スマートマップ(設定)
スマートマップ機能を利用する前に、XProtect Smart Clientで特定の認識作業が必要になります。
スマートマップは、ビューに追加されている場合にのみ表示できます。スマートマップをビューに追加を参照してください。
詳細については、スマートマップ(説明付き)を参照してください。
マップとスマートマップの違い(説明付き)
XProtect Smart Clientでは、監視システムを視覚化し、インシデントに迅速に対応する上で役立つマップ機能を提供します。
- マップ - これらのマップは、地理的参照を含まない静止画像に基づいています。カメラ、マイク、録画サーバーなどのデバイスを追加できます。マップから監視システムを直接操作できるアラーム、イベント、および入退室管理などの機能も追加できます。デバイスおよび機能の要素をマップ上に手動で配置する必要があります。詳細については、マップ(説明付き)を参照してください。
- スマートマップ - このタイプのマップでは地理情報システムを使用して、実世界の地理を正確に反映します。これにより、複数の場所にあるカメラのより正確な概要を把握することができます。Bing MapsサービスやGoogle Mapsサービス、またはOpenStreetMapのマッププロジェクトを地理的背景として使用し、コンピュータ支援設計(CAD)図面、図形ファイル、および画像をオーバーレイとして追加することができます。詳細については、スマートマップ(説明付き)を参照してください。
マップ機能とスマートマップ機能は互いに代替可能ではありません。マップを使用している場合は、スマートマップなどの画像ファイルを使用できますが、再度カメラを追加する必要があります。カメラを含むマップはスマートマップに転送できません。ただし、スマートマップをマップにリンクすることはできます。詳細については、スマートマップ上のリンクの追加、削除および編集を参照してください。
スマートマップをビューに追加
スマートマップ地理的情報システムを使用して、地理的に正確、かつ実世界のイメージで、監視システムのカメラ、構造、およびトポグラフィカル要素を視覚化する地図機能。この機能の要素を使用するマップは、スマートマップと呼ばれます。の使用を開始するには、ビューにスマートマップを追加します。デフォルトではベーシックな世界地図が表示されます。スマートマップを追加した後、地理的な背景を変更できます。
手順:
- ライブまたは再生タブで、スマートマップを追加したいビューを選択します。
- 設定をクリックして設定モードに移ります。
- システム概要ペインを展開してから、スマートマップアイテムをビュー内の右側の位置にドラッグします。
- 設定を再度クリックし、設定モードを解除します。
- これで地理的な背景を変更できます。
スマートマップの背景地図を変更する
デフォルトでは、スマートマップをビューに追加したときに、ベーシックな世界地図の背景地図が表示されます。スマートマップをビューに追加すれば、さまざまな背景地図を選択できるようになります。そのスマートマップを使用しているすべてのユーザーは、次回そのビューを表示すると新しい背景が表示されます。

Bing MapsとGoogle Mapsの背景地図は、システム管理者がXProtect Management Clientでこれを構成している場合に限り使用できます。
手順:
- スマートマップが含まれるビューを選択します。
- ツールバーで、
レイヤーやカスタムオーバーレイを表示または非表示にするをクリックします。
- 背景地図で、背景と表示したい詳細情報を選択します。例えば、地形に関する情報を閲覧したい場合は、地形を選択します。道路を見たいときは、道路を選択します。
背景地図(説明付き)
OpenStreetMap、Google Maps、またはBing Mapsサービスをスマートマップ地理的情報システムを使用して、地理的に正確、かつ実世界のイメージで、監視システムのカメラ、構造、およびトポグラフィカル要素を視覚化する地図機能。この機能の要素を使用するマップは、スマートマップと呼ばれます。の地理的背景として使用できます。背景地図を選択したら、デバイス(カメラなど)とカスタムオーバーレイ(シェイプファイルなど)を追加します。詳細については、カスタムオーバーレイ(説明付き)を参照してください。
背景地図の種類(説明付き)
ビューにスマートマップ地理的情報システムを使用して、地理的に正確、かつ実世界のイメージで、監視システムのカメラ、構造、およびトポグラフィカル要素を視覚化する地図機能。この機能の要素を使用するマップは、スマートマップと呼ばれます。を追加すると、以下の地理的背景を選ぶことができます。
- 基本的な世界地図 - XProtect Smart Clientで提供される標準的な地理的背景を使用します。このマップは一般的な基準として使用することを意図しており、国境や都市、その他の詳細などの機能は含まれていません。ただし、他の背景地図と同様、地理参照データは含まれています。
- Bing Maps - Bing Mapsに接続します。
- Google Maps - Google Mapsに接続します。
Bing MapsとGoogle Mapsオプションでは、インターネットへのアクセスが必要です。MicrosoftまたはGoogleからキーを購入してください。
