ナンバープレート一致リストの操作

ナンバープレート一致リスト(説明付き)

ナンバープレートリストとは、LPRソリューションに特別な方法で処理させたいナンバープレートの集合のリストです。ナンバープレートの認識では、これらのリストを比較し、一致があったときにシステムがLPRイベントを起動します。 イベントはイベントサーバーに保存されます。また、XProtect Smart Clientナンバープレート認識タブで検索および確認できます。

デフォルトでは、イベントは24時間保存されます。これを変更するには、オプションManagement Clientダイアログボックスを開き、イベントサーバー設定タブの次のイベントを保持フィールドに新しい時間枠を入力します。

ナンバープレート一致リストを指定すると、一致した際に起動される追加のイベントやアラームを設定できます。

  • ある会社の本社では、役員の車両のナンバープレートのリストを使用して、別個の駐車場へのアクセス権限を付与しています。役員のナンバープレートが認識されると、ナンバープレート認識ソリューションは駐車場のゲートを開く出力信号を起動します。
  • ガソリンスタンドのチェーンでは、以前にガソリン代金を支払わずに逃げた車両のナンバープレートのリストを作成しています。このようなナンバープレートが認識されると、アラームがアクティブ化してナンバープレート認識起動が信号を出力します。これにより一時的に特定のガソリンポンプへのガソリンの供給がブロックされます。

また、起動されたイベントを使用して、カメラの録画の画質を高くすることもできます。 イベントを使用して、このようなアクションの組み合わせを起動することも可能です。

リストに含まれていないナンバープレートリスト(説明付き)

通常はリストに含まれているナンバープレートが認識されるとイベントを起動しますが、リストに含まれていないナンバープレートが認識された場合にイベントを起動することも可能です。

:ある私有駐車場では、ナンバープレートのリストを使用して、住民に駐車場へのアクセスを許可しています。リストに含まれていないナンバープレートの車両が駐車場に接近すると、LPRソリューションで出力信号が起動され、セキュリティオフィスで一時的なゲストとしてのパスを得るようドライバーに知らせるサインを点灯させます。

リストにないナンバープレートを認識したときに、監視システムのイベントを起動するには、記載されていないナンバープレートリストを使用します。 他のリストと同様に選択操作(一致リストタブを参照)と設定操作(LPRによって起動されるイベントを参照)を行います。

ナンバープレート一致リストの新規追加

  1. サイトナビゲーションペインで、ナンバープレート一致リストを選択し、右クリックして新規追加を選択します。
  2. 表示されるウィンドウで、リストに名前を付けて、OKをクリックします。

    ナンバープレートのリストを作成すると、すぐにナンバープレート一致リスト、およびすべてのLPRカメラの一致リストタブで表示されます。

  3. 一致リストに列を追加する場合は、カスタムフィールドをクリックして、表示されるダイアログボックスで列を指定します(カスタムフィールドのプロパティの編集を参照)。
  4. 一致リストを更新するには、追加編集削除ボタンを使用します(ナンバープレート一致リストを編集を参照)。
  5. Management Clientで一致リストを直接定義する代わりに、ファイルをインポートすることもできます(ナンバープレート一致リストのインポート/エクスポートを参照)。
  6. プロンプトが表示されたら、変更の保存を確定します。

ナンバープレート一致リストを編集

  1. サイトナビゲーションペインナンバープレート一致リストを選択します。
  2. 概要ペインに移動します。関連するリストをクリックします。
  3. ナンバープレート一致リスト 情報ウィンドウが開きます。
  4. 新しい行をリストに追加するには、追加をクリックして、フィールドに記入します。
    • 空白は含めないでください。
    • 必ず大文字を使用してください。

      ABC123(正しい例)、ABC 123(正しくない例)、abc123 (正しくない例)

    • ナンバープレートマッチリストでは、ワイルドカードも使えます。ワイルドカードは、特定の位置に任意の数の「?」と文字および数字が現れるように定義することができます。

