間で異なります。役割に付与できるのは、XProtect Corporateで使用可能な権利だけです。