- OpenStreetMapには2つのオプションがあります。
- 選択したコマーシャルタイルサーバーに接続します。OpenStreetMapタイルサーバーの変更を参照してください
- 自身のローカルタイルサーバーに接続する
- なし - 地理的背景が非表示になります。ただし、地理参照データは残ります。スマートマップのレイヤー(説明付き)も参照してください
デフォルトで、Bing MapsとGoogle Mapsにはサテライト画像が表示されます(サテライト)。画像は、例えば航空画像や地形表示に変えて、他の情報を表示させることもできます。
OpenStreetMapタイルサーバー(説明付き)
スマートマップの地理的な背景としてOpenStreetMapを使用する場合は、タイルサーバーを指定する必要があります。所属組織に空港や港といった地域の独自の地図がある場合などはローカルタイルサーバーを指定できます。また、コマーシャルタイルサーバーを使用することも可能です。
ローカルタイルサーバーを使用する場合、インターネットアクセスは不要です。
タイルサーバーのアドレスは以下の2つの方法で指定できます。
- XProtect Management Clientでは、タイルサーバーのアドレスをSmart Clientプロファイルで設定します。このサーバーアドレスは、XProtect Smart Clientプロファイルに割り当てられている全Smart Clientユーザーに適用されます
- XProtect Smart Clientでは、タイルサーバーのアドレスを設定ダイアログで設定します。サーバーアドレスは、そのインストールにのみ適用されます。
OpenStreetMapタイルサーバーの変更

サーバー側の指定タイルサーバーに編集ロックがかかっている場合、このフィールドはグレー表示となり、サーバーアドレスの変更は不可能になります。この機能をXProtect Management Clientで有効にできるよう、システム管理者にサポートを要求してください。
手順:
-
右上に表示される
をクリックした後、
設定をクリックして設定ウィンドウを開きます。
- 左側のセクションでスマートマップをクリックします。
- OpenStreetMapサーバーフィールドで以下のいずれかを実行します。
- サーバーのアドレスを入力します。フィールドがグレー表示になっている場合は、サーバー側でロックされています
- サーバー側の指定サーバーを使用するには、サーバーに従うチェックボックスを選択します
- OKをクリックします。これで次回スマートマップがロードされる際に、指定したOpenStreetMapサーバーが使用されます。
サーバーアドレスが指定されていない場合や、サーバーアドレスが無効な場合は、OpenStreetMapを背景地図として使用することはできません。
スマートマップでレイヤーを表示または非表示する
見たいものに応じて、スマートマップ上のレイヤーをオン/オフにできます。
スマートマップのレイヤー(説明付き)
スマートマップ地理的情報システムを使用して、地理的に正確、かつ実世界のイメージで、監視システムのカメラ、構造、およびトポグラフィカル要素を視覚化する地図機能。この機能の要素を使用するマップは、スマートマップと呼ばれます。が表示する情報にフィルターをかける際は、レイヤーを利用します。スマートマップには3種類のレイヤーがあります。
- システムエレメント - カメラ、リンク、場所が含まれます。
- カスタムオーバーレイ - ビットマップ画像、CAD図面、およびシェープファイル。
- 背景地図 - 基本的世界地図、Bing Maps、Google Maps、またはOpenStreetMap
Bing MapsとGoogle Mapsは、システム管理者がManagement Clientでこれを有効にしている場合に限り、地理的背景として使用できます。 詳細については、背景地図(説明付き)を参照してください。
レイヤーの順番(説明付き)
同じ種類のシステムエレメントは全て、同一レイヤースマートマップ上の地理的背景、カスタムオーバーレイ、あるいはカメラなどのシステム要素。レイヤーは、スマートマップ上に存在するすべての地理的要素です。にあります。例えば、カメラは全て、同じレイヤーにあります。カメラレイヤーを非表示すると、すべてのカメラが非表示になります。上から順に、システムエレメントのレイヤーは、次の順に配列されています:ロケーション、カメラ、リンク、背景地図。この順番を変更することはできません。
背景地図は、スマートマップ中で常に最下のレイヤーに位置しています。異なる背景地図同士を切り替えることはできますが、一度に1つの背景地図しか選択することはできません。
カスタムオーバーレイは、個別のレイヤーとして追加され、スマートマップに追加された順にスタックされます。地図のデフォルト設定を構成して順番を変更してください。

都市計画では、各市境を示すシェープファイルと市内の全ての主要道路を含むシェープファイルがあります。この計画では、レイヤーの順番を整理することにより、道路が市境の上に表示されるようにすることができます。こうすることにより、市内のどこにカメラがあるかを把握することができ、また、ズームインして特定のカメラが配置されている道の名前を閲覧することができます。
