ビデオエクスポート設定

ユーザー権限、サーバーの種類、サーバーでの設定によって、一部のエクスポート設定が制限されたり、使用できないことがあります。

設定したフォーマットおよび設定は保存され、次回エクスポートする際に表示されます。

名前

説明

エクスポート名

プログラムが自動的にローカルの日付と時間を使って入力しますが、名前を変更することができます。

アイテム

たとえばビデオシーケンスなど、エクスポートで選択したアイテムをリストします。

項目ごとに、開始時刻または終了時刻をクリックするとタイムスパンを変更できます。新しい日時を選択した後、[移動]をクリックします。 プレビュー エリアの下にあるハンドルをドラッグしてタイムスパンを変更することもできます。

項目をクリックすると、プレビュー エリアでエクスポート クリップのプレビューが表示されます。複数の項目を同時にプレビューするには、SHIFTまたはCTRLボタンを押したまま、関連のある項目をクリックします。

項目の横にある赤い x をクリックすると、[項目]リストからその項目を削除できます。マウスをアイテムの上に移動させると、赤いxが表示されます。ひとつの項目を2つに分割したい場合は、プレビュー エリアで分割アイコンをクリックします。

アイテムを追加

アイテムの追加ボタンを使用して、エクスポートに含めたい別の項目を選択します。すべて削除ボタンを使って、アイテムウィンドウにあるリストをクリアします。

エクスポート先

パス - パスを指定する際、指定するフォルダーは既存ののものでなくても構いません。既存でない場合は、自動的に作成されます。

このフィールドではパスがすでに入力されている可能性があります。

メディア バーナー - エクスポートに送りたいバーナーを指定できます。この方法により、エクスポートを作成し、一度に光学メディアに直接書き込まれるようにします。

プライバシーマスク

クリックすると、ビデオにプライバシー マスクを追加できます。無地のブラックで選択された領域を、プラバシーマスクがカバーします。

ここで追加したプライバシーマスクは、現行のエクスポート、および選択されたビデオにのみ適応されます。エクスポートは、システム管理者によってプライバシーマスクが設定されたビデオをすでに含んでいる可能性があります。詳細については、「プライバシーマスク(説明付き)」を参照してください。

XProtectフォーマットの設定

XProtectバージョン2020 R1またはそれ以降で作成されたエクスポートを表示するには、XProtect Smart Clientバージョン2020 R1以降を使用する必要があります。

名前

説明

XProtect Smart Client – Player を含める

エクスポートされたデータのあるXProtect Smart Client – Playerアプリケーションを含めます。XProtectフォーマットは、XProtect Smart Client – Playerでのみ再生できます。

再エクスポートしない

このチェックボックスを選択すると、受領者がビデオを任意の形式で再度エクスポートすることを防ぎます。

パスワードで暗号化

このチェックボックスを選択すると、AES-256標準暗号方式を使用してエクスポートを暗号化できます。エクスポートの開始をクリックすると、8字以上のパスワードを入力するよう求められます。

デジタル署名を含める

このチェックボックスを選択すると、エクスポートされたデータベースにデジタル署名を含めることができます。監視システムの設定によって、ビデオや音声にすでに署名が含まれていることがあります。この場合は、これらの署名はエクスポート中に検証され、検証が成功するとエクスポートに含められます。検証に異常があると、そのエクスポートも完了しません。エクスポートされたファイルを開くと、受領者はXProtect Smart Client – Playerで署名を確認できます。「デジタル署名の検証」も参照してください。

デジタル署名を含めない場合、サーバーからの署名もエクスポートも含められず、ビデオや音声が改ざんされていてもエクスポートが成功することになります。

エクスポート プロセス中、デジタル署名は2つの異なる状況で除外できます。

エクスポートプロセスは完了しますが、署名を確認すると、レコーディングサーバーの電子署名が削除されているか、部分的にOKになっていることが分かります。

コメント

クリックしてエクスポートにコメントを追加するウィンドウを開くと、個別のカメラやプロジェクト全体にコメントを追加することができます。

メディアプレーヤーのフォーマット設定

メディアプレーヤーのフォーマットを使用すると、標準的なビデオクリップや音声クリップをエクスポートして、標準的なメディアプレーヤーがインストールされているコンピューターから視聴できます。コンピューターには、エクスポートで使用するコーデックもインストールしておく必要があります。

名前

説明

コンテンツの選択

ビデオのみをエクスポートするのか、ビデオと音声の両方をエクスポートするのか選択します。

形式の選択

ビデオをAVI閉じたビデオでよく使用されるファイル形式。この形式のファイルには.aviというファイル拡張子が付いています。フォーマットまたはMKV閉じた「Matroska Video」ビデオの省略形です。MKVファイルは、Matroskaマルチメディアコンテナ形式で保存されているビデオファイルです。複数のタイプの音声およびビデオのコーデックに対応します。フォーマットでエクスポートする場合に選択します。

コーデック

ビデオコーデックは、ビデオファイルの生成時に使用される特定の圧縮/解凍技術です。コーデックの選択は、AVIファイルの画質とサイズに影響します。

リストには、お使いになっているPCで利用できるビデオコーデックが含まれています。

コーデックは変更できますが、変更する正当な理由がない限り、デフォルトのコーデック設定を維持するようお勧めします。

使用するコーデックは、ビデオクリップを再生するコンピューターのものと類似していなくてはなりません。

タイムスタンプを含める

エクスポートする画像に監視システムの日時を追加したい場合に選択します。タイムスタンプは、エクスポートされるビデオの最上部に表示されます。

フレームレートの低減

エクスポートのフレームレートを下げる場合に選択します。画像は1枚おきになりますが、まだリアルタイムで再生できます。

ビデオのテキスト

クリックするとビデオのテキストウィンドウが開き、AVIファイルのプリテキストとポストテキストを作成できます。これらのテキストは、そのエキスポートですべてのカメラに追加され、ビデオの前(プリスライド)や後(ポストスライド)に静止画像として表示されます。

MKVフォーマットでエクスポートする場合:JPEGまたはMPEG-4/H.264/H.265フォーマットで録画されたビデオでプライバシーマスクを使用したことがなければ、エクスポートの録画ビデオでトランスコーディングは行われません(録画ビデオは元の画質で維持されます)。対照的に、プライバシーマスクを使用したことがあるか、他のコーデック(MxPEGまたはMPEG-4ショートヘッダーモードなど)を使用してビデオを録画した場合、録画ビデオはエクスポートでJPEGにトランスコードされます。