パブリックアドレスとポートの定義

レコーディングサーバーのパブリックIPアドレスはネットワークタブで定義します。

パブリックアドレスを使用する理由

XProtect Smart Clientなどのアクセス用クライアントが監視システムに接続する場合、連絡用アドレスの交換を含めて、一定量の初期データ通信がバックグラウンドで共有されます。これは自動的に行われ、ユーザーには全く認識されません。

クライアントはローカルネットワークに加えてインターネットから接続することもあります。いずれの場合にも、レコーディングサーバーからのライブビデオや録画済みビデオにクライアントがアクセスできるように、監視システムが適切なアドレスを提供する必要があります。

  • クライアントがローカルで接続する場合、監視システムはローカルのアドレスおよびポート番号を返さなければなりません
  • クライアントがインターネットから接続する場合、監視システムはレコーディングサーバーのパブリックアドレスに応答します。これはファイアウォールまたはNAT(ネットワークアドレス変換)ルーターのアドレスであり、多くの場合、異なるポート番号です。アドレスおよびポートは、サーバーのローカルアドレスおよびポートに転送できます。

    NAT(ネットワークアドレス変換)ファイアウォールの外側から監視システムにアクセスするには、パブリックアドレスとポート転送を使用します。これによって、ファイアウォールの外側にあるクライアントは、VPN(仮想プライベートネットワーク)を使用することなく、レコーディングサーバーへ接続できます。それぞれのレコーディングサーバーを特定のポートにマップし、ファイアウォールを通じて、このポートをサーバーの内部アドレスへ転送することができます。

  1. パブリックアクセスを有効にするには、パブリックアクセスを有効にするチェックボックスを選択します。
  2. レコーディングサーバーのパブリックアドレスを定義します。ファイアウォールまたはNATルーターのアドレスを入力し、インターネットから監視システムにアクセスするクライアントがレコーディングサーバーに接続できるようにします。
  3. パブリックポート番号を指定します。ファイアウォールまたはNATルーターで使用するポート番号を、ローカルで使用するポート番号と異なる番号にしておくことをお勧めします。

パブリックアクセスを使用する場合、使用するファイアウォールまたはNATルーターを設定し、パブリックなアドレスおよびポートに送信されるリクエストが、関連するレコーディングサーバーのローカルなアドレスおよびポートに転送されるようにしてください。

ローカルIP範囲の割り当て

監視システムがローカルネットワークからの通信であると認識できるローカルIP範囲のリストを定義します。

  • [ネットワーク]タブで、[設定]をクリックします。