スマートマップ上のレイヤーを表示または非表示にする
背景地図を含め、スマートマップ上のレイヤーを表示または非表示にすることができます。これは例えば、特定のエレメントに集中したいときや、スマートマップが表示するコンテンツを簡略化したいときに便利です。
手順:
- ツールバーで、
レイヤーやカスタムオーバーレイを表示または非表示にするをクリックします。
- システムエレメントとカスタムオーバーレイを表示または非表示にするには、チェックボックスを選択または選択解除します。
- 背景地図を非表示にする場合、なしを選択します。
なしを選択すると、背景地図が非表示になりますが、地理参照は引き続きスマートマップに適用されます。たとえば、空間参照が含まれる新しいシェイプファイルを追加した場合でも、その空間参照を用いてファイルがマップ上に配置されます。
スマートマップのデフォルト設定を指定
ビューにスマートマップを追加して、オーバーレイ、カメラ、リンクが追加された後、カスタムオーバーレイのデフォルト設定を指定できます。クリーンアップするためにカスタムオーバーレイを削除することもできます。
手順:
- 設定をクリックします。
-
デフォルト設定の管理をクリックします。
- 以下のいずれかを行ってください:
- オーバーレイを表示または非表示にするには、チェックボックスを選択または選択解除します
- 並べ替えを行うには、オーバーレイ前部のドラッグハンドルを使い、オーバーレイをリスト内の新しい位置にドラッグします。レイヤーはリスト内で上から順に並べられます。
- オーバーレイを削除するには、ポインターをカスタムオーバーレイ上に移動し、削除をクリックします。
- 保存をクリックします。
カスタムオーバーレイの追加、削除および編集
カスタムオーバーレイ(説明付き)
XProtect Smart Clientではスマートマップ上のカスタムオーバーレイとして、次の種類のファイルを追加することができます。
- シェープファイル - 点、線、多角形などの地理空間ベクトルデータ、および壁、道路などマップ上のオブジェクトを表す属性、または川や湖などの地理的特徴を含むことができます。例えば、ズームイン時とズームアウト時に拡大縮小がしやすく、CAD図面またはビットマップ画像よりもファイルのサイズが小さいので、都市計画事務所や管理事務所などは、よくシェープファイルを利用します。
- CAD - コンピュータ支援設計(CAD)図面は、シェープファイルのように、座標系や空間参照を使って正確な地理コンテキストを提供することができるので、スマートマップのオーバーレイとして便利です。例えば、あるロケーションの詳細な航空地図または道路地図を使うことができます。
- 画像 - 建物の間取り図などの画像ファイルがある場合、スマートマップ上のオーバーレイとして追加することができます。次のタイプの画像ファイルを使用できます。PNG、BMP、GIF、JPG、JPEG、PHG、TIF、TIFF
カスタムオーバーレイがフォーカスされるよう、他のタイプのレイヤーを一時的に非表示にすることができます。スマートマップのレイヤー(説明付き)を参照してください。
カスタムオーバーレイおよび場所
スマートマップ上でカスタムオーバーレイに飛ぶで説明されているように、スマートマップに既に追加したカスタムオーバーレイへすばやくジャンプすることができます。ただし、設定で、カスタムオーバーレイと場所との間の接続を確立することができます。つまり新しいカスタムオーバーレイを追加した場合はいつでも、XProtect Smart Clientはマップ上の全く同様のスポットにあるオーバーレイと同じ名前の場所を作成します。カスタムオーバーレイの場所は、これで場所を選択するリストで使用可能になります。
オーバーレイと場所は、リンクしていません。例えば、オーバーレイを変更せずに、ロケーションの名前を変更したり削除したりすることができ、またその逆もできます。
この機能をオンにするには、カスタムオーバーレイへ場所を追加する(スマートマップ)を参照してください。
スマートマップでカスタムオーバーレイを追加する
カスタムオーバーレイを追加することにより、スマートマップの詳細レベルを上げます。カスタムオーバーレイ建物内の間取り図を解説したり、地区の間に境界線をマークするなど、ユーザーがスマートマップに追加できるユーザー定義の地理的要素。カスタムオーバーレイは画像、CADドローイング、あるいはシェイプファイルの可能性があります。を追加すると、XProtect Smart Clientは、そのオーバーレイと同じ名前のロケーションを作成します。
手順:
- スマートマップを含むビューを選択し、設定をクリックします。
-
カスタムオーバーレイを追加をクリックします。
- 追加するオーバーレイが地理参照されている場合、スマートマップの任意のロケーションをクリックします。XProtect Smart Clientは、地理参照情報を使って、オーバーレイを正しい地理的場所に配置します。さらに、スマートマップは、デフォルトのズームレベルでオーバーレイを中心に位置させます。
- 追加するオーバーレイが地理参照されていない場合、地図上の要素を追加したい位置に移動し、スマートマップ上の点をクリックします。