      ?????AA????????1??22??33A?B?C? など。

  5. プロンプトが表示されたら、変更の保存を確定します。

ナンバープレート一致リストのインポート/エクスポート

ナンバープレート一致リストで使いたいナンバープレートのリストが含まれているファイルをインポートすることができます。インポートには、以下のオプションがあります。

  • ナンバープレートを既存のリストに追加します。
  • 既存のリストを置換します。

たとえば、リストを中央で集中管理している場合には、これが便利です。次に、ファイルを配信することで、すべてのローカルインストールを更新することができます。

同様に、ナンバープレートの完全なリストを、一致リストから外部の場所へエクスポートすることもできます。

サポートされているファイル形式は.txtまたは.csvです。

インポートするには:

  1. サイトナビゲーションペインナンバープレート一致リストをクリックし、関連するリストを選択します。
  2. ファイルをインポートするには、インポートをクリックします。
  3. ダイアログボックスで、インポートファイルの場所およびインポートのタイプを指定します。次へをクリックします。
  4. 確認を待ってから、閉じるをクリックします。

エクスポートするには:

  1. ファイルをエクスポートするには、エクスポートをクリックします。
  2. ダイアログボックスで、エクスポートファイルの場所を指定して、次へをクリックします。
  3. 閉じるをクリックします。
  4. エクスポートしたファイルは、たとえば、Microsoft Excelで開いて、編集することができます。

ナンバープレート一致リストのプロパティ

名前

説明

名前

リストの名前を表示します。必要に応じて、この名前を変更できます。

カスタムフィールド

クリックして、ユーザーが追加情報を追加できるナンバープレートの入力列を指定します。カスタムフィールドのプロパティの編集を参照してください。

検索

特定のナンバープレート、ナンバー、パターンなどのリストを検索します。必要に応じて、?を単一のワイルドカードとして使えます。

追加

クリックして、ナンバープレートを追加します。

  • 空白は含めないでください。
  • 必ず大文字を使用してください。

ABC123(正しい例)、ABC 123(正しくない例)、abc123 (正しくない例)

  • ナンバープレートのリストでは、ワイルドカードも使えます。ワイルドカードは、特定の位置に任意の数の「?」と文字および数字が現れるように定義することができます。

?????AA????????1??22??33A?B?C? など。

一部の地域では、このような規則に当てはまらない例もあります。たとえば、空白文字でカスタマイズしたプレートなど。アンダーライン( _ )で区切られ、必ず別個に認識される必要がある文字のセットを2つ含んでいるプレート。 あるいは、ナンバープレートのパーツで、背景の色が異なる特定の地域のプレート。

編集

クリックして、ナンバープレートを編集します。複数の行を選択して、編集することができます。

削除

クリックして、選択したナンバープレートを削除します。

インポート

クリックすると、.txtファイルや.csvファイルなどのカンマ区切りファイルからナンバープレートをインポートできます(ナンバープレート一致リストのインポート/エクスポートを参照)。

エクスポート

クリックすると、.txtファイルや.csvファイルなどのカンマ区切りファイルにナンバープレートのリスト全体をエクスポートできます(ナンバープレート一致リストのインポート/エクスポートを参照)。

ページ当たりの行

1ページ(1画面)に表示するナンバープレートの数を選択します。50~1000行の範囲で選択できます。

リストの一致によって起動されたイベント

リストの一致によりトリガーされるイベントを選択します(LPRによって起動されるイベントを参照)。システムで定義されているすべての使用可能なイベントのタイプを選べます。

カスタムフィールドのプロパティの編集

ナンバープレート一致リストに追加情報の列を追加できます。列の名前や番号、ならびにフィールドの内容を指定します。

XProtect Smart Clientのユーザーは、列の情報を更新することはできますが、列自体を変更することはできません。

名前

説明

追加

列を一致リストに追加します。列の名前を入力します。

編集

クリックして、列の名前を編集します。

削除

列を削除します。

アップ

列の順番を変更します。

ダウン

列の順番を変更します。