オーバーレイを追加する前に、地図上の希望するロケーションにズームインしておくことをお勧めします。そうすることにより、オーバーレイを正確に位置させやすくなります。
- オーバーレイの名前を入力します。
- 選択したファイルの種類に応じて:
- 画像 - 画像ファイルを選択し、 OKをクリックします。
- シェープファイル - SHPファイルを選択します。PRJファイルがある場合には、XProtect Smart Clientが画像ファイルを見つけるため、[OK]をクリックするだけで済みます。PRJがない場合、追加後に、マニュアルでオーバーレイの位置を変更することができます。また、色を適用することもできます。例えば、色を追加することにより、スマートマップ上のシェープファイルをより目立たせることができます。
- CAD - DWGファイルを選択します。PRJがある場合、OKをクリックします。PRJファイルがない場合で、地理参照を使ってスマートマップ上にファイルを位置させたい場合、空間参照系識別子(SRID)を入力し、OKをクリックします。PRJファイルまたはSRIDがない場合、追加後に、マニュアルでオーバーレイの位置を変更することができます。
オーバーレイの種類に関する詳細については、カスタムオーバーレイ(説明付き)を参照してください。
カスタムオーバーレイへ場所を追加する(スマートマップ)
場所が自動的にお使いのスマートマップのカスタムオーバーレイ建物内の間取り図を解説したり、地区の間に境界線をマークするなど、ユーザーがスマートマップに追加できるユーザー定義の地理的要素。カスタムオーバーレイは画像、CADドローイング、あるいはシェイプファイルの可能性があります。に追加されるようXProtect Smart Clientを構成できます。 これにより、場所の選択リストからカスタムオーバーレイに移動できるようになります。
手順:
- アプリケーションツールバーで
をクリックして、設定ウィンドウを開くために
設定をクリックします。
- スマートマップタブへ移動します。
- レイヤー追加時に場所を作成するリストで、はいを選択します。
- ダイアログを閉じると変更が保存されます。
詳細については、カスタムオーバーレイおよび場所を参照してください。
スマートマップ上でのカスタムオーバーレイの削除
- スマートマップを含むビューを選択し、設定をクリックします。
- ツールバーで、
デフォルトの設定を管理をクリックします。
- ポインターをカスタムオーバーレイ上に移動し、削除をクリックします。
- 保存をクリックすると、カスタムオーバーレイが削除されます。
- オプション:カスタムオーバーレイ用のロケーションが作成されていた場合、これも削除してください。詳細については、スマートマップ上の場所の追加、削除および編集を参照してください。
シェープファイルのエリアをより見やすくする(スマートマップ)
このトピックは多角形とシェープファイルを使用する場合のみ該当します。
スマートマップで近接した多角形から構成されるシェープファイルを使用したい場合は、お互いの多角形を個々に識別しなければならない場合があります。これをおこなうには、シェープファイルに対して選んだ色の不透明度を減少させます。多角形の枠線が目立つようになります。
手順:
- スマートマップでカスタムオーバーレイを追加するで説明されている通りの手順に従います。
-
色を選択する際には、希望の透明度になるまで不透明度スライダーを左にドラッグします。
- 保存をクリックします。
スマートマップ上のカメラの追加、削除または編集
実際の位置のスマートマップにカメラを追加することができます。カメラを追加することにより、監視システムの概要をつかむことができ、異常事態への対応も早めることができます。例えば、発生中の事件について容疑者を追跡したい場合、地図上のカメラをクリックして映像を確認することができます。
スマートマップにカメラを追加した後は、カメラアイコンの視界を調整することにより、実際のカメラの視界を反映させることができます。こうすることにより、特定地域を監視しているカメラを探しやすくなります。更に、アイコンを選択して地図上のカメラを示すことにより、地図上のカメラの種類を特定しやすくなります。
スマートマップにカメラを追加する
システム管理者がカメラの地理座標をManagement Clientで指定した場合、追加したカメラは自動的にスマートマップ上に配置されます。そうならない場合は、正確な地理的位置を自分で配置しなければなりません。
- スマートマップを含むビューを選択し、設定をクリックします。
- カメラまたはカメラのグループを追加するには:
カメラを追加する前に、マップ上の場所にズームインすることをお勧めします。ズームインすることで、より簡単にカメラを正確に配置できます。
- 変更を保存するには、設定をクリックして設定モードを解除します。
カメラの視野および方向を変更する
カメラがスマートマップに追加されると、カメラアイコンを調節することで視野および方向を変更できます。
マップでズームアウトする場合視界が表示されるまでズームインしなければならない場合があります。
- 操作するスマートマップを含むビューを選択します。
- カメラアイコンを編集するには、設定をクリックします。
-
カメラアイコンをクリックします。
- 回転ハンドルを使って、カメラを正しい方向に向けます。
- 視界の幅、長さ、角度を調整する場合、視界の先端にあるハンドルをクリック&ドラッグします。
- 変更を保存するには、設定をクリックして設定モードを解除します。
カメラ用アイコンの選択または変更
使用しているカメラの種類に一致するカメラアイコンを選択できます。
- 操作するスマートマップを含むビューを選択します。
-
設定をクリックし、地図上のカメラアイコンをダブルクリックします。
- アイコンを選ぶをクリックし、カメラ用のアイコンを選択します。
- 設定を再度クリックして変更を保存します。
カメラに関する情報を表示または非表示にする
スマートマップ上のカメラに関する情報を表示または非表示にすることができます。これは、例えば地図上のコンテンツを増やしたり減らしたりしたいときなどに便利です。
- 操作するスマートマップを含むビューを選択します。
-
レイヤーとカスタムオーバーレイを表示または非表示にするをクリックします。
- 情報を表示または非表示するには、チェックボックスを選択または選択解除します。
カメラをスマートマップから削除する
不要となったカメラ(物理的に除去されたカメラや誤って配置したカメラなど)は削除できます。カメラを削除すると、そのカメラの位置情報(地理座標など)はVMSシステムから完全に削除されます。

以下のユーザー権限はXProtect Management Clientで有効にする必要があります。
- スマートマップの編集
- カメラの編集
手順:
- スマートマップに移動します。
- 削除したいカメラまで移動します。
- 適切なズームレベルにするには、マウスのホイールを使用してカメラにズームインします。
- 設定をクリックして設定モードに移ります。
- 単一のカメラを削除するには対象を右クリックし、カメラの削除を選択します。
- 複数のカメラを削除するには:
- 設定を再度クリックし、設定モードを解除します。
カメラを選択し、DELETEキーを押してカメラを削除することも可能です。
スマートマップ上のリンクの追加、削除および編集
スマートマップ上のリンク(説明付き)
スマートマップ上の場所に移動したり、XProtect Smart Clientのマップに移動するリンクを追加したりできます。これにより、迅速に場所にアクセスしたり、別のビューに変更することなくマップの別のタイプを表示したりすることができます。他のスマートマップへはリンクできません。詳細については、スマートマップ を参照してください。
リンクでは次のように場所とマップが表示されます。
- 場所へのリンクでは、現在のビュー内の場所が表示されます。以前表示した場所に戻るには、スマートマップのツールバーにある
戻るをクリックします。
- マップへのリンクでは、フローティングウィンドウにマップが表示されます。これは、両方のタイプのマップに同時にアクセスすることができます。フローティングウィンドウでは、マップを表示して操作できますが、カメラの追加などの変更を行うことはできません。
リンクを色分けしたり、マップ上でより見やすくする必要がある場合は、リンクの色を指定できます。デフォルトでは、スマートマップの場所へのリンクは青で、従来のマップへのリンクは赤になっています。他の色を使用する場合は、リンクのタイプごとに同色を使用することをお勧めします。同色を使用することで、レイヤーを使用してマップ上のアイテムをフィルターするなどの場合にリンクの区別がより簡単になります。
スマートマップの場所またはマップへリンクを追加する
これにより、すばやく場所にアクセスしたり、別のビューに変更することなく別の種類のマップを表示することができます。
手順:
- スマートマップを含むビューを選択し、設定をクリックします。
- リンクを追加するマップ上のポイントに移動します。
- マップツールバーで、
リンクの追加をクリックして、リンクさせたいマップ上のポイントをクリックします。
- スマートマップの場所またはマップにリンクするかどうかを指定し、追加をクリックします。
-
リンクの名前を入力します。
表示スタイルとしてアイコンとテキストを選択した場合は、スマートマップ上のリンクのタイトルを表示できます。通常、名前によりリンク先が示されます。
- 宛先フィールドでリンク先のマップまたは場所を選択します。
- 表示スタイルフィールドでは、名前とリンクアイコンを表示するか、マップ上のリンクアイコンのみを表示するかを指定します。
- オプション:リンクの色を指定するには、カラーをクリックします。
スマートマップ上の場所の追加、削除および編集
スマートマップ上の場所(説明付き)
興味のあるスマートマップ上の点に場所を作成することができます。例えば、個人事務所やサテライトオフィスのロケーションを作成することができます。場所は環境の全体像を示すだけでなく、スマートマップのナビゲーションにも役立ちます。
設定によってはカスタムオーバーレイを追加する場合、XProtect Smart Clientがオーバーレイと同じ名前の場所を追加することがあります。このことにより、例えば、ズームアウト時に、スマートマップ上のオーバーレイにいきやすくなります。ただし、オーバーレイとロケーションは、リンクしていません。例えば、オーバーレイを変更せずに、ロケーションの名前を変更したり削除したりすることができ、またその逆もできます。詳細については、カスタムオーバーレイの追加、削除および編集を参照してください。
スマートマップのホームの場所(説明付き)
ホームの場所はそれを設定したビューアイテムに対して特有のものです。異なるビューアイテムでは、異なるホームの場所を設定できます。ホームの場所がビューアイテムに指定されていない場合、ビューアイテムは、使用している背景の種類に関わらず、全世界を表示します。これは、ホームの場所を削除した場合も同様です。
スマートマップで作業している間は、ホームをクリックするとホームの場所に戻ります。これは、ビューでスマートマップのリセットするのと同様です。表示項目のデフォルト設定に戻ると、システムにより、閲覧したロケーションの履歴は削除されます。
新しいホームロケーションを選択した場合、表示項目を使用する全員が影響を受けます。誰かが別のロケーションをホームとして設定していた場合、その人の設定を変更することになります。
スマートマップに場所を追加する
興味のあった場所の履歴を残すために、スマートマップ上ですばやく検索できる場所を追加することができます。
手順:
- スマートマップを含むビューを選択し、設定をクリックします。
- 必要な場合は、スマートマップ上の場所を追加したい地点を、パンまたはズームインします。
- ツールバーで、
場所を追加をクリックし、スマートマップ上のポイントをクリックします。
- そのロケーションに名前を付けて、必要に応じて以下の詳細を追加します:
- 誰かがスマートマップ上で該当場所に行った際に適用されるズームレベルを指定する
- ロケーションアイコン用の色を選択します。ロケーションの色分けは、例えば、ロケーションの種類を見分ける際に便利です。これは、ロケーションの機能や種類、または優先度を示す基準となります。
- オプション:その場所をホームの場所にします。スマートマップはこの場所が中心となり、
ホームをクリックすると、デフォルトのズームレベル設定が適用されます
スマートマップ上の場所を追加、編集または削除する
スマートマップに場所が追加されていれば、例えば、ホームの場所の削除のような、場所の削除や設定の編集ができます。
手順:
- 設定をクリックして設定モードに移ります。
- 場所の編集には、その場所を右クリックして場所の編集を選択します。
- 場所を削除するには、以下のいずれか1つを実行します。
- その場所を右クリックして、場所の削除を選択します。
- その場所を選択して、削除を押します。
場所同士の間のリンク(説明付き)
例えば、異なるロケーション同士を結ぶリンクを作ることにより、巡回経路を作成することができます。ロケーションAからロケーションBへのリンクを作り、ロケーションBからロケーションCへのリンクを作る、といった具合にリンクを作成します。詳細については、スマートマップ上のリンクの追加、削除および編集を参照してください。
スマートマップ上の建物の追加、削除および編集
スマートマップ上の建物(説明付き)
スマートマップ地理的情報システムを使用して、地理的に正確、かつ実世界のイメージで、監視システムのカメラ、構造、およびトポグラフィカル要素を視覚化する地図機能。この機能の要素を使用するマップは、スマートマップと呼ばれます。上の建物は4つの端のあるポリゴンとして描写されます。一度追加されると、建物の実際の形状とポジショニングに合わせて、面積、アングル、そしてサイズを調整することができます。
もし建物が複数階層の場合、まずレベルを追加し、そしてそれぞれのレベルに対してカメラを追加します。これにより、各レベルごとにカメラをナビゲートできます。
建物の内観の解説をしやすくするために、各レベルにフロアプランをカスタムオーバーレイとして追加することが可能です。詳細については、フロアプランをレベルに追加(スマートマップ)を参照してください。
建物は、Building 4といったように自動的に名称が振り分けられます。Milestoneは名前を変更することを推奨します。これにより、他の建物と区別しやすくなります。
スマートマップに建物を追加する
建物の内観を解説する目的でイメージやシェイプファイルを使用する代わりに、建物のアウトラインを追加することができます。後から、建物の実際の形状とポジショニングに合わせて、面積、アングル、そしてサイズを調整することができます。

スマートマップの編集は、お使いのManagement ClientにおけるSmart Clientプロファイルで有効にされました。
手順:
- 設定をクリックして設定モードに移ります。
- スマートマップ上で建物を設置させたい場所に位置させるために、ナビゲートします。
-
をクリックし、スマートマップ上で関連する位置にカーソルを合わせます。
- もう一度クリックします。スマートマップに長方形が追加されます。ズームアウトすると、ズームレベルが自動的に引き上げられます。
- 必要な場合は、コーナーハンドルを用い、実際の建物の形状とポジションを調整してください。
- 設定を再度クリックし、設定モードを解除します。
スマートマップ上での建物の編集
一度建物がスマートマップ上に追加されると、建物の名前を変更、位置、サイズ、面積、そしてアングルの調整が可能になります。さらに、レベルの追加、削除、再オーダーが可能になります。

スマートマップの編集は、お使いのManagement ClientにおけるSmart Clientプロファイルで有効にされました。
手順:
- スマートマップ上で建物まで移動します。必要な場合、ズームインします。
- 設定をクリックして設定モードに移ります。
-
建物内の任意の場所をクリックします。青色の枠線は建物を編集できることを示します。
- 建物の名前を変えるには、右側のペインの一番上で
をクリックします。名前を変えて、
をクリックします。キャンセルするにはEscを押します。
- コーナーの調整には、新しいポジションまでクリック・アンド・ドラッグします。
- レベルを追加または削除するには、建物にレベルを追加、あるいは削除する(スマートマップ)を参照してください。
- 設定を再度クリックし、設定モードを解除します。
スマートマップ上の建物を消去します。
建物が不要になった場合は、消去が可能です。次回何らかのXProtect Smart Clientにログインまたは、リロードがあった際には、建物は消滅します。

スマートマップの編集は、お使いのXProtect Management ClientにおけるSmart Clientプロファイルで有効にされました。
手順:
- スマートマップをオープンする。
- 設定をクリックして設定モードに移ります。
- 以下のいずれか1つを実行します。
- 建物を右クリックし、削除を選択します
- 建物を選択し、キーボードのDELETEキーを押します
建物を削除する別の方法:デフォルト設定の管理で建物セクションが現れるまで下にスクロールし、建物の上にカーソルを置いた状態で削除をクリックしてから保存をクリックします。
建物のレベルとカメラの管理(スマートマップ)
建物のカメラとレベル(説明付き)
建物にカメラを追加すると、誰かが特定していない限りは、デフォルトで、カメラはデフォルトレベルに関連付けられます。さもなくば、カメラはファーストレベルに関連付けられます。しかし、この関連付けを変更し、カメラをその他のレベル、あるいは一度に複数のレベルと関連付けることも可能です。
より詳しく:
- どのレベルも選択されなければ、カメラはすべてのレベルにおいて見ることができます。
- もし、すでに位置付けられているカメラの上に建物を追加した場合、デフォルトで、カメラはすべてのレベルと関連付けられます。
- もしすでに設置されているカメラを包括できるよう建物の境界線を拡大した場合、カメラは選択されているレベルにのみ関連付けられます。
もし、カメラを包括しないように、建物の境界線をさらに調整した場合、カメラは建物と関連付られなくなります。
フロアプランおよび建物内のカメラ(説明付き)
建物のすべてのレベルにおけるインテリアの描写をしやすくするために、各レベルにフロアプランをカスタムオーバーレイとして追加することが可能です。フロアプランがあれば、カメラを正確な位置にポジショニングすることが容易です。詳細は、フロアプランをレベルに追加(スマートマップ)を参照してください。
ポジショニングしたカメラが関連付けられるのはレベルであり、カスタムオーバーレイではありません。もし建物内のカメラとカスタムオーバーレイを持つレベルを削除した場合、カメラは地理的位置にはとどまりますが、レベルとの関連付けはなくなります。しかしながら、カスタムオーバーレイはレベルと一緒に削除されます。
もしレベルを記録した場合、カメラとカスタムオーバーレイの両方とも、レベルと共にとどまります。カメラはそれぞれの地理的位置を維持します。
建物にレベルを追加、あるいは削除する(スマートマップ)
スマートマップに建物を追加したあと、レベルの数を追加することが可能です。一番はじめのレベルはナンバー 1として関連付けれれ、次は2、その後も順に続きます。最終的には、個々のレベルの名前を付けなおし、順序を変えることが可能です。

スマートマップの編集は、お使いのManagement ClientにおけるSmart Clientプロファイルで有効にされました。
手順:
- スマートマップ上で建物まで移動します。必要な場合、ズームインします。
- 建物を選択します。右手サイドにペインが現れます。
- 設定ボタンをクリックして設定モードに移ります。
- レベルを追加
をクリックします。
- レベルの名前を編集するには:
- ドット
をクリックし、 名称の変更を選択します。
- 新しい名前を入力:
- ドット
- レベルを削除するには、ドット
をクリックし、 削除を選択します。このレベルにおけるカメラは、個々の地理的ポジションに留まり、レベルと関連付けられることはありません。
- 設定をクリックし、設定モードを解除します。
建物内のレベルの変更順序(スマートマップ)

スマートマップの編集は、お使いのManagement ClientにおけるSmart Clientプロファイルで有効にされました。
手順:
- スマートマップ上で建物まで移動します。必要な場合、ズームインします。
- 建物を選択します。右手サイドにペインが現れ、建物のレベルを表示します。
- 設定をクリックして設定モードに移ります。
- ドットで囲まれたエリア
を正しい位置にクリック・アンド・ドラッグします。カスタムオーバーレイと関連付けられたすべてのカメラがそのレベルととどまります。
- 設定を再度クリックし、設定モードを解除します。
建物のためのデフォルトレベルを設定する(スマートマップ)
もし、例えばグラウンドフロアなど、建物内の特定のレベルが他のレベルより関連性が強い場合、そのレベルをデフォルトのレベルとして設定することが可能です。スマートマップを開き、建物に行くと、自動的にデフォルトレベルが選択されます。
もし建物からカーソルを離してまた戻った場合、XProtect Smart Clientは、離れたレベルにまで戻します。

スマートマップの編集は、お使いのManagement ClientにおけるSmart Clientプロファイルで有効にされました。
手順:
- スマートマップ上で建物まで移動します。必要な場合、ズームインします。
- 建物を選択します。右手サイドにペインが現れ、建物のレベルを表示します。デフォルトのレベルはハイライトで表示されます。
- 設定をクリックして設定モードに移ります。アスタリスク
に留意してください。それは、どこが現在のデフォルトレベルかを示すものです。
- デフォルトレベルとして設定したいレベルでは、ドット
をクリックします。
- デフォルトとして設定を選択します。
- 設定を再度クリックし、設定モードを解除します。
フロアプランをレベルに追加(スマートマップ)
カスタムオーバーレイの追加が可能です。例えば、フロアプランイメージを建物のレベルに追加することで、建物内のレベルのインテリアを解説するのを助けます。レベルをナビゲートするにおいて、関連付けられたフロアプランが自動的に表示されます。

スマートマップの編集は、お使いのManagement ClientにおけるSmart Clientプロファイルで有効にされました。
手順:
- スマートマップ上で建物まで移動します。必要な場合、ズームインします。
- 建物を選択します。右手サイドにペインが現れ、建物のレベルを表示します。
- 設定をクリックして設定モードに移ります。
- カスタムオーバーレイを追加したいレベルを選択します。
- 左上隅で、
カスタムオーバーレイを追加をクリックし、その後、建物のアウトラインの内部をクリックします。ウィンドウが表示されます。
- カスタムオーバーレイのタイプを選択します。詳細については、カスタムオーバーレイ(説明付き)を参照してください。
-
お使いのコンピュータ上でファイルが保管されている場所を選択し、続行をクリックします。カスタムオーバーレイは青色のアウトラインで表示されます。
- それを建物のアウトラインまでドラッグし、ピボットポイントとコーナーハンドルを用いてカスタムオーバーレイを回転、および再ポジションさせます。
- 最上部のバーで、保存をクリックします
- 設定を再度クリックし、設定モードを解除します。
フロアプランの削除(スマートマップ)
建物内のレベル上の間取り図が変更された場合、その間取り図を解説するためにカスタムオーバーレイを置き換えなければならない場合があります。Milestoneでは、新しい間取り図を追加する前に以前の間取り図を削除することをおすすめします。

スマートマップの編集は、お使いのManagement ClientにおけるSmart Clientプロファイルで有効にされました。
手順:
- スマートマップ上で建物まで移動します。必要な場合、ズームインします。
- 建物を選択します。右手サイドにペインが現れ、建物のレベルを表示します。
- 設定をクリックして設定モードに移ります。
- カスタムオーバーレイがあるレベルを選択します。
- カスタムオーバーレイ上のどこかを右クリックし、カスタムオーバーレイの削除を選択します。
- 設定を再度クリックし、設定モードを解除します。
フロアプランのポジションやサイズを変更するには、カスタムオーバーレイを右クリックし、ポジションを編集するを選択します。これで、カスタムオーバーレイの移動、回転、そしてサイズの変更が可能になりました。
建物にカメラを追加する(スマートマップ)
建物を作成し、レベルを追加した後は、カメラを追加することが可能です。デフォルトレベルが特定されている場合、カメラはそれに関連付けられます。そうでない場合は、カメラは第一レベルと関連付けられます。この関連付けは変更が可能で、建物内のいかなるレベルとカメラを関連付けることが可能です。

スマートマップの編集は、お使いのManagement ClientにおけるSmart Clientプロファイルで有効にされました。
手順:
- スマートマップ上で建物まで移動します。必要な場合、ズームインします。
- 設定をクリックして設定モードに移ります。
-
カメラを追加 をクリックします。
- カメラをポジショニングさせたいロケーションの上で再度クリックします。ダイアログボックスが表示されます。
- 必要なカメラを選択して、OKをクリックします。追加したい各カメラに対して、ステップ3~5を繰り返します。
- カメラを一つの、あるいは複数のレベルと関連付けるには、カメラを右クリックし、必要なレベルを選択します。
- 設定を再度クリックし、設定モードを解除します。
もし選択されたレベルが無い場合、カメラはすべてのレベルにおいて確認することができます。